第二行
路頭に迷った私は穢いが
これも人生なのだと思うことにした。
足が根のように張って動けなくなった初めは
どうしようかと思案したものだが、
案外、慣れれば好奇なる人の目など
気にする必要なんてないのだと気づく
君はどうして?そこにいるの?
と聞かれたことがあるが
辞めただけなのさ
と私は嘘をいう
本当はこんなことなんて言いたくもない
とにかく、本当はこの場所なんていたくない
そんな絶望じみたことがいくらか、続いた、
けれど、気づいたのだ、
死のうと思ったときに、
生活の中で死のうと思えば
拳銃が亡くたって死ねるものは幾らでもある
裕福な富裕層は安楽的な死を望めるような薬を処方できる
中産階級は富裕層ほどではないにしろ、睡眠薬を大量に服薬すれば、痛みなく死ねるかもしれない
それすらも敵わなければどこかの建物の屋上で飛び降りるか
とにかく色々、様々な死に方のメニュー表が載ってある
本当に悲しいものだ、
だが、悲しいだけで世界は構成なんて去れていない
世界は凶器と乱舞と喜劇と暴虐、
つまり、混沌とした日常が本当なのだと気づく、
不条理だと感じるのは
あの広告主が条理に基づいて支配していたからだ
だから、私は気づいた時には捨てられていた。
そして、私は気づけば手も動かない
植物のような人間になっていたのだ。
その場から縛られた幽霊のように、
つまり、
私は木みたいになろうとしていた。




