復興のゲテルギウス
2話「バットエンド」
ちょっと暗いがわからないわけではない
寒気と勝負しながら二人は進んで行った
「おいおいw何もなしかよあとちょっとで出口だかよ何も面白味もねーぞ。w」
俺はその時浮かれてたのかも知れない
今引き返せばよかったものを
「なぁー王生なんか嫌な予感しないか?」
「大丈夫だってただの雰囲気さ」
俺は適当に答えた。
ギュルルルルーーーン
上から聞いたこともない音が聞こえた。
「うぁああああ!?」
うるさいとは違い不快な音というか苦手な音だった。俺と黒東はこの音に耐えるように耳に手で塞いでいた。
「お・・・い」
友が必死になってなにか俺に伝えようとした。
「な・んだよ?」
友が顔を下よりに振っているから
下に何があるかを見ると下には僕たちの影が
あるのだが白い光が何故か僕たちの回りにあった。
「な!?なんだ。」
俺たちはの時刻はだいたい夕方だ
それに路地裏はさっきはバカ暗かったのだ。
「な!」「は!」
やがてその光は僕たちを包み視界を遮断した。
….
ーーー星が見える。
「もう夜なのか?」
いつの間にか俺は気絶してて
仰向けになってたらしい
何時間たったんだろうかと
友達に聞いてみた。
「なぁー黒東いま時間何時だ。」
….
「黒東?」
俺は友達の名前を呼んだが返事はなかった。
「俺よりも先に起きて俺を置いて行ったのかな?」
そう思ったが...
あいつは置いていくとか見捨てるとか
そんなことをするやつではないことを知っていた。
だから
「たぶんあいつも気絶してるんだな」
と今さっきまで思っていた。
「さてと友達を起こしますか...」
「べちゃっ」
自身の体を起こそうとしたとき手から気持ち悪い感触を感じた。
「なんか生暖かい液体ぽいのが感じたし気持ち悪。」
そして上から路地の間から月の光が差し込み
自分の手についた液体の正体が分かってしまった。
「え?」
「血...なのか?」
その血は黒く変色していた。
そしてその血はどこから流れ出てきてるのか
流れの元を辿っていた。
自分の右手から横へと続いていた
そして人らしき物が発見した。
「ん?人がいるぞ病院の人に呼んだほうがいいかな?」
….は!
「その時よぎってしまった。とんでもないことを頭のなかで考えてしまったのである。」
「うそだよな頼む神俺は何でもするからどうか違っててくれ。」
俺は自身のスマホを取り出し恐る恐る顔に光を近づけた。
「違うよな、違うよな、ちがうよ...な、ちが..う
.よな、ち.が.う.よ.な、.....」
……
「違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う」
…..
「ハァハ・ハァハ・ハァハ」
あれからどれだけ声を出してたんだろうか
さっきまで月で照らされた道はまた暗くなり
呼吸は荒々しくなっていて
顔は涙で完全に濡れてしまった。
「どうしてこんな目にあってるんだ。」
トントントン
「ん?」
後ろから足音が聞こえてきた
「誰なんだ...」
俺は夜なのでとても不安だった。
だが
「おい少年こんな所で何をしてるんだい
子供は帰る時間だぞそれとも迷子かい?
良かったな警察官がここを見回りにきて..」
警察官か!?ちょうど良かったよ。
その時あんどしたのかも知れない
警察官だからって
だが俺は警察官に顔を向けた瞬間
警察官の顔は険しい顔になった。
「お前は王生という少年か?」
「は!はい」
その時なぜか警察官はなぜ僕の名前を知ってたのか僕はその時分からなかったが警察がある言葉を警察本部に連絡したとき明らかになった。
「こちら警察現在指名手配中の王生容疑者を発見いたしました。今から応援をお願いします。」
「は!?」
俺は突然でわからなかった
何と俺はお尋ね者になってしまったのである。
俺は必死で警察から逃げようとすが
「あ!待ちなさい」
ガシィ
「いってぇえええ」
大人の握力と腕力に子供が勝てるはずもなく
手を後ろに組まされて手錠をされてしまう。
「こちら23時54分東京区新宿え...」
ー痛いけど視界がぼやけてきた...
な.んで...だ。
「ガクリ」
警察がこうして本部と連絡してる時また
気を失ってしまった。
だい3話へと続く