表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/2

するとまた着信音。


俺が放置していると、携帯に触っていないのに、電話がつながった。


「私、シュワワちゃんエクストリーム。今、○○にいるの」


携帯に耳を当てていないのに、声がはっきりと聞こえてくる。


ご丁寧にいつの間にか、スピーカーになっているのだ。


今度のシュワワちゃんは、なにかしら得体の知れない力を得ているようだ。


俺は正直怖くなってきた。


――電源を切れば、大丈夫、大丈夫。


俺は携帯の電源を切った。


しかしまた聞きなれた着信音が。


見れば電話がかかってきているというのに、画面は真っ暗だ。


どう見ても電源は切られたままなのに。


それなのにつながったのだ。


「私、シュワワちゃんエクストリーム。今、あなたのアパートの前にいるの」


俺は携帯を鷲掴みにすると窓を開け、携帯を外に放り投げた。


ここは三階だが、なにかまうものか。


すると着信音が鳴った。


今この部屋には携帯はない。


だというのに何もない目の前の空間から、着信音が聞こえてくるのだ。


着信音が途絶え、あの声が聞こえてきた。


「私、シュワワちゃんエクストリーム。今、あなたの後ろにいるの」



        終

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ