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第1話『始まり』

「痛ッて……」


 軽い痛みを感じ四季ユウトは目を覚ます。


 ――ここは…?


 周りは明るい。視界は良好。

 あたりを見渡すと、完全にさっきまでいた場所とは違う。

 異世界?並行世界?にしては……


「やたらと近未来的だな!?」


 異世界ってのはもう少しファンタジーテイストな世界なんではないだろうか? 周りにはファンタジーとは程遠い世界が広がっている。なんかもうやたらと金属が多い。それと電気も多い。ここ異世界じゃなくて未来なのか?

 などと考えながら空を見上げてみると、…もっとわからなくなった。

 上空には島が浮いている。あれが()に聞く浮島ってやつだろうか?


「あそこはファンタジーなんだなぁ…」


 ――まぁ、ここがどこなのかしばらくしたらわかるだろう。


 そう楽観的に結論付け、辺りを探索すべく立ち上がり、歩きだす。

 自分の服装が変わっていることにも気づいたが、今は気にしないでおくことにした。


 ――――――――――――――――――――――――


 しばらく歩くと、なにやら話し声が聞こえる。


 ――ここの人たちだろうか?


 この場所について聞くべく、近づいてみるとなにやら様子がおかしい。


「お前もここに来てたのか、てかなんだよその派手な服!」

「そんなこと言ってる場合じゃないだろ!?まずここから帰る方法を探さないと!」

「どうやって?ここに来た方法もわからないのに?」


 だいたいわかった。この世界に来たのは自分だけじゃないらしい。


 ――――――――――――――――――――――――


 ほかの人たちの話も――盗み――聞いたがここの住民らしき人物は見つかっていない。


 ーーこれ異世界とか並行世界なのは間違いないだろうけど、普通と違うな。


 そんなことを四季は思う。

 彼の言う普通とは、アニメやライトノベルなどの設定の話である。それらの作品での転生とか転移とかいうものは、だいたい1人だけである。ゲームに閉じ込められる系なら多人数の場合が多いが……


 ーーこんなゲーム、知らないな。


 俺は、最近よく見る異世界転生ものとはちょっと違う状況に巻き込まれたらしい。

 とりあえずもう少し辺りを探索してみることにした。

 

 

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