008.ギルマスワークス本編断章1『ツンドラマーチ』
舞踏の月2日、つまり紛争の道での戦いで散々敵国人を無双したノーザンライツ達が「ご飯食べるから帰るね。」と言ってマッスルポーズを取りながら走り去った後の時間。
その廃人集団の撤退に合わせて自分達も撤退した。無理にに粘ってスキル上げするより、ちゃんとした時間ご飯食べないと親に叱られるからな!
ロドリコが嫌な独り言を呟く「廃人はおまるやオムツやウィダーで常に戦うって空想だったんすね。」と。
「ウィダーは高いからカロリーメイトの方が良くないか?」と自分しょうがなくそのボケに合わせてやった。
撤退後に味方の不落要塞へ戻り安全にログアウトし各々で夕飯を食べに行く。ネットゲームを始めてから食事をたいらげる時間が異様に早くなった気がする。
親には「ちゃんとゆっくり、噛んで食べなさいと。」とよく言われる、最近は妹も食事が早くなっているので自分は内心でほくそ笑む「かかったな愚妹!」。
しかし、ギルマス曰く「よく噛んだ方が満腹中枢を刺激して腹持ちが良くなるから夜食に手出しが減って太り難くなるぞ。」と言い次に「もし夜に腹が減って、時間があるなら熱いノンカフェインの飲み物を飲め、相当空腹をごまかせる上に太らないからな。」との相変わらずあの人は盤外戦のプロである。
つまり、早く咀嚼しろという事か。
夕飯を早押しクイズの如く終わらせてからウキウキと自室のベットへ寝転がり、足にフットペダルキーを合わせ、頭にHMDをかぶり、ハンドコンソールへ指を通しマギラ2を起動し、顔認証と虹彩認証をパスしログインを果たす。
ロード画面の直後に目の前でロドリコが踊って待っていた、メシ早い!あざとい!執念深い!
「おかえりなさいっす先輩!」と元気良く挨拶してくれるも、
「お前ご飯ちゃんと食べたの?早すぎない?」と心配を兼ねた質問をする。
「うっす、でも親はもっと早く食べるっす。定食を47秒でたいらげた記録のある家系っす。でも大食いは無理っす。」というよく分からない返答が来た。
その後二人はギルドホーム広場へ戻り、安楽椅子に揺られながらスキルを確認しようとしたら安楽椅子20個が全てがギルドメンバーにより着席されている。
立ち話は情緒が無いので奥の会議場へ向かうもそこも満席だ、ギルメン一同が集まっている、これを意味する事は一つ、何らかのレイドイベントの準備だ。
「先輩が来るちょっと前にギルドチャットでウォーデルタに皆で行こうってギルマスが言ってたっすよ。」ロドリコがそこへスーッと素晴らしいタイミングで補足を入れてこれはありがたい。
しかし、そうなると少し困った事が起こるな。
「ロドリコ、ウォーデルタには一緒に行けるが同じグループにはならないかもしれない。」
ロドリコは目をパチクリさせて「なんでっすか、ボク先輩と一緒がいいっす。」とひしと『抱きつく』エモーションを空中にした、エアハグである。
少し言葉を濁して答える「あの、その、なんだ実は俺、親衛隊なんだ。だからギルマスの率いる12人レイドに入るんだが、親衛隊は11人で固定であまり欠席が出ない。つまりお前は別の永久凍土グループになってしまうかもしれない。」と苦虫噛み潰した様な顔をして説明する。
それに対してロドリコは「嫌っす、先輩と一緒じゃないとイヤイヤイヤーっす!。」と叫び、モーション『駄々っ子』をし出した。
その状況を生暖かく見守っていたギルメン達の中から声を掛けられた、三賢人のキールさんだ。
「私の代わりにロド君を親衛隊枠に入れると良い、今日は喉が痛いのでな。それに、たまには野良の扇動も悪くない。」という言葉を頂いた。これには甘える事にするが、お礼を述べなければならない。
「キールさん、ありがとうございます。ロドもちゃんとお礼を言うんだぞ。」
「ありがとうキールさん!」とロドリコはペコリーと『頭を深く下げる』モーションをする。
この賢人は「なんのなんの、スカルド(戦闘バード)1減って苦しむのは別に私じゃない。」と怖い返答をニヤリとした顔で言った。
事の次第を見守っていたギルマスからレイドグループ参加要請が二人に来た、何にでも首を突っ込む気質のギルマスが会話に加わって来なかったのは恐らく『外交中』だったのだと思う。
戦争前には最大手ギルドのギルマスはゲームが別物になる、MMORPGから戦略シミュレーションゲームになるのだ。今ギルマスはすごい量の個人チャット(ささやき)と外部VCツールを使い分けていると思われる。
その間にチビパンさんやキールさんと言った幹部連中が相談をし「私はいつも通り切り込み隊を選抜する。」とか「私は今回野良募集をしてサクラに徹する。」等と話し合い、ギルド内だけで6レイド72人の戦闘集団が結成された。今日は平日な上で戦争嫌いの人間を抜かし、これだけ身内が集まれば御の字だ。
現実午後8時、72人がウォーデルタ地帯の中央にある皇帝城の西にあるズッタンファステ(時空神を称える城らしい)へ転送用施設を使い飛び、集まる。
大人数で一気にそのお城へ転送したので回線がやや安定しなくなるが(2人近寄ってきたら0.1秒くらいラグるくらいなのだから72人は相当の読み込みがある。)脱落者(回線落ち)も出さずに集結し、その城の門を出て一同は西へ向かう。軍団が向かうその先には両国因縁の戦地であるトゥースー川とそこに架かる橋がある。
以前コラーダとの戦いの時は複合召喚魔法のマジカルラダーで渡河をしたが、今回は正面切って公式にある橋から攻め上る様子だ。
橋の周辺ではいつもの様に両国民が数十名程度で戦闘を繰り広げている、ここは24時間一日中戦闘が起こっているとも言われている両国PvPマニアの遊び場である、その牧歌的な殺し合いフィールドへ一つの塊としてギルド永久凍土72名が一気に押し寄せた。
敵は「東方の増援が来たぞ、大臣と王を呼べ!」と叫びながら足止めスキル系の罠、マキビシやアローレインといった妨害行動に切り替える。敵のタンク達が全員攻撃モードから挑発スキルを乱発し肉弾の集団足止めに徹する。さすがこの遊び場に篭っているタンクだけあって敵ながらあっぱれな硬さであったが、よく訓練された72人の前には無敵系スキルが切れた瞬間に轢き殺される。
ギルドは西方人達を蹴散らし、橋を突き進み、それに付随する砦とレイドボス守衛をあっさり踏み倒しし、更に西方にある川下の城へ肉薄する。
その時に大きなラグが起こった、このラグに対しては回線落ちが味方から数名出たくらいだ。つまり、72人くらいの集団が更に追加で動いたという事になる。
敵の城門よりワラワラと西方人が打って出てくる、その中にピエロの様な格好をしたキャラクターが先陣を切る、西方ギルド『ピータンパーズ』がギルマス『にょっきり大臣』だ。
ピエロは狂ったような叫び声で「カラシニコブゥ!毎度の事とはいえ、我々のPvEレイドファームを邪魔する時間を狙ってくるんじゃぁないですよー!」と非難して来るが、それに対しウチのギルマスは「コアタイムにPvEなんてすんなよ!こいよ大臣、黄色装備なんて諦めて掛かって来い!」と、まずはプロレスとか舌戦とかそういう掛け合いから始まるのがこのゲームのブームらしい。
大臣はちゃんとそれに合わせて「野郎!ぶっ殺してやる!」と言いながら城の外壁上に配置した兵器達、火炎強弩、遠投投石機、投石機を限界数まで設置し大臣の号令での一斉射撃を加えてくる。
その後に大臣自身とその取り巻きであるピータンパーズは門から密集隊形で出撃しこちら集団に対して防衛しながらの遠距離攻撃で牽制を開始する、敵が城に篭らないで打って出て来た理由は味方のバリスタ等の兵器攻撃を当てやすくする為、つまりあれは囮の部隊だ。
しかし、こちらは後続からキールさんが扇動した野良レイド達が集まっていて数はやや有利、
戦況は西方約100vs東方約120、毎度お馴染み地獄の城攻戦が始まる。
兵器系武器はダメージ計算が特殊なので受ければ属性耐性に関わらずMPが低い順に倒れていくが、その戦法にこちらも慣れたものである。
戦術10スキル『警戒』(周囲の味方兵器被ダメージ減少)と戦術スキル『方陣』(10秒間グループ被ダメージ15%カット移動速度-30%)と音楽、光神魔法を駆使しながら敵の兵器攻撃を耐える。勿論、緊急回避も怠らない。
この戦いに野次馬根性で集まって来た統制が無く補助のかからない味方の野良やソロプレイヤーはこの敵の兵器ダメージで倒れていくが、統制と訓練の取れた戦力はその程度では沈まない。
自国からも遠投投石機による敵の城外壁への攻撃が始まったが、ウチのギルドはそれを囮にして、敵城の外壁真下へ半数が張り付く。それを見てにょっり大臣は「クッソゥ!」と言いながら城門内へ素早く逃げ込む、指揮官が真っ先に倒れるのは愚策中の愚策なので、その判断は正しい。
そして、ギルド集団は調子に乗って出てきた城門前の敵を真下からと斜め前からの魔法や弓矢で集中的に掃除し。攻城兵器の屋根付き城破槌を構築。味方の野良投石機を迎撃する為に手薄となっている表門へその振り子エネルギーから繰り出される槌の攻撃を加え始めた。
ドッシンドッシンと城門を金属カバーの付いた丸太がリズミカルに叩きつけられて城門の耐久力を確実に減らして行く。
このラムに対しては熱油という熱した油を城門上から真下にダバーっと掛ける防衛兵器がとても効果的だが、敵勢力が既に『城で展開出来る兵器数上限値』までバリスタ等を出しているのでこの手の攻撃に予め対策が出来ない、あいつら頭悪いから優先順位とか保険的戦術が分からないんだよな。
味方の野良レイド達はトレブシェットで外壁を攻撃し、敵の兵器攻撃と矢弾魔法投擲を受け持ち、その間に我々がラムで城門を削り始めるも、あっちもさすがに人間様である。すぐにこちらのラムへとすごいダメージが出る熱い油が降り注ぐようになった、対応が遅いか早いか評価するには微妙なタイミングで出てきたなあ。
ギルマスはそれを見て戦術を変更する様だ「暗闘天然部隊、陽炎、行け。」と短く伝える。暗闘は緊急ステルス化やバックアタック特化であり、天然は90スキルで城の外壁を登るスキルがある。敵の守りが兵器対策に集中したならばこの手以外で攻める場合は時間をかけるしか手が無くなる。
跳び陽炎はギルマスから離れる事を極端に嫌う人だが、今回は「御意」と答え、暗闘天然部隊達と天然が90に達成していない者は味方の弓スキル100『岩通し』(城壁や崖、木に矢の足場を作る、物理防御貫通攻撃)で作られた矢の足場を登り、ステルス系スキルを常に使いながら城壁の中へ消えていった。
この集団は『内部からの開門』システムを使う為の部隊である。これは守りやすく攻めにくすぎる城の外壁へ対する攻め手側への救済措置である。
自分のログに暗闘部隊が取ったと思える殺害報告が表示される、さすがに陽炎さんでも不殺開門は無理だったか、ラムとトレブシェットと暗闘部隊の同時攻撃により敵の城外壁は確実に制圧へと向かっている。
しばらくすると城門が内側から開き、それとほぼ同時に味方からのトレブシェット攻撃による城壁破壊が成功した様子だ。城へ攻めるなら戦力を片方だけに集中した方が良いのでは?と思われるが、進入路が一つしか確保出来ない場合は攻め手にはとても困る状況になる、それは外壁を破壊し勇敢にも突撃して行く野良集団を見ればわかる。
その城壁破壊で作られた狭い通路では敵の兵器攻撃や範囲スキル攻撃の良い的になるのだ、俗に言う十字砲火点と呼ばれる現象である。
古来より現実の歴史でもこのパターンはよくある、せっかく外堀や外壁を攻略したと思ったら入り口には射撃の雨がこんにちは、死ぬがよい。
その間に永久凍土の正門に突撃をしかけるが、その瞬間、この正門へ向かって城の本丸内から一騎、仮面を付けた戦士を先頭に射撃部隊と思われる一団が一斉に打って出て来た。
その末期のピカソの様なデザインな仮面を口元だけ見えるようにしてかぶり、全身白と銀で染められた武装と白馬に乗った騎士。
こいつは西方最大ギルド『いんぺりある苦労する』のギルマス『La-Ryo-O』である。こいつは廃人ギルド『ノーザンライツ』の次に皇帝に近い、というか過去に何度か『皇帝』に就いた事がある伝説のプレイヤーな上にルックスもイケメンらしい。無論、個体性能もクソ高い。その設定ずるくない?
La-Ryo-Oは無言でこちらの集団へ突進してくる、しかしこちらは戦術スキル『中央突破の陣』と音楽スキル『スピードオブサウンド』を発動しているのでその進撃は止まらず。そこへLa-Ryo-Oが正面から衝突する、例え純タンク職であったとしても、ウチの精鋭集団の攻撃をどうしのぎきるかと思えば、後ろからの援護射撃とLa-Ryo-O自身の気持ち悪い動きの盾スキルと緊急回避により味方見事には肉弾足止めを食らう。最前線でその化け物に仕掛けたチビパンさんが舌打ちをしてから「面倒臭いな。」と呟いた。
そして、La-Ryo-Oがその白銀の甲冑姿を突如として蝙蝠の群れへと変じた、お前も吸血鬼か。それを見た永久凍土の精鋭達は蝙蝠の群れより一斉に距離を取り、回り込む様にして敵後方の王様親衛隊へ襲い掛かる。
しかし、ある程度の攻撃職の攻撃はLa-Ryo-Oや敵のタンクによる挑発によりターゲットを逸らされる。こちらも敵の痛そうな攻撃はタンクが挑発で受け持つ。敵でDPSが高いキャラは名前で暗記しているというのがPvPにおけるタンクの仕事の内の一つだ。
沈む気配の無いLa-Ryo-Oには切り込み隊長のチビパンさんが「やあやあ!我こそは東方の戦士、チビパン!La-Ryo-Oとお見受けする、一手ご指南願おうか!」とタイマンに持ち込もうとしている。
そしていつもの泥沼の戦いが始まった、西方は本丸からの支援射撃もあるが東方も今では外壁を占拠したので双方から兵器や射撃が容赦なく飛び交う。
そこでついに、画面に堂々と
<カラシニコブが戦旗を掲げた!>
という表示と共にギルマスはとあるメロディーを演奏し始めた、それはスキルの演奏ではなく楽器を持っている時に『自分の好きなメロディーを出せる』というJ○SRACへ宣戦布告をする様なシステム。
そしてその前奏に合わせて永久凍土のギルメン達が『盾を叩く』『地を打つ』のエモーションをドンドンドン!ドンドンドン!と鳴らし始め。
そのギルマスが奏でる旋律に合わせて親衛隊が突如『歌いだした』。
「「わーれらが国ーは世を染ーめるー♪果てーまで挑ーみじゅーりんするーぅ♪サァバァじゅうーにおーうかーするー♪とうほーよー斧ーよ、ひーがしの猛者ぁよ!」」
その声に呼応してギルドメンバー達が見るからに本気を出し始めた、高級なポーションを飲むエフェクト、クールタイムの長いスキルを出し惜しみせずに、そこへ復帰してきた味方の野良レイドグループやソロプレイヤーも我々が切り開いた血路である正門から侵入を果たす。ドワーフが奏でる旋律は続く。
「「わーれらが国ーはかーわを越えー♪おわーりの日まーでじゅーりんするー♪サァバァじゅうーにはーたをあっげー♪とうほーよー、無双のせーんし達よォ!」」
その状況を不利か狂気と見た『いんぺりある苦労する』達は本丸内へ撤退を開始する。
(切り込み隊コーラス)<<わっれーらの戦友よー運命にあらがーえ!パッチ、クソー仕様になーげきくれるーな!>>
<<hey!hey!heyheyhey!>>ロドリコが楽しそうにハミングと囃子声で追従する。
敵城の本丸門へ味方のラムが向けられ動き出す、阻むものはもはや本丸内からの射撃と熱油と側面からのしょぼい暗殺攻撃だ。狂歌は続く、それは全てが死に絶えるまで歌うのだろうか。
「「こーの世のすべてーがさーけんでっるー♪わーれらーが祈りーをつーたえーたいー♪どーうし達ーのおーたけーびだー♪世かっいよーいくっさーよすーべてーを焼けーと。」」
「「ひーがしーの国ーはつーきすーすむー♪わーれらーの望みーをうったえたぁい!おーどるものーのきょーうせーいだー!せかっいよーいくっさーよすーべてーを焼けーと。」」
<<ウラ!ウラ!ウラァ!ウラァ!ウラウラウラウララァァ!!>>
城内より叫び声が聞こえる「復帰組みが来ないよ!?どうしたんだい!」「大臣、復帰組みはゴリラ達の復帰狩に合っています!」「なんであいつらが防衛以外で表に出てくるのか!カラシニコブめ!手を回したな!」
<<ウーウーウーウー♪>>
「「わーれらが国ーは世を超ーえるー♪そーれは羆ーのごーとーくー!ちいさーきものーもこーえあーげよー!!われーらー東方は炎のごとーく!」」
本丸の門が破られる、東方の戦士達が一斉に突入を殺到する。熱湯、マキビシ罠魔法、召喚された獣や人骨の兵団、それらの妨害を踏み潰しながら東方の軍団は突き進む。
ただただ突き抜ける、敵の増援や復帰、蘇生はその楽団に妨害の限りを尽くされ倒れていく。それは外交と戦略と戦術と狂乱による魔手と言える。
「「わーれらが国ーは世を超ーえるー♪そーれは羆ーのごーとーくー!たーめらーうものーもこーえあーげよー!われーらー太陽がのーぼーるごとーく。」」
敵城内のレイド防衛NPC達が轢き殺される、大広間も玉座も何もかも蹂躙される。かくして川下の城、ロゥスゥファステは陥落した。
戦いは続く。
<<ウラアアアアアアアアアアーー!>> という叫び声に包まれた軍団は城内に留まる事をしない。
そのマーチは何処まで続いて行くのだろうか。
設定
・J○SRACへ宣戦布告
ゲーム中に楽器を使い演奏出来るシステム、マ○ノギやTL○Roで見た。海外ゲーは強いなと思った。
・突然歌いだしちゃう人
ボイスチャットが普及し、ネットゲームも北米や日本韓国ユーロ圏に限らず、台湾中国ベトナムタイ南米へと普及している。そうなるとお国柄と言うものが見えてくるが、最近では突然歌いだす人間が増えてきている。中国や南米のプレイヤーがよく歌う。日本人はシャイだし家の壁が薄いからあんまり歌わないね。インドにもネットゲーが広まったらダンスモーションがすごい増えそう。
史上最低の設定と後書き
・おまるやオムツやウィダーで戦う者達 <<警告!これは史上最低クラスのTipsです!!>>
長い拘束時間を求められるコンテンツにはトイレや食事は死活問題である。筆者も15年程昔に一度ボス戦で3時間かかった時に2Lボトルに小用を足した事があるが、散々我慢した後の膀胱の中の尿は2L以上である、「あかん、もれちゃう!」と思いながら近くにあった空の2Lボトルを急いで入れ口をカッターで加工し、人生最上位の苦難を乗りきった事がある。
よくフィクション作品で尿ペットボトルの表現があるが実際にそれは不可能である、だってチ○チ○が入らないんだもん、ボトルの穴。ジョーゴでも使うの?たぶん排出量にジョーゴの穴がMADMAXやぞ?
大きい方は「お尻を鍛えれば9日は我慢出来る。」と筆者は言うが、ただの便秘である。
廃人でもちゃんとトイレは行く、めっちゃ済ますの早いけど。
空腹はリアルモチベーションポイントを落とすので、筆者の横にはいつも非常食が置いてある。
余談、長いクエスト中に仲間がボイスチャットONにしたまま「トイレいってくる!」と言って廊下と階段をドドドドド!とすごい速さで駆ける音をマイク越しで聞いた時は和んだ。
・ツンドラマーチ
ギルド『永久凍土』ギルマスのカラシニコブがトチ狂って始めた習慣、これを歌いだしたらギルメンは全力で戦い撤退行動は禁止となる。オールハンドゥガ○○レード!
メロディーはレッドア○ート3のソビエトマーチで合うはず。