表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

雪国の物語シリーズ

雪国の雪原

作者: choco♪

 ここは、ある雪国のとても広い雪原です。周りを見ると、雪、雪、雪…、という、銀世界なのです。


 この雪国に住む友達が、風邪をひいてしまったため、優香ゆうかはお見舞いに行きました。…しかし、大変なことになってしまいました。

(ああ…。私ったら、なんてドジなのかしら。こんな広い雪原で、迷ってしまうとは……)

 そう、優香はここで道に迷ってしまったのです。友達の家は、この雪原の近く…、雪原を越えたところにあるのです。

「あっ、何かしら、これ…?」

 優香は、足跡の様なものを見つけました。それは小さな、まるい形のしたものです。優香は、それを小動物の足跡と思いました。

(とりあえず、追ってみよう。…この足跡が、雪原の外に繋がっているかも知れないし)



「はぁ、はぁ…。疲れた…。」

 途中、優香が弱音をはきました。曲がったり、少し途絶えたりしながら、小さな足跡が続きます。

「え…、こんなところに行っているの?」

 ついには、暗い洞窟の中に続いています。洞窟の中は、手前の方に雪が少し積もっていて、足跡がくっきりと残っていますが、遠くにはありません。優香は、入ってみました。



 洞窟の中は、細長い1本道です。コウモリが出るわけでも、狭いわけでもありません。どんどん進んで行くと、行き止まりにたどり着きました。

 その行き止まりに、足跡の犯人が居ました。足跡の犯人…それは、真っ白く、耳に赤いリボンのつけた、1匹のウサギでした。

「あなた、だれ…?」

 と聞いたのは、優香ではありません。その声の主はもちろん…、

「う、ウサギが喋りだしたわ!」

 そう、ウサギです。

「わたしが、しゃべるって…、おかしいこと?」

 優香は、少し悩んでからうなずきました。それを見ると、ウサギは色々なことを優香に教えました。

 自分は、産まれてからずっと人間の言葉を話せること、自分の母親も父親も、1度も目にしていないこと、この雪原から出たことの無いこと、この洞窟で産まれ育ったこと…。

 「…成るほど。あっ、そういえば、貴方あなたの名前は?…私は、優香。」

 と優香が聞くと、ウサギが答えました。

「わたし? わたしは…、アイネ。」

「アイネ…か。良い名前ね!」

 優香はそう言い、笑顔になりました。

 優香が「もう帰る」と言おうとした時、アイネが言います。

「あの…。たのみごとしても、いいかな…?」

 優香は、うん、と言う様にうなずきました。アイネは、洞窟の奥へ行きました。


 数分後、アイネが帰って来ました。

「あの…、これ、見て。」

 と言い、優香に見せた物はバスケットです。中には、林檎リンゴ1個と苺2個が入っています。

「これ…、わたしのたべもの。でも、もうすぐ…なくなる。

 だから、ゆうかに…とってきてほしい。」

 優香は、少し悩んでから、返事をしました。

「うん、いいわ。」

「ほんとに……!?ありがとう!」

「じゃあ、私は帰るわ。またね、アイネちゃん!」

 と言って、優香は洞窟を出ました。



 …そうして、優香はアイネのために食べ物を持って行きました。果物だけで無く、お肉やお魚、お茶などの飲み物もです。 また、優香の友達は優香のお見舞いにより、だんだん治っていきました。その友達とは赤い眼鏡をかけた女の子、名前は曖音あいねというのです……。

最後まで読んでくださり、ありがとうございます!!

下手ですが、これでも頑張った方なんです…。

ぜひ、評価やコメント、レビューをして下さい。これからの、小説作りの参考にしますので!


【曖音⇒ウサギ】【ウサギ⇒曖音】

どちらが当たりか…は、続きを見てください!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 文章からイメージしやすいし、分かりやすくておもしろかったです。 [一言] 曖音がウサギに姿を変えて会ったということなんですかね
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ