うわーん、行かないでぇー!
先生は少しだけ取り乱していたけど、
授業をすぐ再開させた。
さすがです!先生ー!
その後の授業は、魔法の基礎で、
魔法が、どんなことに役立つのか、役立てるのかを教えて貰った。
いや、もうすっごい楽しかったー!
あの歴史とかに比べたら、まだましだ。
それにしても、今日は、とっても良い天気だなぁー。
今はまだ12時。まだお腹も………
グゥゥゥ
待って、私そんなお腹空いてた?
そして食い意地はってた?
わっかんねぇモンはしょうがねぇ。
うーん、今の言葉も封印かなぁ。
いかつすぎ。
しょうがない。シュリーを呼ぼう。
折角天気がいいのだから、外でピクニックだ〜!
▽▽▽
急いでシュリーに料理を作りに行ってもらっている
(絶対シュリーは作ってないが…)うちに、座る所を探す。
ないなぁー。良いとこ。
父様と母様なら知ってるんだろうか。
まぁ、知ってんだろうなぁー。
そう思いながらふらふら歩くと、
誰かにぶつかった。
「きゃあ、ごめんなさい。ってお母しゃま?」
待って、なんで愛しのお母様がいんの?
母さんは悲しそうに笑った。
私は本能で察して、すぐに母様を止めた。
「やだ!やめて!行かないでっ」
▽▽▽
さて、どこから話をしよう。
さっきのは語弊があり過ぎたんだよねー。
うちの家系は代々、外交を中心に国を支えてきた。
だから、父様と母様は、外交官として、
他の国や他の領土に行かなければならない。
面倒くさっ!リモートがあればなぁ。
コホン。だから、両親はしょっちゅう留守なのだ。
ええー。 かなっし。
今回も会うの6か月ぶりなのにぃー。
▽▽▽
「大丈夫。今回は余り遠くには行かないわぁ。
遅くても3か月しかかからないの。安心して。」
母様が優しく言う
やったー!なのか?
まぁいいことにして、
お食事が届いてるぅー!
シュリー!(作ってないけど)ありがとうー!
ナイスタイミング!
後は母様も巻き込んで……。
「おかあしゃま。いっしょにたべよ!)」
母様は嬉しそうに笑って今日の昼食を食べ始めた。
うーん。家族揃って(ないけど)幸せ!




