ステキなステキな魔法学!
朝起きて、鏡を見る。
やっぱ私はソフィーレ……略してソフィだ。
なーんだ。夢かと思ってたのにー。
ちょっとがっくりしながら、シュリーを呼んだ。
「はーい、お嬢。あれ?今日、早起きですね」
まぁ、中身、変わったからね。
そんなことより……………
すごい今日の朝ごはんが楽しみ!
すぐ着替えて、すぐ髪とかして、
はいっ!完成!
「お嬢、慌てずに。今日の朝ご飯は、
チーズハムエックサンドとなっております。」
おおー。これは美味しそうだ。
チーズハムエックサンドを口につめて、
もぐもぐごっくん。はい終わり。
はぁ、今日も勉強かぁ………。
▽▽▽
「はい。じゃ、今日も勉強やってくぞ。」
〜2時間後〜
「終わり。休憩時間な。
待って、全然、これっぽっちも楽しくない。
1時間目と2時間目は国語と歴史で、
全然楽しくなかった。
シュリーに紅茶を頼んで、ゴクっと飲む。
あぁ〜うめぇ。
これがないと生きてけない〜。
うーん、ちょっとこのセリフは封印かなぁ。
なんて考えているうちに、休憩時間が終わった。
先生が入ってくる。
「おーし。じゃあやるぞ。」
はーい(心の中)
「今日は、自分の属性を確かめるぞ」
はーい(心の中)
って何それ(心の(以下略)
「なんですか?それ?」
先生が取り出したのは、ひとつの水晶玉だった。
「これに手をかざせ。人には、属性と、自分のスキル………、
要するに、自分しか持っていないランダムな能力がある。
それを見るための水晶玉だ。手をかざすと、
2つ、離れて文字が写るから、それを読んでくれ。
ほら、こんな風に………。」
そう言って、先生は、手本を見せてくれた。
先生が手をかざすと
紫色の水晶玉に、白い、
「風」
という文字と、
「スキル:教え」
という文字が浮かび上がってきた。
へぇー。先生、教えんのがスキルってことは、
教えんの向いてんじゃん。
まぁ、そんな人の話はどうでも良くて、
私もやってみたい!
そう思って手をかざしたのだが、
え?なんも出てこん。
先生も困り顔だ。
あ、待って、薄くだけど、出てきた!
なんて書いてある?
「おまえ、これ、なんて書いてあるんだ?
読めないぞ。全然。
しかも、ひとつしか書いてねえじゃねえか。」
しばらく考えていると……
あ、分かった。
これ、日本語だ。
よく読むと、チートって書いてある。
へ?チート?マジで?
待って、これ、やばくない?
凄い嬉しい。
先生はすごい慌ててるけど、
私は反対に落ち着いていた。
この能力、どう使おうかなぁー。
先のことを考えて、とてもワクワクした。




