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うわぁ、この学園、ひろいなぁー

 どもどもどーも!ソフィーレです!


はいっ、ただ今、トルファン学園の初等部寮にきておりますっ!


寮は広いな大きいな。

なにをしようか……。


今日は、母様と父様が寮に行くのに付き添ってくれたので、楽しく寮を見学している。

普通の貴族は見学しないのだが、私は別だ。


理由は……。


まぁ?寮とか?入って?みたいよね?って言う訳だからだ。


人生で一度も寮なんて見たこともないし入ったこともないので、興味があるのだ。


寮は普通、平民や下級貴族が入るものであって、私達が入るものではない。

そこが悩ましいところなのだ。


まぁ多分、入らないと言うか、入れない。

しょうがない。


仕方なく諦めて、学園の方に行く。


そこで、最悪な出会いをしてしまった。


▽▽▽


「ちょっと、そこの貴方、どんな教育されてきたのよっ!」


私を怒鳴っているのは金髪ドリルのカルレット・シャーリィ


わかんないけど、多分侯爵家の人間だと思う。


若干苗字が中国風なのは、私の家、リュンリィ公爵家の忠実なる僕と言うのを表している。


まぁつまり、階級は、遥かにこっちの方が上なのだが……。


呆れてまうで。


自分の名前を先に名乗らないだけで、下だと決めつけて見下してくるなんて……。


この国では、常に、“相手の気持ちや空気、心を読むように”と言われている。


挨拶する時、階級が上の位の方から挨拶するのがいい例えだ。


普通は逆だが、上の階級の人が先に挨拶しようとすることで、

相手の階級を考え、空気を読むという芸ができるようになるのだ。


空気読めないなぁ〜。


こらっ、父様紹介しちゃうぞ!

まぁ嘘だけど。


とりあえず挨拶しとくか。


「あら、カルレット様、ごきげんよう。何か用でしょうか?」


「あら、じゃないわ!私が挨拶したのだから、そっちも挨拶しなさいよ!」


イラッ。


「貴方が先に名前を言ってしまわれたので、もう私は言えません。それでは。」


「ちょっと、待ちなさいよ!」


ッハ、所詮赤子のお喋りよ。

私の最後の、“私の方が貴方より階級高いのに先に名前言われて呑気に名乗れないだろゴルァ”って言う嫌味にも気付けないんだから。


そのあと母様と父様に合流し、仲良くご飯を食べて帰った。


▽▽▽


「それにしてもソフィちゃんはすごいわねー。」


母様が呑気に言う。


「へ?なんのことでしゅか?」


ぶりっ子ぶります!


「スキルと魔力と属性よ!属性を持たない人を貴方以外で見たことないわ!」


まじですか?じゃあ目立っちゃってんじゃん。よかれよ思ってやったことなのにぃ。

属性持ってるよって言うか。


「母様、計学の中に、水属性が含まれていましゅよ!」


「あら、そうなの?じゃあ登録し直しておくわね〜。」


母様は規格外なだけに、そういうとこには寛容だ。


いい親ゲットォ!












う〜み〜は広い〜な〜大き〜いな〜。


最近これにハマってます。

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