学校が4歳から始まるなんて聞いてない!
今日もまたがっくり………。
まず一つ目!
あれ?悪役令嬢のソフィーレがヒロインから取り上げた商業って、
お菓子関係じゃ無かったっけ………………?
もしヒロインが私みたいに転生者だったら訴えられるかも……。
まぁ訴える権利は平民にはないわよ!おっほっほ〜!
そして2つ目!
私は今、トルファン学園初等部の試験を受けている……。
え?なにこれ。難しすぎニダ。
こっちに転生して来てから、中学の方程式とか忘れちゃったんだよね…。
豆知識を1つか2つ受け継いだくらい…?
まぁきっとそのうち思い出すでしょう!
初等部は4歳から通えて、12歳になったらそのままトルファン学園に入れるのだ。
まぁ少しの試験は必要だけど……。
コホン。えっと、ここの問題は…
ートルファン学園に王太子がいらっしゃった時の対処の仕方を書けー
はぁ?遠回しに言わなくても、アレン様だって分かるよ。
いくら身分は関係ないと言っても、礼儀は弁えなければならないし、
下級貴族や平民が軽々しく話しかけていいわけではない。
えっと、出来る限りの礼を尽くし、ご不快にならない様に配慮する、と
おっけー!
これを3歳に聞くとか……。
▽▽▽
国語と歴史はギリギリだと思うが、数学と科学は大丈夫だったと思う。
おっと、多分これから教科の名前は国語、算数、理科、社会になる。
バレないように気を付けなければ。
魔法は、やはり水晶を使って行った。
私のスキルが読めないもんだから、神官様は困り顔だ。
だから、これは計学でしゅよ!と言っておいた。
計学は意外にも珍しかったようで、皆瞠目していた。
うちの母様、多分相当のチーターだな……。
試験が終わって、家に帰ると、料理人たちがケーキを作って待っていた。
さすがうちの天才料理人たち!
すぐ習得するなんて!やばすぎンゴ!
あれ?既視感………。
古いね。やめよ。
いちごの乗ったショートケーキだ!メモを読んでくれたのか!
一口食べる。
んんー!美味しいー!
ほっぺた落ちそう!
ケーキのスポンジがほわぁっととろけて消えて行く!
これは売れる!レパートリーを増やして売ろう!
決定!