第6話・新たな罠?
反ダークラ勢力が結成されたことにラグリアスは驚いた。
ラグリアス
「ダークラを倒すだと?ええい、オオカミオはまだダークラを倒せていないのか」
ゼブラス
「落ち着いてくだされ」
妖魔研究長・ゼブラスがなだめた。
ゼブラス
「なぜ、反ダークラ勢力に味方しないのです?」
ラグリアス
「ダークラは私の軍の力で倒す。そして、魔界の住人や、地獄の悪魔も我が支配下に置く」
ゼブラス
「ならば、奴らに混沌を見せつけましょう・・・。私の作り出したロボット兵器・ミレンに活躍してもらいましょう」
ゼブラスはミレンをごまちゃん宅急便に託した。
ゼブラス
「この人形を・・・、アーサーという奴に送ってくれ」
ごま
「ああ、わかりましたよ」
ごまはトラックにミレンを押し込んで、出発した。
ゼブラス
「ミレンで奴らを一人ずつ消していけば・・・」
ゼブラスが笑っているころ、ごまは笑えない状況に陥っていた。
ごま
「まずいなぁ、タイヤがパンクしちゃったよ。
ごまが途方にくれていると、森の奥に家があるのが見えた。
ごま
「いいところに、家がある。あそこで接着剤をもらおう」
家の前にきたとき、ごまは驚愕した!!
ごま
「この家、お菓子で出来てる!!」
あまりに有り得ない光景で動揺していたが、すぐに気を取り戻し、接着剤がわりに水飴をもらうことにした。すると、
ばあさん
「おや、かわいいアザラシだね」
ごま
「あんた、僕を食う気満々だろ。子供二人の気も感じるぞ」
ばあさん
「なんで、あたいが君を喰いたいと思っているのを感じ取れたんだい・・・!?」
ごま
「僕はアンタみたいな妖怪が嫌いなだけだーーー!!!」
ごまは小刀でばあさんを一刀両断した!!そして、ごまは捕われていたヘンゼルとグレーテルを救出し、ばあさんの有り金を全て奪って逃走した・・・。
ごま
「いやぁ、接着剤だけではなく、金も手に入るとは。送料無料でやってるから、とてつもない報酬だよ☆」
ごまはヘンゼルとグレーテルの家に向かった。そして二人にお宝を全て渡して車から降ろした。
ヘンゼル
「ごまちゃん、これいらないの?」
ごま
「いいんだよ。僕は海に潜って魚をたべてりゃ何とかやっていけるから」
そしてごまはアーサーの元にたどり着いた。
アーサー
「妖魔皇帝がこんな可愛い人形を我らに・・・?」
ごま
「製作者の話によると一人一人に“イイコト”をするらしい」
アーサー
「と、いうことはこれは人形じゃなくてロボットなのか」
ごま
「では、僕はそろそろ・・・」
ごまはトラックで走り去った。ラグリアスの元には帰らず、ダークラの元へ・・・。