第22話・元の姿になぁーれ☆
今回はいきなりストーリーが進みます。突然、新キャラも出てきます。ショタな展開に注意。
自分の城で嵐が起きている頃、ダークラはカエル王子を探していた。
ダークラ
「どこ行ったんだあいつ・・・。まさか、食われたんじゃないだろうな?」
その時、ダークラの目の前にポニーテールの美少年が現れた。
ダークラ
「お前、だれだよ?」
デス
「デス・・・です」
ダークラ
「なんだ、デスデスって?デスっていう男の娘なら知ってるが、デスデスなんてしらんな」
デス
「僕だよ、デスだよ・・・」
ダークラ
「あれ?よく見たらデスにそっくりな顔立ちだな」
デス
「だから、デスだって。久しぶりに男物の服着て、長い髪を縛ってみたんだよ・・・」
ダークラ
「へぇ〜、デスって正常だとこんな感じなんだ。顔はあまり変わらないが・・・」
デス
「そりゃ、もちろんスッピンだから顔は変わらないよ」
ダークラ
「お前の顔立ち、誰かに似てるような?」
デス
「母さんに似てるんだ」
ダークラ
「お前の母さんに会ったことはないんだが・・・。それでもどっかで出会ったような?」
デス
「僕の母さんと妹、アメリカのどこかに監禁されてるらしいんだ」
ダークラ
「お前、妹いたの!?」
その時、池からなにかが出て来た!!
ダークラ
「なんだ?」
現れたのは、マーマンらしき生命体だった。
ザンバ
「我が名はザン・バサラ。ザンバと呼んで下され」
デス
「なんだ、こいつ」
ダークラ
「味方になりたいのか。なら、どこまでもついて来い」
ザンバは味方になった。
デス
「いいのかよ、あんな得体のしれないやつ」
ダークラ
「一応、マーマンやマーメイドは魔界の存在だからな」
ザンバ
「ところで、お館様は何かをお探しで?」
ダークラ
「お館様?・・・ああ、カエル王子を探しているんだが」
ザンバ
「カエル王子なら、金の鞠を拾ってあげたのにも関わらず、ろくに感謝しなかった王女さまをストーカーしに行きましたが・・・?」
ダークラ
「なにっ!?早く助けに行くぞ」
ダークラは音速のごとき速さで城の門を突破した!!!
王様
「お前は!!」
ダークラ
「カエルを殺して、王女を守るんだよ」
ダークラは王女の部屋へ入った!!!
カエル王子
「お前はダークラ!!」
ダークラはカエル王子を掴んで、壁にたたき付けた!!!
ダークラ
「ははは!!!カエルがゴミのようだ!」
ところが、カエル王子はみるみるうちに人間の姿に戻った!!
王子
「あっ!元に戻った・・・!!ありがとう、ダークラ」
ダークラ
「あれ?なんで?・・・アッー!そうだ、カエルになる呪いは強い衝撃で元に戻っちゃうんだった!!」
すると、あとからデスとザンバがやって来た!!
デス
「ダークラ、やったな!」
ザンバ
「やりましたな、お館様」
王女
「カッコイイ!」
王女は王子ではなく、デスに抱き着いた。
王子
「涙目」
デス
「あ、あはは。君はフクロウナギって知ってる?」
しばらくデスを睨んでいた王子・・・。しかし段々と顔がエロくなり、
王子
「君、可愛い!!ブスな王女なんかより、君を娶りたい♂」
と言って抱き着いた!!これにはデスも驚いた。
デス
「な、なにっ?」
騒ぎを聞いて、王様がやって来た。
王様
「うるさいぞ、ダークラ!!」
ダークラ
「その声は、音速マン!?」
なんと王様の正体は音速マンだった!そして、王女とはマリーだったのだ。
ダークラ
「お前、ヘルメットとると、やけにおっさん顔だなぁ」
音速マン
「お前の素顔はどうなんだ?あと、そこのポニーテールの少年よ、私の娘を口説くな。そして、カエルから戻った王子、娘によくもブスと言ったな」
ダークラ
「ところで、お前だれ?」
王子
「ああ、僕の名はリュウロウ。リュウハクの三男です」
ダークラ
「(心の声:父はロリで、子供はショタなんだな。怖い一族だ)自分の家へさっさと帰りな」
リュウロウ
「はい。ダークラに対する憎しみと、デスに対する愛は変わりませんからね☆」
デス
「お前、気持ちわりぃ・・・(苦」
リュウロウはさっさと帰ってしまった。
あとでわかった話によると、カエル王子のいた池は音速マンの屋敷裏の池だったらしい。
ザンバ「お館様、もしものことがあったら、この私が何とか致しますが?海の幸が食べたい、マーメイドに会いたいといった要望なら簡単ですけど・・・」