第10話・怪奇日食
皆既日食が見られなかった人に送ります!?
ダークラはイライラしていた。この世界ではトルコのカッパドキアで怪奇日食(皆既日食とは一味違うらしい)が見られる日なのだが・・・。
ダークラ
「雲のせいで怪奇日食が見られん!!ええい、ウェザーキング!」
ウェザー
「では、あの雲をどけましょう」
ウェザーが太陽のカードを使うと、雲はどこかへ行ってしまった。
デス
「すごい!ウェザーさん、天気を操れるんですね」
ウェザー
「ああ(心の声:ウェザーキングと言ってくれるのは、ダークラ様だけか・・・)」
ダークラ
「すごいけど、怪奇日食がきえとる!!いつもの晴れ間じゃねぇか」
ウェザー
「では、満月のカードを使おう」
ウェザーが満月のカードを出すと、太陽と満月が重なり、怪奇日食となった!
ダークラ
「これで心置きなく、怪奇日食を見られる。ありがとな、ウェザーキング」
ウェザー
「はい。これからの時代は、天気という自然現象に指をくわえていてはならない。天気は変えなければならない」
ディスティニー
「気に入らんな。運命は受け入れろ。運命は変えられぬ」
ダークラ
「お前馬鹿か?さっき言ったのは、天気は変えられるのであって、運命のことは聞いとらんが?」
ディスティニー
「アッーーー!」
デス
「ディスティニーをいじめないでくれ」
正義丸
「出たな、少女っぽい少年!!」
ダークラ
「久しぶりだ」
デス
「ディスティニーは確かに勘違いしたり、キャバクラ行ったり、便所飯したりするけど、俺はディスティニーをキモいと思ったことはない。だってディスティニーは俺にとって兄さんみたいなもんなんだ・・・」
ディスティニー
「ああっ?(心の声:お前の兄さんになった記憶ねぇし。なに俺の秘密ばらしてるんだ、この小僧・・・)」
オメガ
「気をつけなされ、ダークラ様。息子はああやって人々を翻弄するのです・・・」
ダークラ
「うん。しかと見える。彼らが望み、見ることの叶わなかった未来・・・平安の世が」
オメガ
「(心の声:人の話聞いてんのか、こいつ・・・)」
ウェザー
「あの・・・、私・・・。フランスで天気予報士になりました。それなので、反ダークラ勢力を見たのですが・・・」
ダークラ
「ああ、あれならパーティー全滅してただろ?」
ウェザー
「いいえ、普通にいましたが?」
ダークラ
「あれぇ?どうなってんだ?」
ダークラは早速、ラグリアスにクレームをかけた。
ラグリアス
「お前はダークラ!!どうしたんだ一体!?」
ダークラ
「反ダークラ勢力がまだ生きてるらしいぞ。ロボット兵器どうしたんだ!?」
ラグリアス
「なにぃ!!??」それは一大事だ!!
ラグリアスはゼブラスを呼んだ。
ゼブラス
「どうしましたか?」
ラグリアス
「お前の造ったロボット兵器が起動してないんだってさ」
ゼブラス
「ああ、どおりで反ダークラ勢力のところが書かれてなかったんですね!!!」
ラグリアス
「物語を進展させるため、ロボット兵器を起動しろ!!」
ゼブラス
「わ、わかりました」
ゼブラスはミレンのスイッチを押すため、ヨーロッパ地方へ行くことになった
そろそろ別々になっているストーリー展開を一つにします。