冒険者ギルド
おーーアルベルト生きていたかーー!!
冒険者ギルドに入るとみなアルを囲んだ。
アル「わるい、皆報告もあるし、通してくれ」
おーそうだな・・・
アル「ジンこっちだ!俺は、ギルドマスターに用があるからよろしくな。後、ついでにクマも買取してくるから任せとけよ~」
受付に紹介してくれた。
受付「はい。アルベルトさん。私は受付のコーネルです。
初めまして。冒険者ギルドに登録希望ですね。」
僕 「はい。」
受付「ではこちらに記入をお願いいたします」
僕 「僕はい。」
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名前:ジン
職業:旅人
出身地:猫村
特技:水魔法
希望動機
・いろんな所を見てみたい行ってみたい
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僕 「お姉さんできました」
受付「はい。ありがとうございます。
では、この水晶に触っていただけますか?」
僕 「はい」
ピカ―――ッ
受付「白色。正常です。では銀貨1枚いただきます」
僕 「はい。」
受付「はい。ありがとうございます。これで手続きは終わりです。ギルドカード発行まで少しお時間を頂きますので、少々お待ちください。待っていただいてる間にギルドについてご案内いたします。」
ギルド規定
・冒険者ギルドは、世界の冒険者を取りまとめ、また、ギルドは冒険者の地位尊厳を保証するものである。
・ギルド登録者全員ギルドの庇護下にあるものとする。
・冒険者はギルドの意向に素早く対処できるよう研鑽するものである。
・冒険者はCランクより、ギルドの強制以来の参加が義務付けられる。
・冒険者はランク制により、ABCDEFGとランクが格付けされている。
・ギルドポイントによりランクアップする。
・冒険者はギルドの取り決めに従い、違反の無い事。
・冒険者ギルドの決める定めに違反するものは処罰の対象になる。
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等々
受付「おや!ギルドカードが出来上がったようです。はいどうぞ。
あと、これは今読み上げたギルド規約です良くお読みになって違反の無いようにお願いいたします」
僕 「はい。丁寧にありがとうございます」
アル「やっと終わったか。コーネルこれの討伐はこいつがやったんだ。ポイントはこいつにつけといてくれ」
受付「分かりました。ジンさんギルドカードを・・はい。ありがとうございます。
後、2日後に初心者講習がありますので参加ください」
アル「あ~あれか。わかった。あとこいつと俺はパーティー組むことになったから登録頼む」
受付「え!アルベルトさん本当ですか!?わかりました!!アルベルトさんもカードを」
アル「ほい」
カシャカシャウイーン。。。
受付「はい。登録完了です。一応、共有の口座をご用意しました。クマのポイントはジンさんに付与しております」
アル「あ~ありがとう。じゃあな・・・ジン行くぞ」
僕 「アル・・?待って・・」
そそくさとギルドをでていくアルを追いかけた。
町はずれの宿屋に入っていきいそいそと部屋を取った。
宿の名前は小鳩亭だった。二人部屋でお風呂がついていた。
僕 「お風呂だ!懐かしい・・・」
アル「入っても良いぞ」
僕 「うん。じゃあ、先に・・・」
アル「あ、いや。一緒に入るか。お前子猫になれ。洗ってやる!」
僕 「いいの?やったー!」
どうだ気持ちいか?にゃーん(うん)・・
子猫の時はしゃべれないのか・・にゃーん(うん)おもしれ~な。
石鹸でアワアワアワジャバ――プルプルプル・・・
アルのも洗ってあげたい!!変身を解いて、腕の毛でアワをたてたブクブクブク。。。
ワシャワシャワシャ!泡が茶色~!
当たり前だ!ずっと森の中だったんだ。泉で少し水浴びした時以来だからな。
それにしてもお前の肉球ぷにぷにして気持ちいいな。
アルの身体に毛がなくてツルツルで羨ましいよ。
いいなーいいなーツルツル。おいこら変なところまで触るなバシャバシャ!ははは・・・やったなーバシャバシャ―・・・ははは!
良し上がるぞー!乾かすの大変そうだから子猫になれ!プルプルプル・・・こら!
アル「良し、やっと落ち着いたな。いいかジン。
大事な話があるから、よく聞けよ。」
僕 「うん。なに?」
アル「ギルドマスターと話していたって言ったよな?
スライムの件と、お前の事も話したんだ。もちろん教会の事もな」
僕 「アルが必要と思ったからでしょ。だったら僕はなにも・・・」
アル「ジンは良い奴だな。
それでだ!ギルドもお前を全面的に庇護することを約束してくれた。
しかし、ランクが上がるまでなるべく動かずに、
この辺りで活動していた方がいいとのことだった。
なんでも教会がかなり激しく動いているようなんだ。」
僕 「教会が?」
アル「それでな、言いにくいんだが、おそらく、お前の居た村が襲われた」
僕 「え!?・・・どういうこと」
アル「おそらく、教会本部にお前の秘密がばれたんだ。
そしてお前を始末するために村ごと焼き払われた可能性がある。
これは少ない商人によって分かった事で、詳細は分かってない情報になる」
僕 「なんで・・・神父と僕たち家族しか知らない事だったのに・・・なんで?」
アル「おそらく、教会の影、暗部の仕業かもしれない。
やつらは、教会の裏で情報を収集し、時には暗殺などもする組織だ。
神父も殺されているかもしれない」
僕 「・・・行かなきゃ。戻らなきゃ」
アル「ダメだ!いいか?今駆けつけてみろそれこそ相手の思うつぼだぞ!
まずは情報が足りない。
お前はこの毛を染めるか、街中では子猫で移動だ。いいな。」
僕 「なんで・・・父さん母さん兄さん婆ちゃん・・・」ポロポロポロ。。。
アルが抱きしめてくれるが涙は止まってくれなかった・・・
かみさま~ひどいよ~何もころさないでよ~いつしか泣きつかれて寝ていたzzz
アル「ミクいるか?」
ミク「いるよ・・・」
アル「泣きつかれて寝たよ・・・こいつが起きてどこかに行かないように見張っててくれ。こいつは今危険な状態だ。さっさとギルドから連れてきたが、誰が敵かわからねえ。俺は外を見てくる。後、毛を染めれそうなものも探してくるわ」
ミク「わかったわ。」
でも、なんでいつも人間はこんな酷いことができるの?
あのスライムだって、もとはと言えば人間の・・・
アル「ただ今」
僕 「アルおかえり~」
アル「おお起きたかヨシヨシ・・・。さっそくだがこれで毛を染めるぞ。
浴槽に水をはってこの染料を入れて子猫のジンを入れて。良し真っ黒だ。
チョット実験だ。元に戻ってくれ・・・ウン。心なしか薄くなったような気がするな。
大きいままで入ってくれ!・・・よし。後は乾かすぞ・・・」
ミク「私が水分飛ばして乾燥させてあげる。キラキラキラ・・・」
アル「おーーかわいたな。そしてこの定着液をバシャバシャ!
ミク頼むキラキラ・・
よし最後は石鹸で洗って、あちこちにつかないように余計な染料を洗うぞ・・・
ミク頼むキラキラ・・・。
良しできた。ジンの黒猫バージョン」
僕 「疲れたー!」
アル「これで外を歩けるぞ。気晴らしに夕飯がてら街でも見物するぞ!」
僕 「うん・・・」