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仲間と街へ~猫村襲撃~

アル「氷全然解けないな」

僕 「魔力が微量に持っていかれるんですが、溶けないように操作しているんですよ。

それより、アルベルトさんばかり沢山持ってもらってすみません」

アル「アルベルトなんてやめてくれ、アルでいい。」

僕 「アルさん分かりました」

アル「アルだ」「はいアル」「よし」ははは・・・


アルはとても気さくでいい人だな・・・いい匂いがする。

昔嗅いだことのある、愛情深い人間の匂い・・・。


角ウサギだ!

僕 「アイスアロー!」グサ!よし仕留めた。

アル「スゲーな」

僕 「これで昼ご飯ゲット!昼休みにしましょう」

アル「そうだな、急ぐわけでもなしな・・・この氷は大丈夫なのか?」

僕 「はい。僕の魔力がなくならなければ溶けませんよ」

アル「スゲーな。どれ、ウサギかしてみ」ザクザク、スース―、にゅるん。

僕 「解体早!じゃ、串焼きにしちゃいます。」


昼をモグモグ二人で食べる。

色々話したところ、

アルは森の奥にいたダークスライムの調査で来ていたらしい。

しかし、いつの間にか消えておりビックリしたんだとか・・・。

泉の聖域があるなんて言いうのもビックリだったぜって言ってった。

そして、これから向かっている街は海沿いの街は、マリア―ナという名前らしく僕が目指した街だった。

獣人でも差別なく接してくれる街と言う事で安心した。


アル「なあ、ジンお前冒険者にならないか?俺と仲間になろう!」

僕 「え、嬉しいんだけど、僕、いろんな所を旅するつもりなんだ」

アル「だから、冒険者は都合がいいじゃんねーか。」


冒険者ギルドというのがあり、冒険者を取り仕切る、どの世界にも属さず独立した機関として、全世界津々浦々まで存在しているという。

各国、教会、冒険者ギルド、商業ギルド、と大きな力を持った機関の一つだという。


僕 「そうなんですね。でしたら、冒険者いいかもしれません。仲間にしてもらえるんですか?」

アル「こっちこそお前にたのんでいるんだぜ、回復魔法や氷の魔法までつかえるんだ、まったく不足はねえよ」

僕 「嬉しいです。ありがとうございます。あと紹介したいんですが・・・」

ミク「初めまして。水妖精のミクです。よろしくお願いします。」

アル「おわ!宜しく。おれはアルだ。妖精!なんて初めて見たぜ」

ミク「私は、攻撃力はほぼ無いのですが寝たりしなくてもよいので、見張り役にどうぞ」

アル「おーそれは有り難いな」

僕 「そうなの?ミクってねないんだ!?」

ミク「そうですよ。寝るときは何十年と寝たりしますが、ほとんど進化したりの時以外は寝ません」

僕 「そうなんだね~」

アル「で、なんで妖精と仲間に?獣人は皆連れてるわけじゃないよな?」

僕 「実は・・・」

ダークスライムと泉の関係と、自分によってスライムは討伐されたことを伝えた。

アル「まじか!それ、かなりヤバかった状況だぜ」

ミク「はい。あのままでしたら、聖域は侵され、この大陸の水がほぼ飲み水として利用できない状態になるところでした」

僕 「えー!?そんなに一大事だったの?知らなかった・・・」

アル「それにしても、ジンがいて良かったな。

ダークスライムなんて、話聞いただけで、倒せると思えね~」

ミク「人間で倒せるものは勇者(光の使途)しかいなかったでしょう。ただ、まだこの世界に勇者は出ていない状況ですから、かなり危うかった状況でした」


そして、教会に狙われているかもしれないことも、アルには告げていた。

アルによると、冒険者ギルドで、ある程度庇護してくれるはずらしい、今後の身の安全のためにも冒険者登録は絶対した方がいいと話になった。また、このことは秘密にするように言われた。こんなおっさんに簡単に教えるなんて警戒心がなさすぎだと怒られた。

でも、こんな危険な話を親身に聞いて心配してくれるなんて、ありがたいな。やっぱりいい人だ!


あたりも暗くなってきた所で、テントの用意をした。

野宿だ。

角ウサギの半身を夕飯で食べた。

ミクに見張りを頼めば、夜番をしなくても寝れる。助かる。

ではよろしくね。お休み。

僕は子猫になり、アルに抱かれて寝た。それの方がテントが一つで楽だった。

アルは最初ビックリしてたが、モフモフを堪能しながら、いびきをかいていた。


アル「よ~し。出発だ!」

朝日が出て、お湯とジャーキーで朝食をとってすぐに出発した。


昼頃には街道に入ることができ、しだいに行きかう人々が増えてきた。

アル「もうすぐだから、少し我慢して、街で昼飯にしようぜ!」

僕 「いいよ。軽くこれはいかが」最後の焼き菓子だ。

アル「おお!ありがて~。」パクッ!ミクも食べてる。

昼過ぎになると、街の城壁が見えてきた。

重厚な門の扉が開かれており、門兵が立っていた。

アル「ほらギルドカードだ!そしてこっちは俺の連れだ。身分証はねえから、俺が身元の保証人な!」

門兵「かしこまりました。入門に際しまして、税金として銀貨1枚いただきます」

アル「はいヨ。銀貨一枚!」

門兵「確かに。お通り下さい」


僕 「アル、お金ごめんなさい。お返ししますね銀貨一枚。」

アル「いいって。って、譲ってくれなそうだな。はいよ!

じゃ、昼はおごってやるからな。こっちだ」


小鳥亭という

木造のオープンテラス付きの食堂に入った。


ミト「アル生きてたのね!」

アル「ああ、心配かけたなミト。ランチを2人前頼む」

ミト「はいヨ。早くギルド行きなよ!みんな心配せてたんだ」

アル「分かってるよ。腹減っててな!」

ミト「はいはい大盛だね。」


久しぶりに美味しい食事だった。


僕 「アルごちそうさまでした。おいしかった~」

アル「だろう!ここは大盛にしてくれるしな。所でミクは食べなくていいのか」

ミク「大丈夫。妖精は食事は必要ないわ」

アル「いいな。」

僕 「この後はいよいよ冒険者ギルドだね」

アル「ああ」

キャ―――ッ!!助けて!!! なんでこんなことを――!! オギャーオギャー!

全て焼き払えー!ここに村があったことすら消すのだー!

村のものは皆殺しだ!!一人も逃すなよ!

村長お逃げください!ダメだ、皆を置いてはいけない!!

ここにもいたぞー。ザシュッ グサッ グサグサッ!クソッ、ジン・・・い・き・ろ・・


神父よ、貴様も死んでもらうぞ! 

あなたは暗部ですか! 

そうだ。秘密にしなければ命を失う事などなかったのにな。

クッ・・仕方ない。パリン!!!ジュワ―

グアー!神父何をした!ゴロゴロゴロ・・・

特製の猛毒です。今死ぬわけにはいきません。さようならスタスタスタ・・・

逃げ切れると思うなよ~ウッ・・・ゲボーッ血


村人たちよ済みません。暗部が潜んでいることを見抜けませんでした。

村長・・・。ジン君に伝えなければ・・・。


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