神炎とJEWEL
「ぐっ」
「はははは!脆いっ脆いっ脆い!やはりJEWELの力は最高だ!身体はダイヤのように硬く固く堅く!」
最悪だ元の世界で理不尽に暴力を振られ異世界でも理不尽な暴力ときたか、心底暴力は嫌いだ、でも己を守る為にそして由実を助ける為に嫌いな暴力に頼るしかない。
「FIRE BIRD!」
瞬間俺は強烈な炎に包まれ背中から炎の翼が生える
「お前もアームド型の魔法使いか、だがJEWELの前には炎など無意味!そんなに俺のタックルがくらいたいならくらうがいい!」
アームド型?俺のように体が変化するような魔法の事を言うようだ、そうな事を考えている内に宝条はこちらへタックルをしてくる正直もう喰らいたくない、さっきの1発でだいぶ効いてしまった
だがダイヤの硬さは倒せる算段がある、だからこそ俺は笑い宝条に言う
「お前無知なんだな」
宝生は嘲笑いながら俺を殺そうと突進してくる
「ダイヤのように硬く?ならダイヤの限界まで熱くするだけだ」
そして俺は自分の手に意識を集中させ構えをとる、これもこれまでで教わった魔法は己のイマジネーション力に比例する
そして想像と自分の力が足りた場合にのみ技を発現させる事ができる
「しねぇーー」
「死ぬのはお前だ!」
「くらえっ神炎!」
俺が叫ぶと同時に俺の手からは1000度の炎が放たれる
「ぐぉぉぉぉぉぉぉ」
苦しみ始める宝生だかまだ宝生は前進する
「くっ早く倒れやがれ!うぉぉぉぉ」
「ぐぅぅこのまま終わる訳にはこんなやつに負ける訳には」
そして俺の神炎は止まった、そして今が勝機と思うや宝生タックルをしようと
「!?」
宝生はそこから1歩も動けずに居た
「なに!?体が!足が!溶けていく!体が柔らかく!」
どうやら俺の攻撃はしっかりと通っていたようだ、動けないほど柔らかくなったのなら後は普通に攻撃するだけだ
「終わりだ、ファイヤーボール」
俺が放った魔法で宝生は崩れ去り消えた……
「はぁぁぁぁぁぁぁぁもう疲れたわもぉぉぉぉぉ」
俺はそう叫ぶと思い切りその場に寝転がる、正直マジで死んだと思った、まさかR教の幹部があんなチンピラみたいなやつだったとは、これからいつR教関係者と出会うか分からないからな、気おつけないと
と、そこで周りを見る
「あ、みんな大丈夫?すごい熱気だっただろ?火傷とかしてないか?」
よく良く考えれば1000度の炎を放ったのだ被害がでていてもおかしくないだが
「いえ、私たちは大丈夫です、それよりお怪我はないでしょうか?良ければ私共の家で手当を」
そう言って手を貸してくれる、見れば50代ぐらいの男性だった、言葉に甘えてと言おうとしよくその男性をみて俺は顔が青ざめた
「なんか頭が熱いような」
その男性の頭に引火しており髪の毛はどんどん焼かれていっていた
「ほんっっっっっっとうにすいませんでした!!!!」
異世界で来てそうそうに2回も土下座するとは