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炎の鳥 〜愛故に〜  作者: ルースマ
BRAVEJEWEL編
5/22

JEWEL

親切な男性の家を燃やしてから数日がたった、そして色々わかった事がある、1つは異様な程にここの人々は親切である事だ、仕事もなく金もない家もない俺が数日も生きていけてるのはそれが理由だ。


家がないなら泊まらせてくれるし飯がないなら恵んでくれる

思い出してみればあの男性は見ず知らずの俺の手当をし情報をくれ更には家を燃やしても怒りもしなかった。


「異常だ」


そう口から漏れる程に奇妙だった正直いい世界なんでは?と思ってしまうだが、ここは独裁国家そして由実を攫うような事が黙認されてしまっている。


由実を攫ったのはどうやらR教の幹部だった、つまりはR教のお偉いさんならなにをしてもOKと言う事だ、だがやはり

ここの人々が親切過ぎるのが未だに引っかかっている


「今日も聞き込みをするかぁ」


正直体調ばバッチリだ、なら今できる事は情報をできる限り集める事。


「おい!そこの男!」


まずはどの話を聞こうか、親切の理由もしくは由実がどこにいるかその情報を……


「お前に言ってるんだ!」


ボンっと背中を思い切り蹴られ俺は驚きながら振り向くとそこには宝石が沢山着いているネックレスをつけた他の人と比べ凄く綺麗な白いスーツを着ていた。


靴は黒く輝くような綺麗な靴で整えられた髪型、ここの世界の人とは思えない身だしなみだった


いきなり現れてなんだコイツは?凄く気分が悪い

だが周りを見てみると由実が連れて行かれたあの時と同じ空気が漂っている


「お前ぇ親切じゃなかったな?」

「は?」


「は?じゃねぇーだろぉ!俺がここに立ってるんだから飯かなんか奢れやっ!」


コイツは本当になんなんだ?どんな環境で育てられてきたんだ?ある意味で気の毒になと、そこで俺はソイツの胸元に気になるものがあるのに気付いた。


「Rの徽章?」

「やっと気付いたか、そうだ俺はR教BRAVEJEWEL様の側近宝生だ」


なるほどこいつが他の違い綺麗な見た目なのはR教の関係者だから、という事かどうやらR教は優遇されているらしい、弱者には殆ど人権がないのか?


しかも親切じゃなかったな?と言ってきたなるほどつまりR教は親切を強要していると言う事か?それならば俺はその親切に頼ってしまった、悪い事をした。


「無理矢理の親切は嬉しいか?」

「嬉しいとかじゃないんだよ、やって当たり前なんだ」


なるほど随分と腐った思考を持っているようだ、宝条と名乗った男はニヤついた顔で喋りだす


「お前は親切じゃなかったようだ、俺の権限により貴様を生贄として教会に連行する」


「そうはいかないな、俺は由実を助けないと行けいないん

だ」


そう言うと宝条はわざとらしく大きなため息をついた


「はぁ、せっかく(親切)に言ってやったのに、じゃあ死ね」


「JEWEL!」


宝生がそう叫んだ瞬間強烈な光に包また


「これより宝生の権限により死刑執行を行う!」


体を薄い虹色に輝かせた宝生そう言い俺に襲いかかった

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