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炎の鳥 〜愛故に〜  作者: ルースマ
BRAVEJEWEL編
1/22

幸せな日々は明日から


僕は空が嫌いだ、空は無限でそして自由だ


ただ、ただ星に憧れ、眩しくて、悔しくて

「〜炎の鳥僕の思い〜」





今は何時だろう?もう夜かな?しばらく外の景色を見ていない


「おーいノリ〜反省したか?お腹減ったろ?」


ビクッと体が震える、でも動揺してはいけない、平然と


「ごめんなさいお父さん、お腹減った!」

「おう飯にしような」


そんな偽りの笑みを浮かべながら僕は今日を生きる


僕は何の変哲もないない学生だ、少し暗い性格をしていて髪の毛は長くも短くもない校則を守っただけのような髪型をしている、身長は176cmで体重が55キロの痩せ型体型


傍から見ると陰気なガリ勉に思われる、けど僕は他の学生とは違う事があった。

いつからだろう?気がつけば僕は虐待を受けていた

気に入らないことがあったり僕が何かすると必ず殴られる


でも普段のお父さんを見ていれば家庭的でいいお父さん

これが本当の父かと思うほどだ、でも中身は悪魔だ

近所からの評判もよく会社でも優秀な社員だからこそ


裏の顔があるのだろう。何度も死んでしまいたいと思った

でも……それでも僕は生きる何故なら僕を励ましてくれる

彼女の為だ。


「大丈夫?昨日は1度も顔を出さなかったけど」

「うん、ちょっと怒られてた」


彼女は隣の家に住んでいる女の子由実。

髪型は地毛の茶髪のショートカット、身長は平均ぐらい?

体重は……うん、彼女は同じ学校で家自体が近いので窓越しからでも手が届く

僕が虐待を受けているのを知っていていつも励ましてくれる。


「私も本当は力になりたいんだけど、何も出来なくてごめんね」

「いやいや気にしないで!大丈夫だから」


そう言って強がってみせるでも心も体もボロボロだ

次また暴力を振るわれると思うと体の震えが止まらなくなる


「明日は一緒に学校に行けるから!高3になって初めてのテストだからね、頑張ろ!」

「うん!楽しみにしておくね!」


由実は微笑みながら言う、そんな彼女を見ていると生きる希望になる


「明日の為に早く寝ないと!ノリおやすみ!」

「うん、おやすみ」


カーテンを閉めて掛け布団かけ床に寝転ぶ

「明日は早く起きて家の前で待っておこう」

明日の登校に胸を躍らせながら僕は眠った

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