表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
お金が世界を救います! ~大切なモノって何ですか?  作者: ・w・(テン・ダブリュー・ドット)
9/51

09◆◆◆場所:『駅前のマック』……語り手:【解体死体(セミロング)】

 ◆◆◆場所:『駅前のマック』……語り手:【解体死体(セミロング)

「いや、そうは思わないね。『思想の自由』があるんで押しつけねぇが、オレはこれっぽっちも『一ミリ秒』も思ったことないぜ。――第一、そんな『誰かのために生きてるんです』なんて、『偽善』だろ?w 『初めて会った』ヤツに、わざわざ、自分から『お前のために生きてんだ、感謝しろよ』ってのはどうよ?w 聞いてて『耳障り』だぜ。そりゃ、『好きなもの同士』で、『仲間内』でやってりゃ世話ねぇよ。――だけどな、もし、『片方が死んだ』らどうすんだ?ww 『大切な人のために』って言いながら、勝手に死なれて残されたほうはどうすりゃいんだ?w 『ありがとうございます』って言えばいいのか?w 『墓に参ればいい』のか?w アホだろ、そんなの。だから、オレは、『そうは思わない』って、答えなんだよ」

 《わかったか?w》と、【Doing(オタクなDQN)】に『牙を剥いて獰猛』に笑われた。

「まぁ、人それぞれだから仕方ないょ。結果、そうなっちゃう場合もあるかもしれないけど。『ケース・バイ・ケース』で、『キミのために戦うんだ』なんて言われてみたいときもあるもんだょ」

「かっ。『乙女チック』だな、【解体死体(セミロング)】。テメェがソレ言うかっての。……って、おいおい! ここで『ソレ』を抜くのは勘弁な。こんな場所でやり合うのは、ゴメンだぜ。――別に『オレは』構わねぇが、周りにいる客は困るってもんよ。まだまだ『人生細く、長く生きたい』連中ばっかだぜ?w 『平和』に行こうぜ、平和に」

 『クハハ』ってカンジに盛大に笑ってる。

 ――でも、『眼は笑ってない』じゃん。

「あぁ。出たよ、得意の【法治(報知)主義】ってヤツ? 『これ以上、攻めて来たら、容赦しない』って、『暗に意味する宣戦布告』ってヤツ?」

「カッ、テメェの『とびっきりの笑顔(殺人スマイル)』にゃ、負けるよ。全く」

 あぁ、なんか褒められてるのか。(けな)されてるか。わからなぃ。

 まぁ、せっかく、こんなところで、会ったんだし、ちょっとした『言葉遊び』をしとこぅ。

「でもさ。ちょっと、【歩く騒怨(ヘッドホン)】から聞いたんだけどね。さっき、言ってたことと、『実際』って違うんじゃなぃ?」

「あっ、何が違うんだよ。オレがドコで、誰に何をやったんだよ!」

 なんか凄まれた。

 でも、脈あり。

 このまま、カマかけたら、なんか白状しそぅかも。

「……いゃね。【知ってはいけない事件(あの都市伝説)】で、『ある夜』のこと、『ある場所』で、あんなこと言っちゃったって聞いただけだょ? しかも、かなりカッコよく、今回の話みたいなセリフをね」

「なっ、ちょっ? えっ! いや、ないないないないない。そんなことない! 『あの場所』には、他に誰もいなかった! いや、【歩く騒怨(だだ漏れヘッドホン)】なら『盗聴ぐらい』してそうだ。たしか、『コンセント』、いや、『電線』ぐらいあったか。……クソッ! オレとしたことが迂闊(うかつ)だったぜ。次に会ったら――」

 えっ、ちょっと、なんかヤバい方向に雲行きが。

 新しい『行方不明者』が、出そうな流れになったかも……。

 それはちょっと、マズいんじゃなぃ?

「ちょっ、今の無し無し。『ノーカン』ってことで。べ、べつに【歩く騒怨(ヘッドホン)】は何も言ってないょ! ちょっと、『それっぽいことぐらいあるんじゃない?』って『好奇心』から言ってみただけで!」

「カッ、言われなくても分かってんよ。別に、どうってことねぇ。ただ、テメェを、からかっただけだ。さっきも言ったが『やり合うのはゴメン』だぜ。それにしても、その慌てっぷり。あの【解体死体(ウワサ)】を起こしたヤツだとは思えないぜ、全くよ」

 ……どうやら遊ばれてたらしぃ。

 こっちが、からかってるつもりで、あっちの手の平の上だったなんて不覚過ぎ。

「そそ。『ずっと、俺のターン』ってヤツだ。まぁ、それはおいといて、一つだけ言っとくぜ」


 【口で言えば、言うだけ疑わしい。だから、黙って行動で示す】


 《それが『漢』ってもんだぜ》と、獰猛に、【Doing(オタクなDQN)】が笑う。

 《『乙女な私』には難しいね》と、返しとく。

 だけど、すぐに、《『漢』に性別は関係ないぜ?》って、ダメ押しされた。

 《じゃあ、『漢』って何? イマイチわからなぃ》って、質問投げる。

 《そりゃ、『男の中の男』ってことだ》って返された。

 《……えっ、だって、さっき、『性別関係ない』って言わなかった?》と指摘。

 《あぁ、それは『言葉のあや』だぜ》と、意味不明。

 《よく分からないんで、『日本語でOK?』》と、詳細希望。

 《ようは生き様のことだ。『アツい生き様』!》と、獰猛に笑われた。

 《アツい『生き様』って何ょ?》と、さらに詳細希望。

 《誰が見ても、『心震えて、感動するようなカッコよさ』》って曖昧表現。

 《イマイチわからないんで、『具体例』希望》って、追撃しとく。

 《そりゃ、簡単だぜ。『オレみたいなヤツ』のことだ》って自信満々に言われた。

 《…………》と、三点リーダーを四つ繋げて、『沈黙』をアピール。

 《『漢』ってのは、『萌え(燃え)』なんだよ》と、追撃された。

 《……………………》と『三点リーダー』六つ繋げてで、『絶句』をアピール。

 《それだ。『言葉』じゃなくって、『(ハート)』で感じるもんだぜ》って、〆(しめ)られた。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ