Question21 作品を書いている時、どんなことで悩む?
机の上に置かれたくじは全部で4枚。
瑠璃はくじを選び、ジャスパー先生に渡す。
瑠璃「コレでお願いします!」
ジャスパー先生「畏まりました。21問目は「作品を書いている時、どんなことで悩みますか」? こちらの質問は富山K2先生からの質問でございます」
瑠璃「んー……一番は自分の作品は需要がないのではないか? と思っているところですかね」
紫苑「確かに、作者さん側と読者さん側の需要と供給のバランスが取りづらいというところですか?」
瑠璃「そうそれ! なろうは男性向けだと「異世界転生」や「チート」、「俺最強」などが人気です。女性向けだと「婚約破棄」や「悪役令嬢」が人気。先ほど、あげさせていただいたものは「テンプレ」と呼ばれています。作者が書きたいものと読者が読みたいものがシンクロしづらいのです。それらがない作品「非テンプレ」も面白い作品はたくさんあるのにもったいないと思っていたり……。さっき、紫苑が言ったとおり、「需要と供給のバランスが取りづらい」ということが分かりますね」
ジャスパー先生「確かに、黒川先生は「非テンプレ」の作品が多いですよね。あとはエッセイと詩ジャンルも多いです」
紫苑「「テンプレ」と呼ばれている作品は2作品くらいしかないですね」
瑠璃「実は「テンプレ」作品は苦手なのです。『異世界洋菓子店』は書きたいから書き始めただけでしたし、『闇医者・悪役令嬢シリーズ』の本編はタイトルだけでコレはタイトル詐欺になるだろうと思いながら毎週怯えながら更新をしてきました」
紫苑「そうなんですね」
瑠璃「はい」
ジャスパー先生「なろうのプロフィールに「今まで抵抗があった異世界ものや悪役令嬢(?)ものも絶賛挑戦中」と書いてありますので、頑張って書いていらっしゃると分かるはずですよね」
瑠璃「あとはあまりにも文章力がないところ、語彙力がなさすぎるところ。たくさん書いたとしてもポイントとかにあまり結びつかないところ……」
紫苑「黒川先生、キリがなさそうですね」
瑠璃「本当にキリがないです」
ジャスパー先生「黒川先生は本当にいろいろと悩みながら書いていらっしゃるのですね」
瑠璃「そうです。悲しいことに悩める作者さんなのです……」
2人に笑われながらそのようなことを話した瑠璃であった。
2017/01/02 本投稿




