Question14 連載作品を何作品も掛け持ちしているけど、混乱しないの?
ジャスパー先生「おや? 紫苑さんがいらっしゃらないですね……」
紫苑「先生、くじが少なくなってきて、取りづらくなってきたと思いますので、小さい箱を用意してきました。おそらくこれでくじが取れるようになったはずです」
ジャスパー先生「順番的には……次のくじ引きは紫苑さんですよ?」
紫苑「あっ……では、14問目をくじを引きまーす!」
紫苑が小さい箱に入ったくじを引く。
紫苑「14問目は先生からです。「連載作品を何作品も掛け持ちしているが、混乱はしないのか」? 先生、こんなことを心配していたんですね……?」
ジャスパー先生「ええ。あの連載作品が多い黒川先生ですよ? 気になりませんか?」
紫苑「凄く気になります!」
瑠璃「そこまで言われると答えざるを得ないですね……確かに、私は連載中の作品は12作品(注・2016年12月31日現在)」ですので、多い方だと思います」
紫苑達はうんうん頷きながら聞いている。
瑠璃「混乱するかどうかと言われたらあまり混乱はしない方です。実際に連載中の12作品をすべて読めとは言いませんが、それらの作風は全く異なるのは事実です」
ジャスパー先生「投稿していらっしゃる分は全作品拝読させていただきました。連載中の最新話はすべてバラバラの内容でしたね」
瑠璃「私の場合は混乱するかしないかではなく、話自体を覚えているのかと言ったところですね。実際に停滞しているものを再開する時は完全に忘れていることが多いですので、読み直すところから始めますが(苦笑)」
紫苑「1作品書いたら完全にリセットするという感じですか?」
瑠璃「そうですね。ここからは書き進め方の話になってしまいますが。例えば、最初に『ひょんなことがきっかけで異世界で洋菓子店を始めちゃいました!(注・以下、『異世界洋菓子店』)』を書いてから、『時空の演奏者たち【改稿版】(注・以下、『ときえん改稿版』)』を書くとしますね」
紫苑「はい」
ジャスパー先生「ええ」
瑠璃「その時はまずは前者に集中します。後者は放置です」
ジャスパー先生「後者は完全に放置……」
紫苑「それは混乱を招かないようにするためですか?」
瑠璃「そうですね。前者の「最新話だけ」あるいは「1からすべて大まかに読み直し」を行い、作風を思い出します。その作品は異世界転移で童話みたいにほのぼのとしたお仕事小説です。次回が書きやすくするためにキリがいいところで止めている作品でもありますので、すぐに作業に取りかかれます。その段階で書きたいことがある程度まとまりますので」
ジャスパー先生「読みながら話をある程度までまとめていらっしゃるのですね」
瑠璃「はい。あとは書いて行くだけです。キリがよくない時や筆のノリがよい時は何話か書き進めていたりします」
紫苑「前者が終わったら後者も同じように進めるということですね?」
瑠璃「その通りです。連載中の作品問わず、小説の書き方は人それぞれですので、自分に合った書き方を見つけて見てくださいね」
紫苑「なんかここまできてしまうと、黒川先生は怖い人じゃないですか……」
瑠璃「紫苑ちゃーん、私は怖くないですよー(ニヤニヤ)」
2017/01/02 本投稿




