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Nagare 〜時の向かう場所〜

作者: さきと
掲載日:2008/01/16




「小さな世界だな…」

何もかも解っているように

まるでこの世の終わりを知る

歩けない人みたいだ


「必要とされたかった…」

なんて言って軽く笑ってごまかして

諦めたように視線を下ろす

それは自分の弱さといつ気付く?



太古の昔から人々は常に求めた

それぞれの形 心の形 愛の形

過ちを繰り返し遠回りして

それでも

見えない未来の先に答えを探す




「もう進めない…」

と言って簡単に全てを投げ出さないで

時には少し休んでもいい

だからまた歩き出せるその時まで

肩の力を抜いて笑えばいいよ




目まぐるしく流れる時代は無情で

転んだ時に手を引いてくれる人も少ない

でもきっと本当に大切な人達なら

立ち止まってでも手を差し延べてくれるから



激しい流れに逆らいたくなる時もあるだろう

辛い現実から目を背け道を間違えたりもする

その弱さも全て自分だから

難しく考えずに受け入れればいい




「答えなんてなかった…」

迷った数だけ遠くなるばかりで

苦しくて息も出来なくなって

暗闇の中探していた答えは

きっと『答え』じゃなくて『応え』だから




傷ついて 荒んで 泣いて 時代を憎んで

何もかも時代のせいにして

自分を認めてくれない時代を恨んで


「こんな時代は早く流れればいい」


そう呟いて

流れに飲まれ溺れては駄目だ

自分が流れを変えるくらいの気持ちを持たないと

いつまでも時代のせいにしてしまうだろう?




「どこへ行けばいい…?」

複雑に絡み合う未来への流れ

向かう先は希望か絶望か?

そんなのは誰にも解らないから

ただ今を胸を張って生きればいい


何年先になって後悔だけはしないように


笑っていられるように





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― 新着の感想 ―
[良い点] 希望に向かう詩ですね 淡々とした中に強さを感じる詩でした 本文の中で ――それはきっと『答え』じゃなくて 『応え』だから―― という部分は、言葉の掛け方もさることながら 非常に共感…
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