姉が弟に押し倒されました。しかし、あれ? おかしいな。
ある日の深夜、自他ともに認めるチートな弟が、自称は普通、他称は変わり者な姉の部屋を訪れていた。
「ねえ、姉さん。俺、今日、18歳になったんだよ」
「そうね。おめでとー! と、言っても誕生日プレゼント用意してないのよ。今、お金なくて。今度渡すわね」
「そっか。まだ用意してないなら、欲しいものあるんだけど」
「そうなのー。でも、あんまり高いのは駄目よ。せいぜい、500円未満でお願いします」
「500円!? 今時、小学生でももっとお金だしてるよ!?」
姉の言葉に、弟は盛大に驚く。せめて、1000円が良かったな。などと、軽く嘆いた弟がいたとかいなかったとか。
「えー? だって、あんた、チートなんだもの。絶対、女子にたくさんプレゼント貰うわよ。だから、姉からのプレゼントなんて本当は必要ないでしょ! どれだけ、貰うつもりよ! 男子の敵よ!」
「いや、男子の敵って……姉さんは女子でしょ。他の女子から貰うより姉さんからもらう方が大事なのに」
「え? もしかして……」
姉は、目を大きく見開いた。
何やら、思い当たることがあるようだ。
「うん、ごめんね、姉さん。気持ち悪いかもしれないけど……」
「そうだったの!? あんた、同姓愛者だったのね!?」
「――は? 同姓? 同性ではなくて? いや、俺は同性愛者ではないけどね!?」
「そう、同姓の人しか愛せない、禁断の症状よ。まさか、あんたがなってしまっていたなんて。気がつかなくてごめんなさい」
姉は弟に深々く頭を下げた。
弟は大慌てだ。
何だか、先程までの雰囲気は見事に壊れている。これは姉の計算なのだろうか。もし、そうなら姉はすごい。天然なら、非常に恐ろしい。歩く空気破壊機だ。
「いや、違うから! てか、同姓なら別に禁断でもなんでもなくない!?」
「なーにを言ってるの! その人個人ではなく名前を好きって言ってるのよ!? 残酷すぎるでしょう!」
「確かに、そうだけど! 俺は違う!! 普通に姉さんのことが好きなんだ!! 愛してんの!」
「――姉のことを愛してるって、普通じゃないと思うわよ?」
弟が勢いで口走ったことに対し姉は冷静に鋭く返す。
やはり、計算なのだろうか。
先程までと、温度差がありすぎる。
「うっ、――姉さん。俺が欲しいのは姉さんだ」
「まあ、そうなのー。でも、さすがにあげれないわね。私、物じゃないので。他の物をお願いしまーす。あ、恋人なんてよくない? いい人紹介するわよ」
「姉さん? それ、本気で言ってる? 怒るよ? 自分は駄目なのに他人を渡すとかあり得ないよね?」
「そうかしら? 姉が好き、括弧、異性的な意味でね! 括弧閉じ、て、方があり得ないと思うわよ?」
「もう、知らない。分からないって言うなら、身体に教える。嫌って言っても止めないから」
「いや、勝手に決めないでください。私に人権をください。暴力はんたーい。――――きゃっ!」
弟は、姉の肩をとりベットに押し付けた。姉からは、小さな悲鳴が漏れる。そんなことも気にせずに、すぐさま、弟は姉の両腕を取り片手でベットに縫い付ける。同時に、両足は姉のそれに絡ませた。
その間、姉は何が起こっているのか分からず、呆然と成り行きを見ていた。しかし、さすがに、この状況はヤバイな、と、この状況を打破するため考え始める。
んー?
え? 何この状況。手が動かないんですけど。てか、そもそも、ここから抜け出せないんですけど。あ、何? もしかして、私、弟に押し倒されてる?
あー、でも、小説とかにもあるわよね、(義)弟攻め。もう、なんなのよ!? あれ! 萌えるぅぅぅ!
まぁ、現実で、ってなると考えものだけど。
……これは、本当に考えているのだろうか。最後らへんは、話がそれてしまっていると思うのだが。
しかし、姉が変なことを考えている間も、時間は止まらない。
「姉さん姉さん姉さん姉さん姉さん姉さん姉さん姉さん姉さん姉さん姉さん姉さん姉さん姉さん姉さん姉さん姉さん姉さん姉さん姉さん姉さん姉さん姉さん姉さん姉さん姉さん姉さん姉さん姉さん姉さん姉さん姉さん姉さん姉さん姉さん姉さん姉さん姉さん姉さん姉さん姉さん姉さん姉さん姉さん姉さん姉さん姉さん姉さん姉さん姉さん姉さん姉さん姉さん姉さん姉さん姉さん姉さん姉さん姉さん姉さん姉さん姉さん姉さん姉さん姉さん姉さん姉さん姉さん姉さん姉さん姉さん姉さん姉さん姉さん姉さん姉さん姉さん姉さん姉さん姉さん姉さん姉さん」
「ずっと、好きだったんだ。そう、ずっと。姉さんに彼氏ができたって聞いたときは、嫉妬でそいつ殺しそうだったよ。でも、犯罪に走ると姉さんに、『犯罪者の姉』なんて、レッテルが張られるのは嫌だから耐えたんだ。だから、そいつがそいつのことを好きって子を好きになるように仕向けたんだ。大変だったんだよ。そいつになにもされてないよね? キスはまだ許すけど、いや、本当は許せないんだけど、そいつのこと忘れるくらいしまくればいいからね。でも、姉さんの『初めて』は、俺がもらうよ。そうじゃなきゃ、そいつのこと世間的に抹消してしまうから。姉さん。愛してる。姉さんの何もかもが。心も身体も未来も過去も。全部俺のものだよ、姉さん」
姉の体がわなわなと震えだした。
怖いのだろうか。やはり、変わり者とはいえ女の子だ。弟からの狂った愛に恐怖を抱いたとしても不思議はない。
弟は急に震えだした姉に顔を近づけ不思議そうに声をかける。
もし、姉が怖くて震えているのなら逆効果になると思うのだが。
「姉さん?」
「――あんたに私の何がわかんのよ!!」
「!?」
怒鳴られ、近づけた顔を反射的に離す。
そして、弟から先ほどまでの勢いがなくなった。
姉は怖くて震えているのではなかったようだ。
とうとう、姉がキレたのだろうか、姉に嫌われたらどうしようと、焦る弟。
どうしよう、どうしよう! 姉さんに嫌われちゃう! そしたら、姉さんといられない!!
そんなの嫌だ、嫌だ嫌だ嫌だあああぁあぁぁぁ!!
どうしよう、どうしたら、姉さんと一緒にいられるの?
もう、いっそ閉じ込めてしまおうか。姉さんの目に俺しか映らないように。
ああ、そうだ。それがいい。首輪をつけて、姉さんが逃げ出さないように。
姉さんが俺が居ないと生きていけない体にするんだ。
そしたら、俺は姉さんとずっと一緒にいられる――
「――って、言葉一度言ってみたかったのよねぇー」
姉は明るく冗談めかして言った。
弟の考えが読めているかのようなタイミングだ。
「え?」
「この言葉ってさ、言われたら次の言葉に詰まるよね。うっ、って。だから、何て言えばいいのか考えてみたのよ」
姉は、弟に押し倒されている状況でさらりと言ってのけた。
流石に、チートな弟でさえ、口をポカンと開けている。弟は思った。
何て呑気なことを言っているんだろう、と。
弟は先程まで考えていた監禁のことをすっかり忘れていた。
姉は、弟による監禁フラグを見事にへし折ったのだ。
やはり、姉のこれは計算だろうか。それとも、天然で偶然折れただけなのだろか。
謎だ。この謎は深まるばかりだ。
「私が今まで見てきたのでは――
「分かるさっ! 今までずっと、見てきたんだから! 一人で居るのが怖くてぬいぐるみと一緒に寝ていることとか。おやつとしてマドレーヌが出てきたときは顔が緩みきってしまうこととか。それに気づいて直そうとしているのに、直らないこととか。他にも――」
「ちょっ、ちょちょちょちょっと、やめてよ! 恥ずかしいじゃない!!」
「何がわかるんだって言ったのはそっちだろ!?」
「そうだけど! いざ、実際に言われると恥ずかしいのよ! あんたが私のことを見てきたのは分かったからっ!」
「みたいな? 感じのが多かったのよねぇー。例え、誰も見てなくても俺はちゃんと見てたんだ! 的な? でも、何か納得しないのよねぇー。それって外側だけじゃない? 実はそれさえも演技だった場合、あんたが見てたのは偽物よ! って、ならないかしら」
「う、うん? そ、そうだね。じゃあ、姉さんはどういう切り返しがいいと思ってるの?」
取り敢えず、姉の話にのる弟。
下らないことをいっている姉を無理やり黙らせないところを見るに、根は優しい子なのだろう。
「そうねぇー。あ、これなんてどうかしら!」
「――分からないよ。だって、君が本当の姿を見せてくれないから。ねえ、教えてよ、本当の姿。俺だけに、教えて?」
「キャーーー!! 悶えるぅぅぅぅ!! いいわっ! これいい! スッゴくいい! キュンって来る! キャーーー!」
「…………姉さん」
「キャーー! ――ん? 何? どうしたの??」
「姉さん、俺はまだ姉さんのことをよく知らないよ。だって、見せてくれないんだもん。だから、さぁ」
弟は顔を寄せ耳元に囁く。低い、熱っぽい声で。
「教えてよ、本当の姿。俺だけに。――ねえ、教えて?」
「…………」
「姉さん」
「……………………」
弟の呼び掛けに返事がない。
不振に思い、再度呼び掛ける。
「? 姉さん?」
「――……、キャーーー! 耳がぁぁぁ!! 耳が死ぬぅー! さすが、チートな弟ね! 演技力抜群よ!! 一瞬、心臓が止まったわ!」
心臓が止まった、とは大丈夫なのだろうか。それが本当なら死んでしまうのでは?
しかし、そんな疑問は一瞬で消え失せ弟は姉を満足させれたことに優越感を抱いた。こんなことでいいなら、毎日言ってあげるのに。
しかし、姉の次の言葉で弟は奈落の底に落ちることになる。
「でも、やっぱり、言われてるのが私ってのが駄目ね。ここは、私じゃなくて美佐ちゃんが言われてるように脳内変換しなくっちゃ!」
「え。ちょっ、待って! 姉さん!!」
何が悲しくて、好きな人に送った言葉を、違う人に送られねばならないのか、弟は焦る。
因みに、美佐ちゃんと言うのは、この姉弟の幼馴染みで弟の同級生でもある。
ぱっちり二重の目がとてもキュートな女の子だ。
「いやぁー、私が言われるのは駄目なのよねぇー。何言ってんだ、このキザ野郎! ふざけんじゃねーよ、消えうせろ!! って、思っちゃうのよね。うん。やっぱり、私、こういうの苦手なのかしらねぇー。逆に言う方は大丈夫なのに。性転換した方がいいのかしら」
自分で悶えるとか言っといてその反応。
何とも、凄いことを言っている姉である。
「あ、そうよ。性転換すればいいのよ! そうすれば、あんたが近親相姦で悩む心配もないんだわ! 私ってばあったまいいーーぃ!」
「ちょっと、待とうか、姉さん。姉さんが、性転換したら俺、同性愛で悩まないといけなくなるじゃないか」
「いや、そこは諦めなさいよ」
「ムリ」
即答である。
この子が真っ当になる日が来るのかしら、本気で心配した姉がいたとか。
「そもそも、今のままでいいよ。俺たちは、近親相姦にはならないじゃないか。俺たちは親の連れ子同士で血は全く繋がっていないんだから」
「んなこたない。精神的には十分近親相姦になるわ」
「でも、俺は姉さんと会ってからずっと、『女』として見てきたんだ。『姉さん』って、呼んでるのだって約束したからだろ。姉さんも約束守ってよ」
「あんたのことなんて知らないわよ。勝手に人のこと『女』として見てんじゃねぇぇぇぇーーー! って、気分ね。それに、ちゃんと、私も約束守ってるじゃない」
――ずっと、側にいるから『お姉ちゃん』って呼んで――
二人がした約束だ。
何とも、姉が苦労しそうな約束である。
どうでもいいのだが、この時は小学生になる前であり、『お姉ちゃん』と呼んでいたのだが、中学に上がると同時に、弟が『姉ちゃん』に変えてほしいと、頼み、今では『姉さん』になっている。
「ほら、今でもちゃんと、あんたといるでしょ? もう、私は大学生になったんだから、家でてもいいはずなのに」
そう、この約束のため、姉は地元の大学に通っている。
律儀に約束を守っているのだ。
「でも、彼氏作った」
弟が拗ねながら言った。
その言葉に姉は今までの冷静さはどこへやら飛んでいってしまった。
姉は思った。
何で、そこまでしなければいけないのか、と。
「はぁぁぁ!? そこまで、しないといけないの!? てか、そんなこと言わなかったじゃない!」
「普通、側にいるってそう言うことだろ!? 何で、彼氏とか作っちゃうんだよ! 俺がいるのに!!」
「いやいやいやいや、無理でしょ。この約束決めたの幼稚園の頃よ!? そこまで、考えてるわけないじゃない! そして、普通、弟を恋愛対象には加えませんッ!!」
「だから、血は繋がってないだろ!? 赤の他人くらい恋愛対象に加えろよ!」
「赤の他人じゃないわ、義姉弟よ。例え血が繋がってなくても、家族なのぉー。あんたは、対 象 外ッ!!」
「んだと!? そんなこと言う口は塞いでやる!!」
「はあぁぁぁああああ!? 何言ってんの!? 意味がわかんない!! 家族を恋愛対象に入れないのは普通でしょう!?」
「………もういい、黙れ」
「もういいって何!? よくないわよ!! それから、私に命令しなッ――んんっ!」
弟は姉の口を塞ぐ。弟の唇を使って。
姉は弟から離れようと弟の胸板を押す。
しかし、男女の差は埋めれずびくともしない。
顔を背けようとしたのだが、それより早く顎を押さえられ動かせない。
「ちょっ、ふっ……、離れ……ぁ」
「姉、んっ、さん」
本当に塞ぐやつがいるかぁぁぁーーー!?
――て、あ。こいつ、なかなかキスが上手い。
私が知らない間に女性と付き合ってたんだね。なんだ、しっかり姉離れできてるじゃない。
これは最後の思い出ってところかな。私は嬉しく思うとともに少し寂しく感じるよ。
などと、しみじみ考えていた姉だが、1つ失念していることがある。
姉にとっては、義姉弟だが、弟にとっては愛しい人なのである。先ほどから幾度もそう言われていたではないか。そんな人にキスをしていたらどうなるだろう。
まあ、簡単に言うなら、興奮する。しかも、もっと、繋がりたいと考えるだろう。そして、今は弟に姉が押し倒されている状況なのだ。
高確率で弟は狼になるだろう。
さて、姉はどうやって貞操を守るのか? そもそも、貞操を守りきるのか!?
ん? 何か激しくなってない?
貪るようなキスなんだけど……。
姉がそう考えている間にも、弟のキスは深くなる。
姉の口の中にざらざらした温かいものが侵入してきた。
「んぁ!? ……やっ……んんっ!」
侵入してきたそれは姉の歯列をなぞってきた。十分に舐め回したら、次は姉のそれと絡める。
弟は顎を掴んでいた手を離し腰を触りだした。
「やんっ!! ぁ、あ、やめ、てぇ」
「感じたの? どこ? もう一回聞かせて?」
あれぇー? もしかして、最後の記念ってキスだけじゃなかったりします?
もしかして、あの時言ってた私の『初めて』って貞操だったりしますぅー?
うわっ、どうする? どうすればいい?
どうすれば、私の貞操は守れる?
どうしよう、どうしよう、どうしよう――
――――あ、そうか。私は――
「!! 姉さん!!」
キスがどんどん深くなる中、姉はとうとう弟のキスに応えた。姉の口内を犯す弟の舌に自分のそれを自分から絡めたのだ。
弟は歓喜した。
姉さんがやっと俺の想いに応えてくれた!
これで、姉さんは俺のものなんだ!!
弟は一度キスをやめ、姉の耳元に艶っぽい声で囁いた。
「姉さん、姉さんは俺のこと、好き?」
「……ええ、好きよ。大好き」
姉は少し頬を紅く染めながら呟いた。
それを見て弟は破顔した。
可愛い! 可愛すぎるよ、姉さん!!
「俺も姉さんのことが大好きだよ。愛してる」
弟は姉を強く抱きしめた。
姉もそれに応え弟の背中に手を回し、姉からキスをする。
そこは、とても甘い雰囲気が流れていた。
しかし、
「ん、――さて、もう大丈夫ね。はぁーい、リハーサル終ぅー了ぉー!! さ、後は本番ね。応援してるわよ! 自身持って、しっかり行ってきなさい!!」
「……は?」
やはり、姉がそんな空気をぶち破ってしまった。
「いやぁー、騙されるところだった。今度から、リハーサルの時はちゃんと前もって先に言いなさいよ? 勘違いしてしまうところだったわ」
「は? え? えええええ!? ちょっと、姉さん!? どういうこと!?」
「ん? あぁ~、あんたが私の貞操を狙ってるって思っちゃったのよ。いやぁー、恥ずかしい!! でも、よく考えたら、美佐ちゃんの話が出たときとても慌ててたじゃない? だから、私は美佐ちゃんに告白するためのリハーサルなんだなって」
「……」
弟は驚きで声がでない。
しかし、弟の中では物凄い格闘が起こっていた。
え? うそ、なら、姉さんは俺が美佐のことが好きだと思ってるの? て、いうか勘違いしてくれてよかったんだけど。そもそも、勘違いじゃないし。え? て、ことは何、さっきまでのは嘘だったの? 姉さんは俺のことが好きじゃないの? えええええ!?
「私は応援してるからね! 早く告白しなさいよ? あんたなら、大丈夫だから!! 朗報を期待してるわよ! それじゃあ、もう自室に帰った、帰った。私で練習したんだから絶対に成功させてきなさいよ!」
姉はそう言って弟を自分の部屋から追い出した。
弟は、未だにショックから立ち直れず呆然と立ち尽くしていた。
扉がしまった音すら耳に入っていなかった。
だから、弟は気づかなかったのだ。
姉が、
「いやぁー、上手くいって良かったわぁー。本当に危なかった。私の貞操は守りきったわよ! あーあ、本当に美佐ちゃんに告白してくれないかなぁー。美佐ちゃんは弟のことが好きだから絶対に上手くいくと思うんだけど。そうすると、私が襲われることもなくなるだろうし」
と、言っていたことに。
姉は計算でした!
姉は空気は読めるけど読まない派です。
そして、弟はヤンデレ……。
あんまり、関わりたくない姉弟ですね!
読んでくださりありがとうございました!