表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
49/50

第四十九話〜不安〜

・・・さぁ、私を解放しろ・・・


「何言ってんだよ、お前は一体・・・?」



「うわぁっ!!!」

「きゃぁっ!!!」

横で寝ていたアスカが突然跳ね起きた為クレアは驚いて叫んでしまった。

「ここは、俺の部屋か・・・?」

「びっくりしたぁ〜。もうぉ、いきなり起きないでよ」

「俺は一体・・・?」

「頭痛い〜って言って倒れちゃったんだよ。でも、なんともないから大丈夫だって言ってた」

「そっか、俺倒れちゃったんだ。」

「うん、でも元気そうでよかったぁ〜。あのまま死んじゃったらどうしようかと思ったよ」

「こんなところで死んでたまるかよ。」

「ふふっ。そうだね」

「あっ、俺ちょっと出掛けてくるわ」

「えっ?もう夜だよ?」

「朝には帰るから〜〜〜」

そう言ってアスカはクレアを1人部屋に残して飛び出していった。


「あぁ〜、やっぱ夜は冷えるなぁ。あぁ、さみィ」

アスカは1人あのお気に入りの場所に来ていた。


さっきのあの夢はなんだったんだろう。解放しろっていったい。

それに・・・なにかとても禍々しいものを感じたな。


「やっぱりここにいたぁ〜」

振り向くとクレアが息を荒くして立っていた。

「なんだ、クレアか」

素っ気のない態度にクレアは、ムスッとした。

「せっかく迎えにきてあげたのにその態度は無いんじゃない?」

「迎えに来いと言った覚えはないけど〜」

アスカは嫌味ったらしく言った。

「じゃぁもう帰るよ!!」

クレアは、すっかりスネてしまったようだ。

「悪かった悪かった^^;」

慌ててアスカは、謝った。それから暫くクレアに叱られたが気の済んだクレアがアスカの手をとり家へと向かった。


「じゃぁ、おやすみ。アスカ」

「あぁ、おやすみ」

クレアと別れたアスカは、自分のベッドに入り先ほどの幻聴らしきものの言った言葉の意味を考えていた。が、しかしアスカはものの1分も経たぬ内に寝入ってしまった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ