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第三十四話〜ホーリーナイツ本部〜

遠くから見たこの町は、ビルばかりに見えるが実際に町に入ってみるとなんとも、和やかで平和を感じさせる不思議な町であった。この町の道路は白いレンガや石のブロックで構成されていて、町の所々で人工的に造られた小川や噴水などが見られ、小さな滝などもあり、清涼感の漂う居心地の良い所だった。

「うわぁぁぁ、キレ〜イ」

「遠くから見た景色とは、全然違うって言うか違う場所に来たみたいだ」

「俺、この町大好きだなぁ〜始めて来たけど懐かしい気がする」

アスカ達は感動の声を上げた。辺りを見回した後、目を正面に向けると遠くから見た物と同じであろうビルがアスカ達の目に映った。

「あっあれが、本部?」

「はい、あのビルの最上階にダーヴァ総司令官がいるはずです。さっ行きましょう」

「おっき〜い。流石ホーリーナイツの本部今までのビルとは違って断然大きいね。すごいなぁ〜」

「よっしゃっ、行こうぜ!!」

アスカは勢いよく走り出した。それに一同はついていき、本部のビルに入っていった。

「ルーク准将、最上階にて総司令官がお待ちです。入室許可は出ているので、部屋の前にいるガードの人にこのカードを見せれば通してもらえます」

「わかりました。・・・さぁ皆さん、受付も終わりましたし、上に行きましょう」

階段やエレベーターを使い、上まで一同は上っていった。


「はぁはぁはぁはぁ・・・ここの階段きつかったな・・・」

「すみませんねぇ〜変な造りで。総司令官の趣味というかなんと言うか、健康には気を使う方なのでこれも健康の為と言ってわざわざ造り直したんですよ。階段だけ・・・」

ルークは何かを思い出すかのように言った。どうやらこの階段はホーリーナイツの隊員達の手にによって、リフォームされたらしい。

「ここですね」

「カードキーを、ルーク准将」

ガードの男がそういうと、ルークは先程の受付嬢から受け取ったカードキーを男に手渡した。

「ピッ・・・ロック解除。ドアが開きます」

「どうぞ中へ」

装備していた武器をガードの男のに預け、中へと一同は入った。すると、窓の前にある高そうなイスに一人の男が座っていた。

「遅かったね、ルーク准将。私は待ちくたびれてしまったよ。何かあったのかな?」

微笑みながら淡々と言いたい事言うダーヴァにルークは、「何もありませんでした」と嫌味な笑顔で答えた。

「まったく、君はマイペースなのか、ただ単に遅刻が癖なのかわからないよ。はっはっはっはっはっは」

笑うところじゃないだろう・・・。アスカは心の中で小さく呟いた。

「それより、ダーヴァ総司令官。我々をここへ呼んだということは、何か用があるのではないですか?」

ルークが本題を切り出すと、ダーヴァ先程とは違う真剣な目つきで口を開いた。

「・・・単刀直入に言う、先日イビルナイツ最高司令官のヴァイス総司令官から宣戦布告の通知が届いた」

「!!!」

次話〜『宣戦布告』〜

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