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弾けるような朝の光の中で

作者: 武田道子
掲載日:2026/02/25

弾けるような朝の光の中で



弾ける日の光りが

惜しげもなく

枯れた庭に溢れる朝

昨夜の荒れ狂った嵐は

漆黒の闇に飲み込まれてしまったのか

過ぎた夜を忘れさせてくれる

この神聖な穏やかさは

しんしんと心を癒してくれる


たくさんの野鳥が舞い降りてきて

撒いた餌を食しにくる

朝の光を一粒ずつ拾いながら

私も乾いたトーストを

カリリっとかじる

鳥たちも虫や動物たちも

この瞬間には

息を吸い息を吐き

ちょこちょこと歩き回り

私はそれらの生きている仲間たちを

薄い窓越しに見ている


理由があるのかないのか

誰もそんなことは考えずに

餌を拾い続け

お腹を満たして

そして飛び立つ

何が目的でどこが目的地なのか

知る必要があるのかないのか

そうして考え続けた結果

いまだに何もわかってはいない


天気の予報がほぼ完璧にできるようになった

今、庭で餌を啄む野鳥たちの予報はない

今、私の明日の予報もない

何があるか?

今、野鳥がいて私がそれらを見ている

ただそれだけのこと


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