『鮭と涙と男と大鷲ついでにプレスマン』
掲載日:2025/12/21
ある村に住む男が、大鷲に牛をさらわれてしまった。何頭もいるうちの一頭なので、その牛をさらわれたこと自体が口惜しいわけではなかったが、識別のために鼻輪に色違いのプレスマンをつけていたのだが、それごとさらわれたのが許せなかった。男は涙流したいのを我慢して、牛の皮にくるまって、大鷲を待つことにした。何日目か、待ちくたびれてうとうとしているうちに、自分が大鷲にさらわれてしまった。男は、用意していたプレスマンで、大鷲の足を刺すと、大鷲はたまらず男を離した。海に落ちた男は、たまたま鮭の群れの上に落ち、鮭の群れは産卵のために川をさかのぼるところであったから、川をさかのぼって村に帰ることができた。
教訓:男はますます鮭が好きになったという、いろいろな意味で。




