ごめんなさい
皆さん、ここまでお読みいただきありがとうございます。
この作品には、一部ノンフィクションが描かれています。どこでしょうね。
皆さんは、自分の周りの人にどのような対応を取っていますか?
たとえ相手のために言っていても、場所、時間、そして言葉遣いは適切でしたか?
相手の気持ちになって考えてみてください。
自分を疑ってください。
自分の発言が、すべて正しいとは思わないでください。
常に相手のことを尊重してください。
貴方は、本当に一人暮らしですか?
そうじゃない人も、後ろをゆっくりと振り向いてみてください。
ごめんなさい。
私は伊波美月です。
そして、この話はフィクションです。そういうことにしてください。
……ごめんなさい。
ごめんなさい。
ここまで読み進めてしまったのなら、もう諦めてください。
貴方は、痛みに、絶望に、気付くことができませんでした。
貴方は、自分の痛みを、絶望を、忘れてしまった。
ここに書かれていることがすべてではありません。
おかしいとは思いませんでしたか?
何で私が、宮本叶恵さんの最期を、氷室伊織くんの最期を、そして高原英美の想いを、管理人の記憶を、知っているのか。
それは、『見えてはいけないもの』の記憶です。
私は今、自分の体を通してこれを書かされています。
寝室を出て、一番に包丁に気付いたのが私だけだったのか、その日『見えてはいけないもの』の声を聞いていなかったからなのか、私にも分かりません。
宮本さんも、氷室くんもなくなりました。
わたしももうすぐなくなります。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
ぜつぼうは、おわりません。
わたしをたすけて、くだ
これは、ハッピーエンドでしたか?




