第43話 少女Eの想い③
なんとか1年が終わり、中2になった。
私は信用されていないからきっと副会長と同じクラスになるだろう、と思った。
予想は当たった。
副会長選挙に落ちた私と副会長。
何を考えたらこの組み合わせになるのかと思ったが、特に気にしていないため大丈夫だ。
クラスには問題児っぽい人が何人かいたが、過ごしていると意外と静かで、2分前着席もちゃんとしている人が多かった。
そして、中間テストが始まった。
しかし、私は運が悪かった。まただ。
風邪気味で、さらさらとした鼻水が止まらない状態が数日続いた。集中できるわけがなく、勉強もほとんどできないほど辛かった。
さらに、今回の理科のテストは難化していた。平均点は50点くらいだった。
いつも90点前後の私は、理科が86点。
頑張った方だと思った。自分で課題を見つけて、反省もして。
国語96点、数学95点(これも難化)、社会97点、英語97点。
理科以外は95点以上。しかしこれで母は満足しなかった。
私が風邪気味ながらもパソコンで生徒会の仕事をしていた時。
急にドアを開けて殴ってきた。意味が分からなかった。
体中が痛くて、弱いながらも殴り返して。
そしていつも言われる「失礼」。親を叩く子供なんて世界でただ一人、お前しかいない、って。
私から叩いたわけじゃない。じゃあ私はどうすればよかったの?
私は全力を出した、だから86点。
ショック?
この点数の何が悪い?私にどうしてほしいの?貴方が満足しないだけじゃない。
貴方に操られた人生なんて、たとえ成功したっていらない。
やめて、痛い。苦しい。辛い。痛い!
助けて。誰か。早くこの地獄から救い出して。誰か殺して。
このままじゃ、私が
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最初は「元気?」と聞かれた。
元気ではなかったがそうじゃないと言うバカはいないから「元気です」と言った。
「学校、どう?」
返答に困って「まあ、良いほうです」と変なことを口走ってしまったがそんなに気にすることでもない。
あの人の名前を聞くと同時に世界がモノクロに見えた。一瞬息ができなかった。
私の悪い噂は職員室にまで広がっているんだ、と思うと震えが止まらなかった。
なんとかやりすごして席に着くと私は思いを巡らせた。
これからどうやって誤魔化そう。
これからどうやって名誉を取り戻そう。
これから、どうやって生きていけばいいのだろう。




