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ひとりぐらし  作者: 雨宮 叶月
氷室伊織の場合

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第40話 サイト

朝になった。


太陽がとても眩しい。



起き上がり、机の上を見る。




昨晩のことは、夢ではないようだった。




紙が存在している。




俺は困惑した。




(これは、俺に何かを伝えたいのか?それとも、呪いたいのか?)




しかし、今手掛かりはこれくらいしかない。





リビングに移動し、パソコンを起動する。




画面が切り替わったのを確認してから、紙切れに書かれている文字や数字を打ち込んでいく。



手が少し震えていた。




友達は失い、誰にも相談できない、そして不可解な状況が続く。



怖くなるのも当然かもしれない。




……それでも、一度手を出してしまったからには真実を突き止めなければならない。




「見えてはいけないもの」は誰に、何を伝えたいのか。どうしたいのか。



もしかすると、「見えてはいけないもの」は真実に何も関係がないかもしれない。




そんなことをグルグルと考えながら、文字を打ち終わった俺は息をつき、水を手に取って飲んだ。





そして、ゆっくりと、マウスで検索ボタンを押した。







……1件がヒット。




タイトルは「I've been having nightmares…」。



日本語に訳すと、「私は悪夢を見続けている」だ。





俺はそのサイトをクリックした。






出てきたのは、数行の文章。






『あなたは今、幸せですか?』




俺は視線を下に向ける。





『ここから先は自己責任です。読んでください。知ってください。そして一緒に考えてください。この■■■ら■■■す■■■。』




…最後の文は読むことができなかった。


このサイトは、日記のようなものだと推測する。




俺は次のページを指す矢印をクリックした。









……そこには、衝撃的な内容が書かれていた。


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