表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ひとりぐらし  作者: 雨宮 叶月
伊波美月の場合

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

15/52

第15話 大学にて

ぼーっとしながら大学に向かう。




昨日は、あんなものを見たのにも関わらず普通に眠ることができた。




そして、このことは氷室に伝えなければならない。




例え、私が()()に捕まろうとも。






「あ、美月さん!おはようございます。昨日は大丈夫でしたか…?」




氷室とばったり会う。




「……あの部屋の、見えてはいけないもの、を見た。」





「…え。」






「白い服で、長い黒髪。恐らく女性で、声はかすれてた。ずっと、ア、って言ってた」





「そうなんですか…。そんなこと、俺に言って大丈夫なんですか?」





「……分かんない。でも、氷室には伝えておきたかったの。」





「…………」




氷室は黙り込むが、私は話を続ける。





「今日は、12時になったら寝室を出て、他の部屋の変化を探そうと思う。……あれは、出てくるのが少し遅かったから。」




「っ、そんな、それは危険すぎます!」




「大丈夫!毎日、1部屋だけだから。すぐ戻るよ。」




私は笑顔を作る。




「…分かりました。何かおかしいと思ったら、すぐ戻ってくださいね。それに、俺にも手伝わせてください。俺も、あの部屋について知りたいんです。」






「……うん。じゃあ、一緒に近所の人に聞き取り行こうよ。今日の放課後。」





「近所の人に聞き取り……確かに大事ですね。良いですよ」





私と氷室は、聞き取り調査をすることにした。










評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ