表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/8

1.双子の二人は無敵の文武両道

家名が異なる話を発見です!

よろしくお願いします!

「俺、いいこと考えたんだ!フォレスト姉妹いるだろ?」

「「「ああ」」」

その場の男たちが全員頷く。

「その姉と妹を逆の指令に出すんだよ。絶対何もできないぜ?オロオロするあの女の顔が目に浮かぶ!」

「それでか!それは酒が美味いなぁ」



フォレスト姉妹とは…双子の姉妹で姉が戦闘に特化しており、妹が書類仕事に特化しているという噂だ。その二人に逆の指令を与えようという話だ。

……世間の噂というのは全く浅ましい。


しかしながら、現実は無情なもの。二人とも文武両道でそこらの人間よりも武道もできるし、書類仕事もできる。

姉はそれでもさらに武道に秀でていて、妹は書類仕事に秀でているというのに…。

つまり、逆の指令をしたところで、全く意味がないのである。

姉だって、そこらの文官よりも書類仕事はできるし、妹だってそこらの傭兵よりも武芸に秀でている。

ところで、最近の彼女らのブームは魔法らしい…。



あ、姉の名前はルカ=フォレスト。妹の名前はルリ=フォレスト。実家の爵位は伯爵なのでそこそこの令嬢である。そこそこっていうか、かなりの令嬢。




実際に彼女らに指示を与えてみた。

妹は魔物の討伐にあたり、まわりの傭兵ゴロツキ達は「こんなのできないわよ」とか言うのを、期待していた。むしろ、そうなると思っていた。

ルリは嬉々として、討伐しまくっていた。

「お姉さまったら、いつもズルいですわ。こんな楽しい事独り占めして~」


一方のルカはというと、

(うえ~っ、書類仕事…。できるんだけどさあ。仕事だから片付けよう)

通常の文官のスピードの2倍の速さで書類仕事を片付ける。

理由は、一刻も早くこの書類仕事地獄から脱却したい!である。


その日の夜、二人は邸で話し合った。

「ルカ姉さま!いつもあんな楽しいことをしてますの?」

「楽しいかはともかく、いつもあんな感じ。ルリはストレス溜まってたんだね。久しぶりに書類仕事したらイライラしたからさぁ。イライラしすぎて吐くかと思った」

「それは大変ですわ」


二人は、眉目秀麗・才色兼備・文武両道等褒め称える言葉をつけられる。

あまつさえ、家の当主(二人の父)には「男に産まれていたらなぁ…」と言われる始末。

わかる……。確かにわかるが、それを言ってはいけないだろう。


「明日からは魔法の練習しようか?」

「丁度明日は仕事が休みですね、教会に行って魔法の属性を調べましょうよ!」


読了ありがとうございます‼

感想・評価・下のほうにある☆・いいね などお待ちしております!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
双子の姉妹のお話しだね。姉の名前はルカ=フォレスト。妹の名前はルリ=フォレスト。実家の爵位は伯爵。世間の評判は、姉は、戦闘に特化。妹は、書類特化。ある日、意地悪な男達がそれぞれに逆の依頼を出す事に。し…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ