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スローバラード

作者: 秋葉竹



なにもわからない

って

けっこう罪なのかもって


小雨に洗われて

想う


とても悔しいって

口には出せなくて

べつに命のかたちをする

漫才師じゃないけれど

『命ッ!』

って

時を止める勢いで

『命ッ!』

って


心の中で

ちいさな声で

叫ぶんだよ?


言葉って

難しいよなって

想うよ


それはなんどもなんども想ったよ



夕べ眠れなかったのは

きっと濃いめのブラックコーヒーを

飲んだからだろうな


夢は

みたと想うけど

なにも

憶えていないみたい


私には

けっこー好きな人がいて

なんどかそれ

云ってんのに

ちっとも信じてくれない


篠突く雨が

冷たい


私のこと

好きなのかなーって

想う私が

バカなのかなー


篠突く雨に傘もささずに

歩いてる


そして

恥ずかしいけど

ちっちゃな声で

歌ってる


たぶん

鼻歌にはむかない

スローバラード

って

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