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ばいおろじぃ的な村の奇譚  作者: ノラ博士
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其ノ五 仙人と仙人見習いたちの村

 奇妙な村だった。


 中華人民共和国の湖南省、武陵(ぶりょう)山脈に位置する、仙郷・武陵源。三千を超える数の岩柱、それらが見渡す限り乱立する様は圧巻の一言である。200メートル級の巨岩の群塔が、覆い被さる木々のグリーン、そして霧雲の白さに彩られ、完璧な調和となっている。まさに、山水画の世界そのものと言えよう。

 その岩柱の1本に、岩壁のわずかな段差とくり貫いて作られた洞穴から成る、道教の道士たちの村があった。仙道を究めんとする彼らと修行を共にして、もう3日目になる。


「呃啊ッッ」「喝啊ッッ」


 大きな声を上げながら蹴りと突きの訓練をしているのは、少林拳の修行者たちだ。ここの長老も修める拳法だけあって、やはり人気がある。

 私も参加中の太極拳の修行では、穏やかで流れるようなゆっくりとした動きの、套路とうろという訓練を行っている。早朝ということもあり、ラジオ体操っぽい雰囲気も感じられている。


 武術の訓練の他には、導引術や調息、胎息といった呼吸法や、米や麦などの五穀を食べない辟穀へきこくなども行われている。特に禁欲ではないらしく、水タバコは多くの者が吸っているし、夕食では普通に酒が飲まれる。男女での性交も盛んだが、これは房中術といって、男女が交わることで陰陽の氣を交換することを目的としており、修行としての側面が大きい。その他にも、私には見ることすら許されていない秘伝が存在する。

 多様な修行が行われており、人によって採用している組み合わせは様々だが、これは道士たちの長たる3人の仙人たちが、それぞれ異なるスタイルなことが影響しているのかも知れない。


 3人の中で一番の年若は、滿德爾マンテリという名の大男だ。太極拳や形意拳、八卦掌といった内家拳の達人で、呼吸法や房中術にも長けている。今は呼吸を整えて瞑想を行っているようだ。

 分厚い筋肉に覆われた胴回りは大木ほどもあり、黒く毛深い体からはクマにも似た獣臭が漂う。年齢は50歳くらいにしか見えないのだが、本人曰く157歳ということだ。


 実年齢の推定というのは簡単ではない。例えば歯の採取が出来れば、アミノ酸のラセミ化や、セメント質の厚さなどを調べる方法がとれるが、この、拳法を覚えたヒグマの様な巨漢にそれを行うのは、難易度が高い。

 ただ、この大男は歯のすり減り具合が尋常でなく、全ての噛み合わせが平らに近くなっている。歯のエナメル質は再生をしないため、高齢になると削れていくものだが、普通の人間の寿命ではここまで至らなさそうではある。


 唯一の女仙である乳突娘娘にゅうとつにゃんにゃんと呼ばれる小柄な女性は、もっと若く見える。147センチメートルほどの背丈に、長い黒髪と可愛らしい童顔。厳しめに判断しても30歳ちょっとに思えるが、その実、滿德爾の倍は生きているらしい。

 一日中、お気に入りの岩の上で仰向けに寝そべっており、どうやら修行はしていないようだ。寝たり目を覚ましたり、水タバコを吸ったり、手が届く範囲に実ったキイチゴを食べたりして過ごしている。トイレはどうしているのだろうか。


 そして、この2人の上に位置するのが、菊石仙人と称される長老だ。いかにも仙人な白髪と髭を生やした(おきな)であるが、その肉体は凄まじく異質である。

 一体、どうやって生きたらそうなるのか。肌は高度に角質化していて、センザンコウのウロコの様でもある。部位鍛練で酷使したであろう手は、既に爪など生えていない。代わりに指先の骨が発達し、皮膚から突き出して、モグラの爪にも似た様相を呈している。

 その鍛え上げられた両手は、硬い珪岩をバターの様に削り砕く。私の入門を祝ってここの岩柱に彫り描かれた、高さ20メートルにもなる見事な菊は、彼の素手による作品だ。しかも、ほんの5分ほどの製作時間である。


 とは言え老化は非常に進んでおり、明らかにボケているし、歯は1本残らず抜け落ちている。それもそのはず、彼の一番弟子の話では813歳にもなる大古老ということだ。

 なんでも、モンゴル帝国の数万の軍勢を己1人で撃退し、その荒行を経て仙人へと至った真の武仙であるそうで、彼がいなければ、チンギス・カンの孫による中国征服は10年は早かった、と一番弟子は説明していた。


「呃啊ッッ」「喝啊ッッ」


 一際に大きい声を合図として、早朝の訓練が一斉に終わった。次は朝食の準備である。私は先輩の道士に連れられて、食材の調達でキノコ採りだ。村のある200メートルくらいの高さから、ロッククライミングの要領で地面へと降りる。

 この辺りはキノコが豊富で、旬のキノコが山ほど手に入る。ナメコ、ブナシメジ、フクロタケ…あっちには、ヤマドリタケの一種、つまりポルチーニ的なものまで生えている。キノコシロアリの巣が散見されるので、夏にはオオシロアリタケも採れそうだ。キノコ好きには、まさにパラダイスだろう。


 ふと、先輩の方を向いてみると、茶樹菇(ヤナギマツタケの仲間)を集めつつ木からリンゴも採っていた。そして、地面に落ちている腐ったリンゴにも手を伸ばしたかと思うと、拾わずにその場を立ち去った。どうにも、動きに少し違和感を覚える。

 私は自然な動きを装って、そのリンゴに近付いた。手に取って見ると、青くて小さいトリュフの様な形をした、奇妙なキノコが生えている。先輩はこれを採集していたのだろう。私の()()()でもあったので、機を見て成分分析にかけるとする。


 50人分にもなる朝食用のキノコは、あっという間に集まった。次は村に戻って料理の時間だ。食堂の洞穴に入ると、子供なら入れるサイズの大鍋いっぱいに、烏骨鶏のスープが作られてあった。そこに採れたてのキノコをどぼどぼと投入していく。ひと煮立ちすれば贅沢なキノコ鍋の出来上がりだ。


 香りにつられて続々と道士たちが集まってくる。のっしりとした動きで、滿德爾も中に入ってきた。あの巨体だというのに無音で歩行をしているのは、流石は仙人といったところか。

 そして、この仙人の頭から1本の髪の毛が落ちるのを、私は見逃さなかった。さっと拾って、毛根の有無を確認する。よし、残っている。

 この村の住人は、基本的に何らかの拳法の達人なので、血液のサンプリングが難しい。吸血針は暗器の様なものであり、拳法家は暗器に敏感だからだ。そのため、食器に付いた唾液や抜け落ちた毛根などを採取し、そこからゲノムDNAを得る戦法をとっていた。ラッキーなことに、菊石仙人については、石柱に掘ってくれた菊のレリーフから肌の角質を採取出来ている。


 調理場に戻ろうとしたところ、後ろから肩をぽんと叩かれた。気付かれたかと思い、少しドキドキしながら振り向くと、焼きリンゴを手にした先輩だった。偏食でキノコも鶏肉も食べない乳突娘娘のために用意したらしい。それを運ぶようにとの指示だったので、黙って従う。

 ぐうたらな女仙は、水タバコをぷか~っとふかしながら、定位置で寝そべったままだった。焼きリンゴの乗った皿を差し出すと、手に取りもせず噛み付いてジュルジュルと中身を吸いだした。ペットにでもエサをやってる気分である。


 この怠惰さなら武術も修めてなさそうだと判断し、だらしなくはだけた太腿(ふともも)に麻酔薬を塗り付けた。…気付かれない。人差し指先の吸血針を刺して、無事に血液サンプルを得ることが出来た。

 これで46人の道士と3人の仙人、全員分のサンプルが集まった。早速、まとめてゲノム解析を開始する。遺伝子がどの様に働いているかを確認するため、トランスクリプトーム解析も行うことにしよう。7人の道士からは血液を採取しているので、乳突娘娘、つまり仙人との間で血中成分や血球についての比較も可能だ。


 食堂に戻ると、キノコ鍋が配られているところだった。私も食すことにする。朝食は毎朝これなのだが飽きることなく美味い。烏骨鶏と10種類以上のキノコから抽出された汁は、香りもうま味成分も多重のハーモニーを奏でている。

 この美味を堪能しながら、具材のキノコを1つずつ観察してもいるが、あの青いキノコ…仮に腐苹果菇クサッタリンゴタケとでも名付けるか。それは見当たらない。やはり、用途が違うのだろう。

 アナライザーを見ると、腐苹果菇の成分分析はまだ途中ではあるが、ほぼ終わっていた。ざっと結果を見たところ、ほとんどの成分はありふれた化合物だが、パツリンが検出されている点は少し気になる。


 私が腐苹果菇の成分を気にしているのは、このキノコが秘伝の1つである仙丹、その原料だからだ。

 仙人になる方法は大きく分けて2つある。1つは、自身の体の中で氣を高める手法であり、呼吸法や房中術などがある。まとめて内丹術とも呼ばれる。

 そしてもう1つが、仙丹という薬を服用する手法であり、(れん)丹術や外丹術と呼ばれる、仙道の初期に流行ったメソッドだ。仙丹の多くには毒性のある原料が使われていたので、仙人になって不老長寿となる目的に反し、早死にするケースも少なくなかった。そのため、現代では内丹術に取って代わられている。


 この3日間で調べ上げた仙丹の原料は、全部で8種類。辰砂しんしゃ雄黄ゆうおう、蜂蜜、菊花、淫羊藿インヨウカク、クコの実、杏仁、そして腐苹果菇だ。辰砂と雄黄はどちらも鉱物で、それぞれ水銀と砒素ひそを含んでいる。菊花は不老長寿の力があると信じられており、淫羊藿とクコの実は精力を高める効能がある。

 これらの情報だけだと、辰砂や雄黄を使う伝統的なレシピに、精力剤の要素を加えた感じかとも思えるが、腐苹果菇にパツリンが含まれるとなると話は変わってくる。


 パツリンは、リンゴなどに生えるある種のカビが作る毒素である。カビの中でも一部のキノコも属する子嚢(しのう)菌類のカビなので、もしかすると腐苹果菇は、そういったカビから生じたキノコなのかも知れない。何にしろ、この毒は摂取するとガンの原因になることが知られている。

 砒素の化合物である雄黄にも発ガン性があることから、この村の仙丹は、ガンを患うことを目的にしている可能性も考えられる。


 などと考えている内に、朝食の時間は過ぎ去り、朝の訓練が始まった。站椿たんとうといって、一見すると同じ姿勢で立ち続けているだけに見えるが、その実、身体を上手に操作するのに役立つ修練だ。


 站椿。


 站椿。


 站椿。


 站椿。


 站椿。


 5時間ほど站椿を行ったところで、正午の鐘が鳴った。汗が地面にまで染み込む苦行も、やっと終わりである。昼食はそれぞれ自由に済ませるスタイルなので、胸元に忍ばせてあった干し肉をかじりながら、站椿の間に終わっている各種の解析の結果をじっくり見るとしよう。


 全てのデータを照らし合わせて、事実を理解し、可能性を考察する。そうして至った答えは、この村における仙人は、特殊なレトロウイルスの感染者だということだ。

 レトロウイルスとは、自分のゲノムを宿主、この場合は人間のゲノムに組み込んでしまうタイプのウイルスである。今回のケースでは、これに属するレンチウイルスの一種が原因と考えられるので、仙人レンチウイルスと呼ぶことにしよう。


 仙人に至るプロセスについての考察を初めから説明すると、この様な流れになる。


 ゲノム解析の結果、仙人レンチウイルスは3人の仙人からのみ検出された。つまり、この村で仙人になるには、何らかの経路で彼らからウイルスを感染させられる必要がある。

 しかし、仙人レンチウイルスは感染力が非常に弱いようだ。しかも、ウイルス感染に必要となる宿主側の細胞のレセプターは、TSPAN2という膜タンパク質だと思われるのだが、これはウイルスが感染しやすい粘膜にはあまり存在しない。


 そのため、仙人になりたい者はガンを発症することが近道となる。TSPAN2タンパク質は、例えば一部の肺ガンにおいて多く存在することが知られているからだ。

 そこで、仙丹が役に立つ。この村の仙丹には砒素の化合物やパツリンなど、ガンになるのを促進する物質が含まれる。また、日常的に行われている喫煙と飲酒も、ガンのリスクを増大させてくれる。

 これらガンのリスク因子の種類と、ウイルスが感染しやすい体組織を考慮すると、肺ガンの細胞に対する飛沫感染が、最も可能性の高い経路だと考えられる。


 仙人レンチウイルスが感染すると、ウイルスのゲノムが感染者のゲノムに組み込まれる。そして、ウイルス由来の遺伝子が働きだすのだが、まず、宿主の細胞のテロメラーゼ遺伝子を活性化させる。これは細胞の不死化をもたらすもので、ガンを生じさせる腫瘍ウイルスでも確認される現象だ。

 しかし、腫瘍ウイルスがガン()()遺伝子の()()化もして、ガン化を促すのに対して、仙人レンチウイルスは、複数のガン()()遺伝子を()()化することで、逆に宿主の細胞が健康な状態を保とうとする。特に、損傷したDNAを修復するタイプの遺伝子において、高い活性が期待されるデータが得られている。


 つまり、仙人レンチウイルスの感染によって、テロメラーゼとガン抑制遺伝子の両方が活性化されることで、不死化しながらもガン化しない、そんな細胞へと作り変えられる。この細胞の状態を「仙人化」と呼ぶことにする。


 細胞が仙人化されると、仙人レンチウイルスは少しずつ自分のコピーを作り出し、細胞の外へと放出していく。しかし、周囲の細胞はTSPAN2が少ないため、それだけでは感染が成立しない。

 そこで、仙人化した細胞は、TSPAN2遺伝子を活性化するマイクロRNAを放出するよう、仙人レンチウイルスから命令を受ける。放出されたマイクロRNAは周囲の細胞に取り込まれて、TSPAN2タンパク質の量を増やす働きをする。これはトランスクリプトーム解析において、乳突娘娘、つまり仙人のみでTSPAN2の転写量が増えていることと調和的である。


 この様にして、仙人化した細胞の周囲でも次々とウイルス感染が引き起こされ、肺の細胞が全て仙人化していく。肺の次に臓器ごと仙人化するのは、肺と隣接していて、元からTSPAN2を多めに持っている心臓であろう。そして、心臓から血管を介して、全身の細胞が仙人化していくと思われる。


 仙人化が骨髄にまで至ると、仙人レンチウイルスは追加の効果を発動する。骨髄中の造血幹細胞から作られる白血球の数を10倍以上に増大させるのだ。乳突娘娘から採取した血液から、この裏付けもとれている。特に、ガン細胞を殺すキラーT細胞が多くなるようである。

 これは、既にあるガン細胞をデリートして健康体に戻すことに繋がるが、それだけが目的ではないだろう。仙人化した細胞が「不死化しながらもガン化しない」とは言え、低い確率では発生し得るガン細胞、これを確実に殺すための仕組みでもあると考えられる。

 数百年も生きていれば、低い確率でしか起こらないこともたまに経験することになる。そのことへの対処というわけだ。


 なお、免疫システムが極度に高められる影響で、ウイルスに対する抗体を作り出すB細胞もその数を増やす。そのため、仙人レンチウイルスは細胞外に出ると、短時間で無力化されてしまうはずだ。これもあり、このウイルスは周囲の細胞にしか感染を広げられないし、体液中にほとんど存在しないので、血液感染や性的感染はまず起こらないと予想される。

 やはり、呼吸器を通じての飛沫感染が主な経路だろう。換気の悪い洞穴での生活や、濃厚な接触を行う房中術は、その意味で仙人になる手助けとなっていそうだ。


 血液を採取した7人の道士の内1人からは、TSPAN2が高発現の肺ガンを患っているという解析結果が得られているので、新たな仙人の誕生もそう遠くないかも知れない。


 仙人レンチウイルスは、こういったプロセスで、感染者を仙人の体へと変貌させていくと考えられる。ウイルスの乗り物である細胞の増殖、つまりガン化を抑えてしまうことや、感染を広げることに不都合となる免疫システムを活性化させることは、不可解であるが。

 想像するに、例えば、他のウイルスが「1000人の人間に、3年間」感染しているとすると、仙人レンチウイルスは「3人の仙人に、1000年間」感染することをもって等価としている、という理屈ではなかろうか。そのために、宿主を健康な状態に保つと。感染している細胞の数とその生存年数を考慮すると、確かに悪くない戦略にも思えてくる。


 思うところはある。本来、仙道における不老長寿とは、自然と一体化して神になるための手段に過ぎない。仙人として上位の存在になり、神にまで昇格するのには、途方もない年月を要するからだ。

 そのためには、内丹術によって氣を高めることが必須であるが、その過程を経ないこの村の仙人たちには難しいかも知れない。最も氣を練れている滿德爾ですら、知人の符咒(ふじゅ)師に遠く及ばないのだから。


 目的を達したことだし、この村を発つことにするか。そう考えていると、菊石仙人が目の前に立っていた。手を差し出し、握手を求めているようだ。…800年以上も生きていれば、神通力など持っていなくとも、人の考えや行動を予測することは容易なのかも知れない。この世に3本とないであろう恐ろし気な手と、生涯で最もスリリングな握手を交わす。満面の笑顔で「いつでも戻って来なさい」と言っているようだった。私は強く肯定し、この幽玄の地を後にした。

 外丹術によって仙人になった初のケースを確認出来たことは、大変に喜ばしいな。そんなことを思いながら、私は次の村へと歩みを進めた。

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