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子猫と歩く異世界散歩道  作者: RED tale
3/3

ステータスオープン


辺り一面に咲いている花はほとんどが薄いピンク色で構成されている。

他にも黄色や青、白、紫など大小の花々が連なりとても美しい。


色とりどりの花々は桜のような形をしていて、地面に咲いている花だと思うと不思議な気持ちになる。

ひと時心地よい風が吹けば、花びらは空を舞い、遠くの空へ飛んでいく。

花びらはどこまで飛んでいくのだろうか?

海へ?山へ?

さて、意識を現実に戻そう。




そもそもここは地球なんだろうか...(今はおそらく昼間だが、大きな月が2つ重なって見えている)


ここは日本なんだろうか...(先程から目の端にチラチラ映っているあの洋風なお城は一体...)


というか今私の着ている服は...(着物とワンピースを合わせたかのような服。え?メイド服っぽいと感じるのは私だけだろうか)




「2つ御月様があるのはね、御月様に住んでいた夫婦の神様がケンカして別れちゃったからなんだって〜」


「ここはね、もう1つの地球で、元の地球でいうとたいへーようの辺りにある国だよ」


「その服はね、この国の神官?っていう職業の人が着る正装なんだってよー」


私の疑問に答えてくれているのは私にくっついている無数の子猫達......

って、色々突っ込みたいところはあるけど...


「......ちょ...重い...です」

私にくっついている子猫達の総勢は10匹。

腕に頭、足に、腰に......ってなんとも間抜けな絵図らだろうか。


「重いのー?」


「どうするどうする?」


「じゃー。1匹になろーか」


そう相談していると、RPGにでも出てくるスライムの様に1匹の元に子猫が集まり1匹となった。

元の大きさは変わらず、重さも1匹分の軽さになった。


「他の子猫達はどうなったの?あなたの中に消えていったけど...」

「僕たちはもともとこの世界では1匹だったんだ。向こうの世界に渡った時に分裂しちゃってね」





ーーー話が長くなりそうだったので、子猫の話をまとめると...

・ここはもう一つの地球。元の地球が表だとするならば、ここは裏の地球らしい

・そして現在いるこの花畑は、表の世界でいうなら太平洋あたりにある。

空中に浮かんでいる丸い形の島国で、エリアスという国

・裏世界の動物達は分裂と合体が自由にできる摩訶不思議な生き物である

・表と裏の世界は見えない無数の細い糸で繋がっており、自然災害などがおきるとその糸が切れ、表と裏の世

界がつながる現象がまれにおきる

・その表と裏がつながる際におきるゆがみを、裏地球では “時空のひずみ” と呼ぶらしい。

そのひずみはブラックホールの様に様々なものを吸い込む


ということで、子猫達はこのひずみに巻き込まれて、裏と表を何回も行ったり来たりしていると言う。

元は表の猫だったが、表と裏を行ったり来たりしている間に不思議動物に変化していってしまったらしい。


今回はちょうど私がいた近くで糸が切れ、その近くにいた人間と猫を吸い込んでしまったという......





「表はね、科学?が発展してるでしょ?でも裏はね、魔法が発展した世界なんだよ」

花畑を歩きながら子猫と会話を進めている。

「じゃあ私も何かの魔法が使えるの?」

「表から裏に来た人間ってほんとーならあり得ないからな〜。動植物や物なら普通にあるんだけど、ひずみはどういう仕組みか分からないけど、人間がいるところには発生しないんだ」

ーーー前例が無いってことはこの先私、どうなるんだろ...


「えーっとね、ステータスオープンって言ってみて?」

言われるがままに、


「ステータスオープン」


すると目の前に透明なボードが現れた。

ーーーなんだかゲームの世界みたいだ


そこには、



【氏名】?????

【種族】人間

21歳、女

【所属】表地球、日本

【職業】神官、テイマー(猫)

【スキル】ヒール1

浄化1

聖域1

【属性】無属性



これだけしか表示されなかった。

猫のマークのアイコンも出ていたので押してみる



【氏名】いちご

【種族】猫

200歳、メス

【所属】不明

【職業】狩人

【スキル】猫パンチ1

隠密3

弓1

【属性】 風




ーーー年齢おかしくないですか?猫パンチ?隠密って忍者みたいなやつ?っっって、弓!?


「...いちご...ちゃんは200...」

「いちごでいいの。女の子に年齢聞いちゃだーめ」

ーーー猫の世界でも女性に年齢を聞くのは禁句らしい


「...いちごは弓が使えるの?」

「風の魔法でね、作った矢を飛ばす事ができるんだよ〜」

ーーー猫が矢を...

「それより魔法、使えるみたいで良かったね〜」



そんな会話を続けて歩いていると大きな門が見えてきた。

レンガの様な石で積み上げられた、いかにもゲームにありそうな造りの門だ。

門を通るとそこは西洋風の街並みが広がっているようだった


門の前には兵士のような人が立っていて、門を潜る人のチェックをしている。

皆、西洋風の服を着ている...

そして周りの目線がなぜか私に向いているような......


ーーー私だけ和+洋でなんだか浮いてないか?




どうやら気のせいではないようです








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