人物紹介②
人物紹介です。
立川高校人狼部の情報だけ載せています。
少しストーリーもあります。
立川高校人狼部
・沖紗央里
高校2年生 16歳 168cm 黒髪ロング
・山下信宏
高校2年生 17歳 183cm 茶髪短髪
・小松原侑人
高校2年生 16歳 179cm 黒髪オカッパ
・田中弘紀
高校2年生 16歳 174cm 黒髪短髪
・陣内剛貴
高校1年生 15歳 171cm 坊主頭、ヤン眉
・山本彩加
高校1年生 15歳 164cm 黒髪セミロング
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西住高校と立川高校の合同練習が開始される前、申請用紙に必要な情報を書き終えて、慌てて自宅を出た篠原。
「たしか、9時から開いてたよな?急いだら間に合うか。」
自分も顧問として立川高校に引率していく予定であったが、終わらすべき所用を優先してとある場所へと向かっていた。
ウィーン。自動ドアが開かれる。
(何とか間に合いそうだな…確かエントランスにスタッフがいるはず…ん?)
関東大会地区予選の出場申請用紙を手に、篠原はその申請受付を行う場所へと辿り着いた。
申請用紙を出そうとスタッフを探していると2人の男達の姿が目に入る。
??「ギリギリになって申し訳ない。これが最終決定のものだ。ったく。お前のせいでもう一度東京に来ることになったんだぞ。」
??「まあ大目に見てくださいよ。あいつは必ず役に立つ。なんせこの俺が久しぶりに楽しめたんすよ?」
??「そこまで言って負けたじゃ話にならんぞ。」
??「まあ見ててくださいよ。今年の大会は絶対におもしれぇ、ククク…」
生徒と教師であろうか、何かを話しているのを耳にする。
すると、話が終わったのか、変わった風貌の生徒らしき人物の男の方が篠原に気づかず先に建物から出て行く。
「あの、西住高校の者です。申請の用紙持ってきました。」
篠原がスタッフに用紙を渡そうとスタッフに話しかけていると、
「ん?お前…篠原か?」
「はい?どちら様です…っ!???」
目を見開く篠原。
「お前…匠か?まさか!…人狼部の顧問やってたのか?!」
驚きと久々に会えた嬉しさが混じったような声で匠と呼んだ人物の顔をまじまじと見た。
「ふっ…久しいな。お前こそ人物部の顧問をしていたとはな。それに…西住か。もはや西住も過去の栄光だな。」
「うるせぇ!いつもテメェは偉そうだな…ところで東京にまた来たって?…」
何やら因縁でもあるのか、旧友に会えた懐かしの雰囲気といった和やかなものではなさそうだ。
「何だ。聞いてたのか。そうだ俺は今、神奈川の銀聖で顧問をしている。」
!!?
「銀聖だと!?」
「そういうことだ。ではこれで失礼する。大会、楽しみにしているぞ。じゃあな。」
「おい!まて!…くっ!」
早々と出て行く背中に、まだ手続き途中であった篠原は追いかけるわけにもいかなかった。
「まさか銀聖とはな…銀聖高等学校っていえばあの問題ばかり起こしてるとこだよな…」
急な展開に驚くばかりの篠原。
(しかも、あいつが顧問をしてるとは…!あの米山匠が!)