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部活系人狼!騙シ、騙サレ  作者: melon湯葉
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アルティメットルール



「……。いやぁ…悪い悪い。お前らに伝えるのすっかり忘れてたわ」

言葉と反対に全く悪いとは思ってない態度の篠原。

しかし、さすがに今回ばかりは事が大きかった為か、少し気まずそうな顔をしていた。



西住高校も立川高校と同様に、6月から行われる全国人狼大会の関東地区予選大会に出場することになっていた。


現在、人狼ゲームを行う人狼部を持つ高校は多く存在しており、北海道から沖縄までを含んだ47都道府県全てに人狼部を有した高校がある。


そこで全国大会出場の切符を賭けて、はじめに地区予選が行われるのだが、西住高校と立川高校は関東地区大会がその一発目である。


初めて人狼部に大会なるものがあったことを知らされた西住高校の生徒たちは、驚きとともに質問したいことがたくさんあったが、1秒でも人狼ゲームの経験を増やしておくことがわかった以上、さっそく人狼ゲームを始めることにした。


「さぁ、とりあえず始めるわよ。大会の事は後でも聞けるから今はゲームをするのが先よ。ルールはそこの紙に記してあるから自分達で確認してちょうだい。あと、前にあるホワイトボードに処刑者や進行状況を記録していくようにするわ。初めてだから推理の材料になるでしょ?まあ、大会では当然そんなものはないんだけどね。」


全国高校人狼ゲーム大会の本番においては、メモ等の携帯は禁止されており、スマホなども電源を切っておく規定がある。



ーーーーーーーーー

アルティメットルール

・人間陣営(人間、占い師、霊媒師、騎士)と人狼陣営(人狼、狂人)に別れて戦う

・昼の時間(議論時間、投票時間、処刑者を決める)がある

・夜の時間(それぞれの役職者が能力を使用できる、その際は全員目をつぶり行う)がある

・議論時間は9分で1日過ぎるごとに1分ずつ減っていく

・3人の人狼をすべて処刑すると人間側の勝利

・処刑と襲撃を繰り返し、人狼側と人間側の数が同数になれば人狼側の勝利

・狂人は人間側として数えられ、占われても人間と出るが人狼側の役職

・占い師は夜の時間に特定の1人を占い、人狼か人間かを見ることが出来る

・霊媒師は夜の時間に前日に処刑した人物が人狼か人間かを知ることができる

・騎士は夜の時間に特定の誰かを人狼の襲撃から守ることができるが、自分自身を守るのと同じ人物を2回連続で守ることはできない。

・人狼は夜の時間に特定の誰かを襲撃することができる。人狼同士は襲撃できない。

・占い師は初日にあらかじめ1人だけ人間をお告げとして知らされている。

ーーーーーーーーー


以上が紙に書かれたアルティメットルールの概要である。


アルティメットルールが初めてな西住の生徒の為に、状況確認がしやすいように配慮してくれている。


「とりあえず、配役は人狼3人、狂人1人、占い師1人、霊媒師1人、騎士1人、人間6人であってるよな?」

西住の部員の顔を見ながら翔太が確認するように聞く。


「そうみたいだね。わからないことかあれはその都度確認するって感じでもよろしいですか?」

誠は翔太にそう返答すると、紗央里の方を巻き質問する。


「そうね、だいたいそんな感じで構わないわ。」


紗央里が全員を見渡し、問題なく始めれそうな雰囲気を感じると篠原達の方に呼び掛けた。


「すいません先生方。どちらかGM(ゲームマスター)をお願いしてもよろしいですか?」


「よし、なら俺がやろう。西住の奴らも俺のほうが何かと質問し易いだろうしな。」

普段のだらしなさとは違い、紗央里の呼びかけにすぐ様に反応したのは篠原だった。


「てことで、俺がGMを務める。投票は全員この投票棒…ってまぁ割り箸だがな。これを投票する相手に渡せ。あとは紙に書いてあった通りだ。何かあればゲーム止めるから質問してくれ。」

簡易な工作のように割り箸で作られた投票棒なるものを掲げて見せるように、篠原は説明した。


「よし。じゃあ始めるぞ。まずは夜の時間からだ。全員目を閉じろ!」


全員ではないが緊張感が漂う雰囲気の中、翔太達にとって初めてのアルティメットルールの人狼ゲームが始まる。


この小説上のアルティメットルールは、実際に存在するアルティメット人狼様のルールを参考にさせて頂いております。

また、他のルールや人狼ゲーム用語も実際に存在するものを使用させて頂いています。

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