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部活系人狼!騙シ、騙サレ  作者: melon湯葉
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入学式前夜


よくある一般的な男子高校の部屋。

薄暗い部屋の中で、スマホ画面に映る動画から騒がしい音が漏れていた。


先程、ゲームが終了してエンディング前のCMに入ったところ。


近くの勉強机にあるコップに入った水を一口飲み干す。

程なくして、人狼番組のエンディングが流れる。最近では中学生や高校生を問わず、手軽に遊べるアナログゲームとして大流行の人狼ゲームを放送している番組だ。


駅近などには多数の人狼ゲームを行える施設が増え、そのプレイ人口も年々増加を増している。



画面越しに司会者の声が聞こえてきた。

「さあて!今回の人狼3人は誰ですかー?!」

マイクを通して大きな声と共に手を挙げる3人の人物が映し出されると、観客から驚きの声と歓声があがった。


「えー!まじかよー!」

「やっぱり人狼だったじゃーん!」

などと視聴者のコメントが流れている。


その画面を横目に見ながら、

「やっぱりな」と呟く。特に驚く様子もなくエンディングを眺める。


「それではまた次回に!さよ〜なら!」

司会者らしき人物の声と共に放送が終わる。


それと同時に眠気が限界に来たのか、翔太は盛大にあくびをする。


そんな伊角翔太は明日から高校1年生になる。入学式を前に夜中まで夜更かしをしている事に少しばかり後悔している様子であった。


すると、枕元にあるスマホが鳴る。


メッセージと表示されたそこには、


From:香織

(2人とも人狼全員わかった?私全部外してたよ(笑))


いつものグループチャットからのメッセージだった。


From:誠

(いや、人外は当てられたけど誰が狂人なのかまではわからなかったよ)


2人の返事を見てニヤつく翔太。

(騎士以外全部当てられたぜ!)と入力した。


From:香織

(まじで?翔太すごい!!(笑)

また学校で詳しく教えて^_^!)


人狼の放送番組を観て、3人で感想を言い合うといういつもの日曜の夜の流れが終わると、ベッドに入り込む翔太。明日から高校1年生になることに緊張しながらもすぐに眠りについた。





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