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NITE -傷だらけの翼-  作者: 刀太郎
第1章 過去編-始まりの時-
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6話 消失した強欲なるガソリン

 あれから実に16時間が経過した。彼女、相澤恵美は相変わらず、凛としていて他の女性隊員よりも一段と違って見えた。

 俺は昨日、たった数分で彼女に罵倒され、救済を断られた。しかし、あれは救済と言っていいのかどうか、もう俺一人ではわからなくなっていた。彼女が口にした「抱えている悩み」とは、きっと父親からの重圧だろう。

 さが、そこまで知っていてなんで俺は動かない。まぐれで合格して入隊したエリート軍隊だとして、折角一緒のチームになった仲間だ。小学校の白鳥先生もそう言ってた。(って、白鳥先生って誰だよ)

 俺はくだらない友情ごっこをしているつもりはない。だが、くだらない友情ごっこでも一端のナイトがお姫様を救うのは当たり前のことなんだ。

 俺は安易な正義感とそれに対する優越感を奥底に押し込み、第一機動隊待機室へ向かった。


ー 3時間後 ー

「ギュイーーン、ギュイーーーン。B地区ミリタリアシティ8番街で事件発生。付近でナイトブレスの不正使用判明。負傷者を数名確認。死者は今のところゼロ。第一機動隊出動命令です」

 警報が鳴り響く。穏やかな音色を流す入り口近くのステレオは既に息を潜め、緊迫した空気がカフェテリア内を包んだ。

 俺は食べかけの唐揚げを急いで口に放り込むと、残りは皿と一緒に返却トレーに返した。

「ごちそうさん、おばさん。おいしかったぜ」

 慣れた手つきでトレーを手元に引き寄せ、シワのついた?茲を動かし聞こえない声で「頑張れ」と彼女は言った。

 レイズ本部のカフェテリアから第一機動隊待機室までは少々時間がかかる。しかし、途中にある武器倉庫を経由し、会議室前を横切るルートで進めば、武器補充並びに通達無しの緊急会議に遅刻することなく通常よりも早く待機室に到着できる。

 このことを知っている人物は数少ない。なぜなら、会議室前を通ることは原則禁止されているからだ。社則として禁止されている訳ではないから通っても良いのだが、会議室前はレイズのお偉いさん方がよく通るため、平々の隊員が不用意にすれ違って無礼を働けば降格は免れない。だからか普段からここを通る人は多くない。

 今日も通っているのは偉いさん方の秘書くらいだ。...ったと言っておくべきか。

 俺が第四会議室の前を通り過ぎた所からその声は聞こえていた。

「いいか。またお前がミスをすれば、俺はまた笑い者になる。これでは私のメンツが丸つぶれだ。今度は失敗なく終えられるな」

 厳しい声が聴こえてくる。説教か?それにしては大きい声だな。聞かれたらどうする。

「分かっています、お父様。覚醒者ではなくとも、私は完璧にしてみせます」

 どこかで聞いたことのある声だ。透き通っていて、氷のように冷たい声。...そうだ、この声は、

「恵美、わかっているだろうな?」

 やっぱり。恵美だ。体がびくんと反応した。思わず足を止めてしまった。

ー いまのはやっぱり恵美の声だったのか。じゃあ、もう一方の声の主はあの父親ってことか。いい機会だここいらで見ておいておくか。

 恵美たちは俺が立ち止まった廊下の角を右に曲がったところにいた。丁度第5会議室前だ。

 廊下に取り付けられた窓ガラスから向こう側が少し伺えた。幸いまだ向こうはこっちに気づいてはいなかった。

 ガラス越しに見えた恵美は今までとは違い、小柄に見え、すぼんだ肩はやはり助けを呼んでいるようだった。

 華奢な体格が際立つように見えてしまうのも無理はなかった。彼女の前方に立っている男の体格がこれほどにもなく大きく、盛り上がった筋肉は着衣の上からでもしっかり確認できた。

 荘厳、ではない。それどころか太々しく傲慢とさえも見えてしまう。何故だろう。そう心のどこかで思えてしまう。見た感じは全くそんなことないのだ。だが、彼は俺たちとはどこか違うところにいるような気がしてならなかった。

 そう考えている内に彼女は彼の側を離れてしまった。

 俺は慌てて彼女を追いかけようとした。しかし、それを遮るようにとある声が聞こえた。

「君」

 君という言葉は俺に向かって掛けられた言葉だということに少し時間を取られてしまった。

「え、俺ですか?」

「あぁ、君だ。穂村 仁」

 名指し。それもさっきまで彼女と話していた男にだ。そう、レイズ本部上級管理職 相澤 藤五郎にだ。孤高のバーサーカー相澤 恵美に重い重圧をかけている彼女の父親。

「君かな?恵美をずっとつけているのは」

 その時、これまでになく体がびくついた。

ー ち、ち、父親に、バレてタァァァァァァーーーーーーーーーー!!!

 恥ずかしい。ムッチャ恥ずかしい。なんでバレてんの?なんで?うっわ。もうそんなこといいからここから抜け出してぇーー。絶対父親からの説教タイム来るじゃんーーー。死にてえー、マジ死にてぇー。

「まぁ好意などはどうでもいい」

ー どうでもいいの?いいの?え、ほんとにいいの?

「だが...」

 だが、彼は俺の予想を越え、そして俺が危惧した言葉を続けた。

「彼女に変なことを吹き込まないで頂きたい。覚醒者ごときが私のムスメにちょっかいを出さないでほしい」

 どこか支配的な言葉が俺の脳裏を霞む。

「そ、それはどういうことですか?」

ー ビビるな俺。ビビるな!俺。

「ここだけの話、恵美は私の大切なコマなんだ。私のメンツと研究がかかった実験体なんだ」

 その言葉は俺を緊迫から一瞬で悪意の外界へ連れ出した。

 実験体。彼(もうここからはコイツと呼ぶ)は彼女をただの実験体としか思ってないのだ。

「あんた。自分の娘を実験体とか言うのか?今初めて言うのじゃなく、いつもそんな感じなのか?」

 コイツは何の躊躇もなく答えた。

「あ、あぁ。恵美は私の実験の中でNo.119として記録はされている。それがどうしたんだ?」

「...それは、」

「そんなことはどうでもいいではないか。いいか、これ以上私の邪魔をしないでくれたまえ。ただでさえ二人目の覚醒者の出現で面倒なことになっているというのに」

 俺は怒りのあまり怒鳴ってしまった。

「おいテメェ、いろいろと失礼だろーが。俺のせいってか?さっきから聞いてたら、ゴチャゴチャ嫌なこと言ってくれてるじゃねぇか。あんた父親の自覚ってもんはねーのかよ!」

 激しい俺の怒鳴り声はどうやら遠くまで聞こえたらしい。急いだ足音がしてくる。

「な、何を言う!無礼者めが!!貴様には関係のないことだろうが!」

 関係のないこと。確かにそれは関係のないことだ。だがしかし、それだからこそ俺が何かしなければいけないのだ。ここで今一度考え直す。

 同じクラスの悩める孤独な女子を無関係な主人公の男子が助けるよくある話。彼は何故彼女を助けるのか。大体その理由の根底には『好意』というものが潜んでいる。好きだから、可愛い女子が困っているから、女の子の涙には弱いから。しかし、だからといって一般ラノベで登場するヒロインの悩みはそう簡単じゃない。例えば、魔王から姫様を助けるとか主人公補正無しでは乗り越えられない。そんなものを挑戦しようと思う奴はいるのだろうか?思うのは自由、だが行動するのは自由はない。組織に所属している限りそこには規則というものがある。それに違反してはならない。そうしなければ姫様は助けられない。しかしながら、またもや主人公はそこんところを掻い潜って事件を解決する。

 では、俺はどうだろうか?覚醒者、通常のナイトブレスでは起こせない化学的な事象を起こすことが可能というある意味主人公補正を持ち合わせてはいるが、そんなものよーく考えればそんな補正、力でねじ伏せられる。俺はレイズという巨大組織に所属している。そこには社則があるが、ある意味それよりも規則的な規則がある。上下関係だ。今いる廊下のこともそうだし、上級管理職なるコイツとかに対して無礼な行為は禁止というものだ。(そんなものモラル的にアウトなのだが)

 でも、それじゃあ何をしたっていいのか?上級管理職のやつの言うことやることに文句は言ったらだめなのだろうか?そうじゃない。そうであってはならない。例え逆らえないものがあったとしてもそれを逆らわなければ、そこに俺という奴が掲げた正義はない。正義というものについて話しても仕方ない。

 そして、それでも正義というものを遂行する方法はもう一つしかない。それは、

ー 力尽くだぁ!

 不意に握った拳に改めて力を入れる。そのままこいつの顔面を殴ってやりたいという衝動が抑えられなくなる。そして...

 そして、俺は不自然な肩にかかる重みに気付き振り抱える。

「...っ?!誰だ、あんたは?」

 俺の肩に掛かった手の冷たさは服の上からでも伝わった。

「貴様、あまり藤五郎様に干渉するでない。死にたくなければな」

 黒のタキシードからは上品な香水の香りがしてくる。綺麗にまとめられた前髪はワックスで光っている。掛けているメガネのレンズ越しから伺える碧い瞳は何故か何故かだが思ったより小さい。

「あっ...」

 そのあまりに奇妙な力強さが俺の言葉をかき消した。

「ゴホン...」

 相澤藤五郎は咳払いをすると、そのまま立ち去ってしまった。いかにも迷惑そうな表情をしながらこちらを一瞥する。

 と同時に俺の肩に乗っていた手が離れる。そして、タキシードの男は俺に向かってこう言い放った。

「私は藤五郎様の秘書をしております。くれぐれも、藤五郎様に失礼のないように。もし次無礼があれば、いかなる手を使ってでもここからあなたを排除します」

 物騒な挨拶を俺に向かって言った恵美の父親の秘書はやや早足で相澤藤五郎の後を追って去っていた。

 俺は、何もできなかった。目に見えない圧倒的な圧力を掛けられ、立ちすくんでしまう。情けない。情けな過ぎる自分に嫌悪感すら抱き掛けた。

 警報が鳴り響く。

「ギュイーーン、ギュイーーーン。B地区ミリタリアシティ8番街で事件発生。付近でナイトブレスの不正使用判明。負傷者を数名確認。死者は今のところゼロ。第一機動隊出動命令です」

 繰り返される警報音と招集指令が再び耳に流れてくる。

「そうだ。招集が掛かってるんだった」

 腕に巻かれたナイトブレスに表示されたデジタル時計はカフェテリアを出てから10分が経過していた。


 待機室に到着した時にはやはり既に全員集合完了していた。隊長に副隊長、守に恵美。珍しく結までいた。

 俺はこの後こっ酷く隊長に叱られ、急いで実動服に着替えた。数え切れない程のベルトが体に巻きつけられる。黒の隊員服には元々ベルト通しがたくさんあって、自分のスタイルに合わせてベルトの組み合わせを変え、戦闘スタイルを明確なものにできると言われている。ちなみにこの話は神崎から聞いたのだが。

 戦闘スタイルというのは自己流ではなく、基本的にナイトブレス本来の仕様によるスタイルとなっている。近接、遠距離、支援といった自分の特出した戦闘方法名「型」と、自分の持ち武器の俗称を組み合わせた名前でスタイルを言う。

 俺、穂村仁のスタイルは片手剣強襲型。今のところ守から教えてもらった強襲型と、もともと持っていた片手剣を組み合わせて戦う。

 続いて春野守のスタイルは豪剣強襲型。俺の片手剣よりも重く、長い、それでいて大剣よりかは小さく、片手で持つことができる剣、豪剣を使う。強襲型は簡単に言うと、脳筋バカ、攻撃が最大の防御、頭より手をモットーとした戦い方となる。いかにも守らしいし、俺がそうなるのも無理はないとも思う。

 相澤恵美のスタイルは細剣完璧型。俺の片手剣よりも軽く、長い、レイピアともいう武器を使う。完璧型はオールマイティでそれでいて基本値は通常よりも遥かに高い。ちなみにオールマイティだけなのは平均型と言う。彼女の完璧列伝はそれが根本にあるとも言える。

 そして、美影結のスタイルは短剣隠密型。だが、彼女の場合は元々忍者だったからだけで、短剣隠密型というのは本当は有りえないという。基本的に隠密型というのは、第二機動隊に属する者に多い型だという。隠密型はステルス特化の戦い方で、実戦では奇襲を行ったり、隠れて罠をはったりする。そのため、前に出て戦うということはあまりない。しかし、活発な結は持ち前の体術による隠密を利用し、ナイトブレスの能力値は強襲型に揃えてある。だからか、平井藤五郎をはじめとする上層はあまりいい印象を持っていない。きっと、彼らにとってイレギュラーとは興味の対象ではなく、疎ましくて邪魔な存在なのだろう。

 ちなみに副隊長の須郷雅紀のスタイルは大斧頑丈型。両手斧を使いながら、防御無視で戦う。だから、副隊長の装備体力とDEFディフェンスはレイズでも一二を争うほど高い。

 隊長の坂本冬美のスタイルは刀剣俊足型。愛刀「美鶴妓-伍式-」という刀を使う。金色の装飾の入った赤い鞘に蒼色を少し帯びた刀を帯刀している隊長はこれほどになく妖美、かつ凛々しい。この二つを合わせもつオーラを言葉に表すにはあと100年は生きないとわからなさそうだ。

 こうして、無数の型と武器種を合わせたスタイルを駆使して俺たちは戦う。

 無論、敵のナイトブレスにもスタイルがある。組み合わせによってシステム上に有利不利が発生する。まだ完全に覚えてはいないが、強襲型は隠密型に弱く、遠距離型に強い。隠密型は俊足型に弱く、強襲型に強い。俊足型は技術型に弱く、隠密型に強いらしい。

 俺たちは出動がかかれば、それぞれの待機室にまず向かう。続いて5分間のミーティングを行うと、出撃ゲートに直通している連絡通路を通って現場へ向かう。現場に向かった後はミーティング通りに行動し、隊長の指示に従って任務を完遂する。

 言葉にすればこれはすごく簡単なのだが、実際には難しい。っていうのもまた違って、これまた案外簡単なのだ。なぜだかすらすら事は進む。だからか、以前俺たちの初任務の時の無力化スタンによる奇襲は戦況を一変させられたのも無理はないと言えなくもない。

 今回もまた簡単な任務と言える。エマージェンシーと警報で騒ぎ立てはするが、冷静な判断をし的確な行動パターンを作り出すCODというなかなかの働き者軍団がいるからエマージェンシーはエマージェンシーではなくなってしまっている。

 だからか、だからこそなのか、エマージェンシーがエマージェンシーでありうる時というのはチーム全体に急激な不安と危機を襲うことになる。それは以前の任務だけだと思っていた。

 しかし、それはまた起きてしまった。

 B地区ミリタリアシティ8番街近くの森林に確保対象を追い込み、あらかじめ仕掛けておいたスタンの効果範囲に入ったらスタンを起動する。スタンの波動が終了したら速攻確保する。ナイトブレスの突発の不正使用だったらしく、そこまで対象は悪意を持っていない。突然のことに混乱し逃げ出しているらしい。だからこそ、そんなものに第一機動隊が出動する必要もないとは思ったが、出動要請が出てしまっては仕方がない。

 ミリタリアシティに到着し、無事対象を森林に追い込む事に成功した。

「穂村隊員、相澤隊員は敵の追い込みを。守、結はスタン起動の準備を」

「了解」

「了解っス」

 俺たちに遅れて結が返事をする。

 俺は対象の前方に回り、地面にスキルを繰り出す。剣から放たれた衝撃で地面が割れ、土埃が舞う。それに反応し、対象は元来た道を引き返した。

 後は俺に続いて恵美が地面にスキルを打ち、対象の動きを封じる。同時にスタンを起動し、確保するだけだった。

 なのに、なのにだ。

「カツン!」

 白色の金属片がみるみるうちに粒子化し、空気に溶けて消えてなくなる。

 恵美が放った細剣のスキル「メッシュライト」は定めた方向に一直線に打ち込む単発技。今から思えば、なぜ直線技を使ったのだろうか?

 刀身が太い片手剣は地面に突き刺したら地面は振動するだろう。しかし、貫通を技の重きに置く細剣は地面を振動するのには向いてはいない。だから、細剣で地面を揺るがす方法は少ない。最も簡単なのは薙ぎ払いだ。斜めに地面を切り裂いて土埃を起こす。

 だが彼女は薙ぎ払わず、地面に細い剣を突き刺した。俺と同じように。

 その結果、細い剣が高STRの恵美のスキルに耐えきれなくなり、折れてしまったのだ。

 突然の剣の粉砕に恵美は体制を崩し、前に転げ落ちてしまった。慌てて受け身をとったものの、スキルの効果が継続したため、右手に持ったままの剣の力が働き、大きく転倒してしまった。

「きゃっ!」

 膝から転げ落ちたせいで足のストッキングが破れる。引き裂かれたところからは微かに擦り傷が見える。

 だが、悲劇はそこからだった。

「アクティブ、スタングレネード」

 順調に用意された作戦。ミス一つない作戦。CODの提案する作戦行動に不備はない。だからこそミスに対するフォローする対策はゼロといっていいほどない。

 作戦通り起動されたスタンは予定通りの効果範囲を支配し、対象を行動不能にした。だが、転倒した隊員を1人巻き込んで。

 さらに、恵美の転倒により土埃が弱ったため対象はスタン効果範囲の外側に近いところで引っかかった。それも右手だけスタンから外れ、空いた右手にはロングソードなる長い剣があった。

 長剣の切っ先は運悪く恵美のこめかみにあと数センチで当たりかけていた。

「あっ、こ、こいつが、どっ、どうなってもいいのかっ?」

 怯えた声を出しているのは恵美か?それとも右手に剣を持つ対象か?

 それ以前に彼女はなぜ失敗してしまったのか?数時間前に聞いた彼女の言葉が脳裏に蘇る。

「相澤隊員!何をしているの?早くそこを離れなさい!」

 なぜ、失敗してしまったのか。細剣完璧型のパーフェクトバーサーカーはなぜに判断を謝ったのか。

 夕日に照らされた木がそわそわしながらその答えを教えてくれた。

 父親からの度重なる重圧。完璧であることのプライド。

 彼女という存在を動かすガソリンは、とっくのとうに底をついていたのだ。

6話 消失した強欲なるガソリン を読んで頂き誠にありがとうございます。


厳しい父親を持つとはこのことですかね...。でも厳しいとは支配によるものではないと思います。優しさのある厳しさとは目に見えにくいものではありますが、いつかその厳しさに救われたと思えたのなら、それが本物の優しさというものなのでしょうね。


次話、7話 重圧ディストラクション は明日(2/1)となります。

失敗をしてしまった恵美は一体どうなるのか?果たして仁を取り巻く周りはどう思っているのか?


次話以降もよろしくお願いします。

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