表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

コント:童謡「お弁当箱」

作者: ひすいゆめ

小説とは言いにくいですが、昔書いたコントの台本です。

A「はい、こんなところに出るはめになっちゃいました」

B「変なこと言うな、お前。光栄じゃないですか、ねぇ」

A「こんなところ出ると、緊張しちゃって。動揺して本音が出たんだよ」

B「どの口が言っているんだ?全く」

A「動揺といえば懐かしい童謡って、皆さん頭に残っていますよね」

B「突然、話を変えるなよ。驚くわ、全く。しかも、『どうよう』違いだろ」

A「幼稚園のときに習ったお弁当箱の歌」

B「無視かい」

A「お前、お弁当箱の歌知らんのか?」

B「知ってるわ、そんなもん。皆さん、有名ですもんねぇ」

C「どういう歌だっけ?」

B「やっと、こいつしゃべったよ」

A「これっくらいの、お弁当箱に」


Aが両手の人差し指と親指の頭で小さな四角い隙間を作る。


A「それ、小さすぎ。そんな小さい弁当箱あったら、見てみたいわ」

C「にんじんくらいしか入らないって」

B「いや、にんじんすら入らないだろう」

A「おにぎり、おにぎり」

B「普通に続けるのかい」

A「ちょっと、詰めて」


Aは摘む仕草をして架空の箱に入れる仕草をする。


B「ちょっとすぎ!それ、おにぎりじゃなくて米粒って言うんだよ」

C「俺は充分だけどな」

B「お前、小食すぎ」

C「草なんて食わんって」

B「それは草食。駄洒落かよ」

A「にんじんさん」

B「そうそう、野菜が多いんですよね、この歌の弁当」

A「後藤さん、斉藤さん」

B「ちょっと、待て。ごぼうさんだろう。誰だよ、後藤さんとか斉藤さんって」

C「うまそうじゃないし」

B「食うな。人間だろう」

C「いや、俺は野菜に名前つける癖があるんだよ」

B「それ癖って言わない」

A「いち、に、さん」

B「すでに何の名前にもなってないし」

C「掛け声は大事だぞ」

B「お前も訳分からんわ」

A「筋の通った話」

B「話!フキだろう。この話、筋通ってないわ」

C「ありがとうございました」

B「お前が閉めるな。もう、やってられないわ」


特に深い意味はなく、懐かしいので載せました。

思わずくすっと笑ってしまうと思います。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] フレッシュ感というよりかベテランのような落ち着きのある、世のお母さん世代が考えそうなネタ
2016/04/22 14:20 退会済み
管理
[一言] 楽しませていただきました。私もコント書いてるので読んでもらえるとありがたいです。 コントのジャンルがもっと賑わうといいですね。
2016/04/22 00:16 退会済み
管理
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ