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過ぎた日はまだこの胸に 中編




 誤解というものは簡単に生まれる事を、俺はその時実感した。俺とチンピラヤクザの間には、二つの誤解が生まれていたのだ。

 一つ、あれはやっぱり組長のコーラじゃなかった。組長のコーラは、白い粉の近くに大事そうに保存してあったのだ。そう、洗剤の近くだ。


「いやいや、ウチの若いのが早とちりして……悪かったなあ」


 組長が申し訳なさそうに頭を下げる。態度そのものは謙虚なのだが、いかつい体とパンチパーマは未だに俺から恐怖心を取り去ってはくれなかった。


「いえ、そんな事はないです」


 二つ目の誤解。組長というのは実はあだ名で、ここはヤクザの事務所じゃなかった。こじんまりとした引越し屋の事務所で、巷では柄は悪いが腕はいいと評判らしい。ちなみに電話受け付けのお姉さんは美人だった。会話はしていないけれど。


「……ところでな、兄さん」

「はい?」


 ヤクザの組長、じゃなくて社長さんが言葉に詰まりながら俺を指さす。


「その、『困ってる人助けます』って本当か?」


 社長が指さしていたのは、俺では無く小脇に抱えたフリップの方だった。


「まあ、はい……」


 そう頷くと、社長は突然目を輝かし顔を近づけてきた。怖いです離れて下さい。


「兄ちゃん、俺すっげぇ困ってるんだよ!」

「そ、そうなんですか」

「実はな……」


 そこから社長の話は始まった。困っていると言われた時、俺の脳裏に浮かんだのは人手不足という文字だった。一日ぐらいアルバイトをしてもいいかな、なんて考えていた。


 現実は違った。それは緊急を要していた。この社長の、いや立派な父親の鏡であるこの一人の男の悩みは全人類が総力を挙げてでも解決しなければいけない問題だった。環境問題? 領土問題? 冗談じゃない、そんな事は彼の悩みと比べるのは申し訳ないぐらい小さなものだ。


 俺は今、自分自身を誇りに思う。


 なぜならこんな重要な問題が、全世界クズランキング二位の俺の手に委ねられたのだから。




 俺達の行動は早かった。その日俺達を見た者はこう言うだろう、風が走っていたと。


「なあ」


 神は俺に尋ねた。それもとびきり不機嫌そうな顔で。


「何だよ」

「ニヤニヤするのを止めてくれ……気持ち悪いんだ」

「何で? 困ってる人を助けるためだよ? そりゃ俺だって人間だよ、やってやろうって気になるじゃないか」


 確かに今、俺の顔はニヤついていて気味が悪いのかもしれない。しかし、だ。重大な使命感に燃えている俺に対してそれを指摘するのはあまりにも下世話すぎやしないだろうか。

 夕暮れ時に、小学校の校門の前で佇みながら、俺はそんな事を考えていた。


「嘘つけロリコン」


 子供の無邪気な声が聞こえる。また明日な、と友人に呼び掛けては手を振る。そんな子供の姿に俺は深く心を打たれた。いつだっただろうか。俺達があの純粋さを忘れて、皮肉の練習ばかりするようになったのは。男女の垣根が出来上がり、一緒に走り回る事を忘れたのは。


「大体な、年端もいかない女の子を本気で好きだとか可愛いとか言う方がおかしいんだよ。おい聞いてんのか」


 Tシャツにスパッツの女の子が、ランドセルを揺らしながら全速力で走って行く。それを見れただけで、俺は幸せだった。


「あの子……きっといいお嫁さんになるぜ!」

「死ねぇっ!」


 鈍い音が頭の中に響く。その音が頭蓋骨から直接届いていると気づいた時、俺はアスファルトに向かって一直線に倒れようとしていた。

 悪い事なんてしてない。文句なんて言っていない。それなのにどうして、俺は殴られなきゃいけないのですか?


 ちいさな砂利が唇にひっつく。知らなかったな、ただの砂がこんなに塩味が効いているなんてさ。


「ここに来た目的は何だ!?」


 砂利だけじゃなかった。女は俺の顔を自前のスニーカーで力をこめて踏みつけた。スニーカーの味は砂利の何倍もしょっぱかった。


「ひ、人助けです……」


 涙だった。正義を胸に理不尽と戦った一人の男の涙だった。

男は敗れたのだ。ロリコンという名の正義は理不尽なまでの社会通念には太刀打ちできなかったのだ。


「だったら、さっさと小学校に侵入して、その何とかちゃんってヤクザの娘を調べるんだよ!」

「あ、あの人たちは引越し屋さんですよ!」


 必死に弁解する。俺達を、正確には俺だけを見て子供たちがゲラゲラ笑う。そうか、こんな俺でも人を笑わせられるんだ。


「どうでもいい、さっさと行くぞ!」

「何で怒ってんだよ……」


 立ち上がり、顔についた涙と汚れを拭う。俺はただ子供を褒めただけなのに、ここまでひどい目に会う必要はあったのだろうか。




 今回の、正確に言えば初めてのおつかいの内容は簡単だった。組長さんの娘さんは今年小学校三年生で、名前を香奈枝ちゃんという。生まれつき体が弱く車いすで生活しているらしい。そんな可愛さ盛りの娘への心配は、ちゃんと友達がいるかどうかという事だった。だから暇そうな俺に小学校の中を見て来て欲しいと頼んで来たのだ。


 小学校というワードと、可愛らしいお嬢さんの写真のコンボで俺の脳味噌はこの依頼を何よりも重要だと判断したのだった。


「OBですって言えば入れるんだな……覚えておこう」


 周囲を、特に廊下を歩く赤いランドセルを見回しながら目的の3年5組まで歩いて行く。


「まぁ今はまるっきり変態だけどな」

「ちが、違うぞ!? 俺はただ昔の思い出に浸ってるだけでなぁ!」


 俺がこの小学校の出身だというのは本当のことである。ただ、幼かったせいかそこまではっきりと覚えてないので特に感慨というものはない。だから俺の口から出た言葉は、言い訳と呼ぶにふさわしい内容だった。


「あの子じゃないか?」


2階の端の教室で女の子達が賑やかにおしゃべりをしていた。その真ん中にいるのは、車椅子の少女。よく見つけたな偉いぞ神様。

 何となく悪い事をしている気になった俺達は、水飲み場の陰に隠れた。そしてどこかの家政婦みたいに顔だけ出してその光景を覗き込んだ。

 誰かが喋れば、みんなが笑う。そしてまた、次の誰かが喋り始める。


「親ってのは心配性なんだよな」


 彼女は、香奈枝ちゃんは笑っていた。多くの人に囲まれて、楽しそうに。それは俺の知らない光景で、友達が一人もいなかった俺には羨ましいものだった。


「いるじゃん、友達」


 手助けなんて、初めからいらなかったのだ。ただ、誰かが笑っていて、俺は根拠のない幸福感に包まれていた。


「……お前には、そう見えるんだな」


 だけど、女は違った。聞こえないぐらい小さな声でそう呟いた。


「何だ、不満そうだけど」

「別に? 昔の思い出に浸ってみただけさ」

「ふーん」


 俺には分からなかった。皮肉とも取れる不満を口にする、こいつの心境が。




 小学校は、俺の家の近くにある。引っ越しというヤツを一度も経験した事のない俺は、もう何年も前からここにいる。一番大きな街の駅から3駅、物心がついてから代り映えはしない。珍しい物はどこにもない。


 女は違った。ただの一戸建てを、スーパーを、信号を珍しそうに眺めながら歩いて行く。もう日が傾きかけているのに、公園にでも寄らないかと誘われた時俺は心の底から驚いた。


「この辺りに住んでいたのか?」


 ベンチに腰をかけ、気になっていた事を尋ねてみる。


「神様だからな、どこにだっているのさ」


 鼻で笑いながら、女はそんな答えにならない事を答えた。


「嘘臭いな」


 それから、沈黙。二人何も喋らずに、ただオレンジ色の公園を眺めていた。不思議だった。居心地が良くて、穏やかだった。さっきまで俺を怒鳴りつけ、顔面を踏みつけていた人間が真横にいるのに、それがどうしようもないくらいに幸せだった。


 いつだっただろうか。こんな風に、誰かが傍にいてくれたのは。


「……あの子の周りにいた、さ」


 たった二日で聞き慣れてしまった声に、意識を現実へ引き戻される。


「うん?」

「女の子たち。知ってるんだ、あんな目を」


彼女は大きく息を吸い込んで、長くゆっくりと吐き出した。


「あの子の事なんて見てない、見えてないんだ……車椅子っていうわかりやすい同情の的に群がって、言うんだ。『私は何があっても、ずーっと友達だよ』、なんてさ」


 言葉の一つ一つが重かった。上から見下ろした言葉じゃない。世の中の一番下から見上げた、侮蔑の言葉だった。


「友達なんかじゃない、心配なんかしてない。ただ、誰かに同情してる自分が好きなんだよ」


 誰かを恨んでいるのか。それとも、自分が嫌いなのか。


「わからないな……そういうの。昔から友達がいなかったからかな」


 俺には言葉の意味が理解できない。だけど、彼女の表情が辛そうだとはすぐにわかった。


「なあ和夫」


 しっかりと俺の目を見て、彼女は言う。


「私達の初仕事、成功させような」


 砕けた態度もふざけた冗談もなかったけれど、そこにいたのは彼女だった。きっと、こういう顔だって出来るのだろう。


「……ポイントも高そうだしな」


 適当に笑いながら、冗談交じりの言葉を返す。いつもと立場が逆に思えたけれど、それは言わないままでいよう。言ってしまえば、さっきまでのドタバタに戻ってしまうから。


「ああ」


 彼女が頷く。明日の予備校は早めに切り上げる事になりそうだ。


「……今日は、天気がいいな」

「暑いのは嫌だけどな」

「あと少しすれば涼しくなるじゃないか」


 日が傾きかけている。夜になってくればこのうだるような暑さもどこかへ消えてくれるだろう。


「いいよ、どうせ部屋で漫画読んでるだけだし」

「不健康だなあ」


 それから女は、茜色の空を見上げた。


「こういう日はさ……星がよく見えるんだぞ」


 星、という単語がこいつにはどうも似合わないように思えて、ついつい噴出してしまう。


「意外とロマンチックなんだな」

「か、神様だからな」


 腹が立ったのか恥ずかしいのか、多分その両方だろう、そんな感情を隠すように彼女は得意の決め台詞を言った。


「それで、今気になったんだけどさ」


 そういえば、気になっていた事がもう一つだけあった。天気の話で忘れてしまうところだったけれど、聞けるときに聞いておくか。


「うん?」

「お前、名前なんて言うの?」


 だけど、女とか自称神様と呼ぶのにはそろそろ飽き始めていた俺がいたのだ。


「……ブン、なんて呼ばれてるよ」


 躊躇いがちに彼女が言う。どう考えても渾名なのだろうが、いちいち呼びつけるには丁度良い短さだった。


「変な名前だな」


 その分覚えやすいといえばそうなのだけれども、やっぱり変わった渾名だ。


「ウジ虫クズ夫よりもマシだろ?」

「そうだけどさぁ」


 それからすぐに、俺達はそれぞれの帰路についた。あいつがどこへ帰ったのかを詳しくは知らないが、神様なのだから多分天国にでも行ったのだろう。






 午前中に予備校で授業を受け、残りは自称神様女……ブンと合流して例の女の子の友達作りを手伝う。俺の一日の予定は、寝る前までは完璧だった。


 朝の陽射しがカーテンの隙間から差し込み、目覚まし時計を照らした時に俺は悟った。


「あー……もう授業間に合わないじゃん」


 そんな訳で、俺は今ゲームセンターで時間をつぶしている。ブンといつどこで合流するかは全く打ち合わせていないが、まぁ向こうも食事とかあるだろうから昼まではゲームしていてもいいだろう。


「くそっ……! おりゃぁ!」


 俺は最善を尽くした。持てる技術を全てつぎ込み戦った。


「負けた……」


 無理だった。キャラクターそのものの能力に違いがあり過ぎるのだ。

 ゲームの筺体の向こう側から聞こえる、聞いたことのある笑い声。それはブンによく似ていたけれど、違う奴だともわかっている。というか、こんな卑怯キャラを我が物顔で使う奴の心当たりは一人しかいない。


「また来てんのかよ、不良少女」


 鋭い眼光が俺を襲う。だけど、俺は怯まない。ただ悠然とその場に立って天井やら他のゲームやらをキョロキョロしてみる。すると、彼女の大きなため息が聞こえてきた。

 勝った。


「……関係ないだろ、ヘタクソ」

「うるせぇ、学校に行け」


 俺達の一日ぶりの再会は、感動では無く文句の言い合いで始まった。


「会話ができないみたいね、私達」

「へぇ、ろくに学校に行ってない女子高生が日本語使えるとは意外だな」


 お互い一言づつ言い終わると、できるだけ嫌そうな顔を浮かべた。俺と彼女の絶妙な距離の間では、先程の格闘ゲームよりも何倍も過激な戦闘が繰り広げられていた。


「……いちいち口の減らない暇人め」

「暇なのは認めるけどさぁ……学校は行かなくていいの? 本当」


 できるだけ良い人を装い、不良女子高生に文句をぶつける。しかし、向こうは怯まない。それどころか、この隙を反撃のチャンスと受け取ったらしい。


「いいわね、ニートってのは暇そうで」

 俺はなんとか自分のプライドでガードする。しかしこれが使えるのは一回だけ……あとはなんとか自分の力で敵の攻撃を全て避けるしかない。


「ニートじゃない予備校生だ。一緒にするな」


 女子高生は頬杖をついてニヤッと笑った。それが超必殺技のエフェクトだと気付いたのは、一秒ほど経ってからだった。


「じゃ、予備校行かなくていいの?」


 ガードも、逃げる事も許されない。彼女の言葉は俺の心臓に深く突き刺さった。


「……今日はな、休みなんだよ……。だからいいんだ……行かなくたって……」


 思いついた適当な言い訳でなんとかライフの減少を抑えようとする。


「平日なのに」


 ダメ押しの弱パンチ。ついに俺のライフは尽きた。


「うん、いいんだ……ゲームしていてもさ」


 うつむきながら俺は考えた。本当にゲームしててもいいんだよね、俺は間違ってないよね、なんて悲しい事を。


「ふうん、羨ましいわね」


 ライフが尽きてもまだコンティニューする気力は残っていた。しかしさっきと同じ事をやっていてもまたボコボコにされる事はわかっている。そこで俺は、世界一格好悪い作戦を取ることにした。

 逆切れである。


「お、お前はどうなんだよ! なんだ今日は休みか!? 違うだろ!」


 どうだ不良、さんざん自分の事を棚に上げて俺を批判しやがって! 今度はお前が俯きながら『私って本当にこんなことしていてもいいのかな』って悩む番だ!


 これが大人だ、参ったか!


「サボり」


 大人に足りない物、それは素直さである。いつの間にか俺は汚い大人になり下がっていた、らしい。


「あーそうやって認めちゃうんだ、俺何も言えなくなっちゃうじゃん」


 女子高生は俺をゲームでもリアルでもボコボコにするのに飽きたのか、立ち上がって出口へと向かった。


「バイバイ、暇なヘタクソのお兄さん」


 その時になって初めて、俺は当初の目的を何一つ達成できていない事に気がついた。そう、ブンとの関係だ。


「あ、待てコラ!」


 帰ろうとする彼女を止めようと、手を伸ばす。ただ、少しタイミングが悪かった。肩を掴む筈だった。それなのに、この不良は歩くのが早すぎるんだ。

 俺がしっかりと握りしめていたのは、彼女の小さく白い手だった。


「……何よ」

 拗ねたように彼女は言う。だけど手を振り解こうとはしなかった。ついでに彼女の耳が少し赤くなったのを俺は見逃さなかった。


 勝った。いや別に、そんな事はどうでもいいよね。


「……名前、なんていうの?」


 昨日とほとんど同じ質問を、よく似た違う人に尋ねる。


「……アヤコ。あんたは?」


 帰って来たのも、違う答え。当然だ、俺は一体何を期待してこんな事を聞いたんだ?

 馬鹿らしい。ブンとこの不良少女が同じ人な訳ないだろう。


「ねぇ、あんたの名前は」

「俺は……氏家和夫って言うんだけど」


 そう俺が答えると、彼女は乱暴に手を振りほどいた。そしてスカートのポケットからハンカチを取り出すと、念入りに自分の手を拭いた。


「今度こそバイバイ、暇でヘタクソで変態のクズ夫さん」


 俺、トイレ行った後ちゃんと洗いましたよ? そんな汚くないよ? っていうかその呼び方、どうしてそう酷い呼び方をするんだ?


「和夫だってば! ……行っちゃった」


 言いたい文句を一つも言えずに、不良女子高生アヤコ……どうやって書くかはわからないけど、とにかくどこかへ行ってしまった。

 うん、暇だ。


「よし、UFOキャッチャーでもやるか」


 今度はあのクマのぬいぐるみを手に入れよう。そうしよう今日ならなんだか取れる気がする。


「何が『よし』だ!」


 脳が、視界が揺れる。クマのぬいぐるみが泣いていた……ちがう、泣いているのは俺の方だ。あまりに理不尽で、防ぎようのない暴力に俺は泣いているのだ。


「いてぇっ!」


 情けない、本当に情けない。せっかく仲良くなれたと思った人間に理不尽な暴力を振るわれているのに、間抜けな悲鳴を上げることしかできないのだから。


「行くぞ」


 俺の首根っこを捕まえて、ブンが耳打ちで酷い事を言う。


「はい……」


 当然、俺に逆らうという選択肢は用意されていなかった。

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