69話
いきなり現れた、獅子族の男性が何者だと聞いてきたが、特使だと最初の方に名乗ったのに。
「本当にエデンからの特使なのか?まさかホブロが送り込んだ刺客ではないだろうな!?」
てか、誰だ、このおじさんは?
「ライガー様客人の前です。落ち着きなされ」
と、ノースが言うと、ライガーと呼ばれた獅子族の男はノースの横に腰を下ろした。
「すいません、この方は?」
「我らが獅子族の長、ライガー様です」
いきなり、獅子族の長がでてきたよ。
しかも隣の部屋で聞いてたの長だったのね。
「それで、本当に白虎族の長ホブロはエデンとの話し合いに応じたのか?」
「ええ、もちろんです。エデン王としての話し合いに応じました」
まあ、物理的になんだけどね。
ライガーは疑わしそうにこちらを見てくるが真実だからしょうがない。
「エデンとしては、以前のように獣人達の部族がまた、連合国に戻るのを期待しています。そのために問題を解決する糸口を探しに来たところ、獅子族の土地で干ばつが続いているなら何かできるのはではと、赴いたのです。ですからまずは、元々あった水源を見せて欲しいのです」
「まて、未だ貴様を信じられない、白虎族のホブロが戦いもせずに話しに応じるはずがない。貴様らがそのエデン王とやらではないのか?貴様からは強者の匂いがする。我と戦え、そうすれば、貴様らの提案にも乗ってやる」
と、獅子族の長ライガー。
やっぱり獣人さんは脳筋なのか?
しかも強者の匂いって何?
そんな分かるはずがない。
しかもいきなり僕をご指名とは、野生の感ですかね。
ポチ達はうんうん頷いて、当たり前みたいな感じでいるけど、君ら僕の護衛でしょうが。
主人が戦う前に出て欲しい。
「どうした?戦わなければ、貴様らの要望は聞かんぞ」
どうしても戦いたいらいしい。
ここは最初から全力で叩きますかね。
「その通り、私がエデン王です。戦うだけですね、勝っても負けてもこちらの要望を聞きいれてもらえますか?」
「それは、戦いの内容による、貴様がかったなら、無条件でそちらの要望を飲もう」
「長、それはいくらなんでも無謀ですぞ!この者も人間の姿はしていてもエデンの民。一筋縄ではいかんはずです」
「構わん、それで、ユキとか言ったな、どうするのだ?」
「わかりました、こちらも全力でお相手差し上げます」
獣人たちのバトルはいつも唐突に始まるものなのかな。
まったく、この脳筋どもめ。
戦いの場所は、獅子族の演習場で行う事になった。
「用意ができたら、いつでも掛かってこい!」
「ではお言葉に甘えて」
僕は最初から木竜の姿になる。
まずは小手調べとばかりに蔦で攻撃。
これをライガーは全て爪で切断、そこに僕の根っこパンチを足元からお見舞いする。
これにはライガーも驚いたのか一瞬判断が遅れ顔に根っこパンチがきれいに入った。
「なかなかやるではないか」
あれ、結構決まったと思ったけど、そんなにダメージになってない?
白虎族のホブロがスピードタイプとすると、獅子族のライガーは完全なパワータイプだな。
ライガー蔦を物ともせずに突っ込んでくる、こちらも近づけない内容に根っこパンチを繰り出すが全て防ぎ切れてはいないが、それでも突っ込んでくる。もう目の前にきている。
僕も突進してライガーに攻撃を仕掛ける。
ライガーは僕の突進を受け止めて不敵に笑う。
「捕まえたぞ」
それからは、ライガーの攻撃をうけるが、木竜の姿の僕にダメージはないが時折メキっと木竜の装甲に亀裂がはいる。
どんなパワーてるんだ。
亀裂はすぐに修復されるが、このまま延長戦になれば、体力の限界がいずれライガーにも訪れるだろう。
「面白いしぞ、エデンの王よ。それが本来の力かこちらも本気で行かしてもらう」
そういうと、ライガーの雰囲気がかわった。これは、ポチ達がする獣化だ。
獣化によって、ライガーの容姿がより筋肉質に体も一回り大きく感じる。
根っこパンチもライガーは避けもせずに全て受け止めてなお、こちらに近づき攻撃してくる、そのたびメキメキと木竜の装甲が剥がれていく。僕は全エレメンタルを召喚し自信を強化、ライガーに向かう。
「ガアアアアァ」
木竜として僕は叫ぶ、全霊の力を絞りライガーに攻撃をしかける、ライガーも獣化の影響か体力の限界限界を迎えている。
これで決着がつくはずだ。
僕はライガーを踏みつけた。
ライガーは少し踏ん張り、僕の攻撃を絶えたが、直前で獣化が解けてそのまま僕に踏みつぶされてた。
もちろん殺してはいないが、地面にめり込んだ。
ぼくは、すぐに、木竜の姿を解除して、ライガーに癒しの力を使う。
ライガーはすぐに目を覚ました。
「この力であれば、ホブロが話を聞くことも納得がいく。エデン王よ約束どおり、そのた達の要望を聞こう。どうか獅子族を救ってくれ。」
こうして、ライガーは僕を受け入れた。
まず、問題の元々の水源に僕達は、向かった。
確かに水源らしき川は枯れ切っていた。
僕達は、さらに上流にむかう、こういう場合何かが詰まっている場合がある、それが崩壊すれば鉄砲水のように水が流れだし、余計な被害がおきる。
しかし、干ばつが続くほどとなると、とてつもなく大きなダムでもなければ、ムスカしいはずだ。
獅子族も上流は調べたが特に異常はなかったと言っていたが、僕達はその異常を見つけた。
悪魔が幻術を使い水をせき止めていた。
うまく幻術をかけているつもりだろうが、世界樹の化身である僕にはわかる。
しかし、何故、悪魔が瘴気をまき散らさずにわざわざこんなことをしているかわからなかった。
「なんだ、また客人か、どうせ俺の幻術を見破れもせずにのこのこきたのか」
悪魔の声、姿は僕にしか見えず、聞こえていないようだ。
「ん?お前、俺の姿がみえているのか?」
「ああ、見えているし、声もきこえているぞ、悪魔め」
「面白い人間もいたもんだ。疑問に答えてやるよ、冥途の土産にな」
「それはどうも。なぜ、瘴気をまき散らせずこんなことをしている」
「瘴気をまき散らすの低級な悪魔たちが、瘴気で少しずつ魂を侵食し、おのが力にするためだ。だが俺は上級悪魔だ。一気に魂の力を頂くためにこの辺一帯をしの都にするために災害を起こす。そうすることで、より多くの魂を回収できるってすんぽうさ」
「そんなことをさせるわけにはいかない。お前はここで潰す。」
どうやってだ、お仲間たちは俺の姿さえ見えていないようだが。それに十分な水も集まった。後はこれを解き放つだけだ」
僕は幻術を解くことはできないが、僕の能力でポチ、クロ、シロ、ライガーにも目で見えるように特殊な薬草をわたす。これは幻覚を逆に見破る薬草だ。
「なんだエデンの王よ、さっきから独り言をしゃべってどうしたのだ?」
「話はあとだ、今はこれを噛んでくれ」
みんな噛んだ瞬間に幻術が見えたみたいで驚いている。
「ほう、なかなk便利なの物をもっているじゃなか。しかし、もう止められんぞ」
悪魔はせき止めていた水を解放した。
僕はすかさず水のエレメンタルを召喚し水をコントロールする、一気に流れないように気を付けながら。
「ポチ、クロ、シロ、それにライガー! 奴が今回の首謀者だ、生死はとはない、やっつけろ!」
「上級悪魔に勝てると思うなよ!」
悪魔は鋭い爪を伸ばし襲い掛かってきた。




