67話
宿で1日休み、今日は傭兵としての試験会場?
みたいなところにきている。
ここで、戦士を募集しているらしい。
並んでいると、自分たちの番が回ってきた。
門番は熊の獣人だった。
内の熊さんはバグベアに進化してもっと強暴そうにみえるけど。
「次の者、ワーウルフにワーキャットにラビットマンに人間?おいおい、ここは人間がくるとこじゃあねぇ。戦えないやつは、足手まといだ、悪いことは言わねぇから帰んな」
いきなり門前払いとは思わなかった。
しかも断り方もテンプレっぽいぞ。
「見た目は人間何だけど、植物系のモンスターなんだ。なんなら本当の姿でも見せようか?」
「はぁモンスターだって?お前みたいなやつが?」
「御屋形様、ご許可頂ければすぐにでも始末いたしますが?」
とポチが物騒な事を聞いてくる。
「いや、別にそこまでしなくていいよ。」
「なにか、言ったか?」
「いえ、別に。で、本来の姿ですが、ここでは狭いのでどこか広いところでお願いします。」
「そこまで言うなら、見てやるよ、その本来の姿とやらをよ」
と馬鹿にしたようにいうので、今度は、クロが
「主、やっちゃっていい?」
「何を?とは言わないけどダメ」
「さっきから何をごちゃごちゃ言ってやがる、早くしろ。こっちは忙しいんだ」
「あの男、後で消しますね」
シロが決定事項のように言ってるけどだめだから。
「はいはい、今すぐに」
まわりには獣人達がギャラリーになって、笑いそうになりながらみている。
僕はウッドゴーレムを作り出しそれを纏う。
体が大きくなり、周囲をざわめかす。
「さあ、これでいいかな、ついでに何人か相手をしてあげてもいいよ」
「植物系のモンスターってのは認めるが調子こいてんじゃねえぞ」
あらら、簡単な挑発にも乗るなんて、やっぱり脳筋なのかな?
「じゃあ試してみれば、熊さん」
そこから熊さんは怒り心頭で突っ込んできたので、こっちも力比べに応じる。
ぶつかってすぐに熊さんが吹っ飛ぶ。
あれ?
簡単に吹っ飛んだぞ?
「さあ、次はだれだ!」
調子に乗った僕はさらに挑発したら、近くの獣人達たちが殺到してきたのでまずはいつものように蔦攻撃で全体攻撃する。
それだけで、過半数が脱落する。
以外に当たるな。
気が付いたら、ポチ達も戦ってた。
あっ、シロが熊さんにさらに追撃してる。
頼むから、殺すなよ。
騒ぎを駆けつけてきた、獣人達たちが更に参戦してくる。
この分だと、木竜になるまでもないな。
「一体何の騒ぎだ‼」
ひときわ大きな声が響いた。
どうやら白虎族が現れたらしい。
「こいつらがいきなり暴れ出しやがって」
あの熊さん生きてたんだな。
てかつかかってきたのは、熊さんの方だ。
多少煽りはしたけども、いきなり暴れてはいないぞ。
「わざわざ来たというのに、手荒な歓迎をしてくれてたのは、そちらではないか‼」
と、ポチ。
「この程度なら、白虎族もしれているね」
と、クロ
「まったくです。ユキ様の邪魔になるだけだわ」
と、シロ
3人とも言い過ぎだよ!
ほら白虎族の人の顔に怒りに血管が出てる。
「なめた口を挟むならその実力を見てやるわ!」
白虎族の人は、近くにいたポチに攻撃を仕掛けてきた。
ポチもすぐに体制を整える。
ケリがポチの顔にクリーンヒットかと思ったけど、しっかりと腕でガード。
そこからはお互いに譲らずの」戦いに、いや、ポチの方にはまだ余裕が見える。
対して白虎族の人はなかなか打撃が当たらず、逆にポチから良いのをもらっている。
最後にポチが顔面にパンチをくらわして、白虎族の人があっけなくダウン。
「あいつ白虎族をのしやがった」
「何者なんだ、あのワーウルフ」
と、外野の皆さんがざわつく。
ちなみにポチは犬だったはず。
最近みんなの種族が変化してるのか、よくわからん。
パチパチっと1人拍手しながら現れたもう1人の白虎族の人。
「我ら白虎族の戦士長を倒すとはなかなかやるではないか」
「おい、あれって、白虎族の長のホブロだ」
外野の人説明ありがとう。
いきなりお出まし、白虎族の長ホブロ。
「我らの傘下に入りにきたのであろう、強い者は大歓迎だ」
「いいや、傘下に入るのはお前たち白虎族だ、エデン王の傘下にな!」
そういうやいなや、ポチはホブロに先制攻撃をしかけたがしっかりガードされた。
「戦士長をやったぐらいで図に乗るなよ小僧!」
ポチとホブロの戦いが始まった、けど、さっきまで戦いっぱなしだからポチの体力が持つか心配だ。
「確かに強いが、我ら白虎族には勝てると思ったか、エデンの王よ」
ん?エデンの王は僕だけど、ポチと勘違いして戦っているのかな?
ポチも勘違いに気づいたみたいで、
「エデン王はわたしではない、私なぞ足元にも及ばぬ強さだ!」
二人は戦いながらしゃべっている。
よく舌を噛まないな。
とかボケっとみていたら、白虎族の長ホブロから距離をとり、僕の前に来た。
「この方こそが、我らエデンの王である!」
ここでまさかの紹介である。
「何っ!?その妙な植物モンスターがか」
妙な植物モンスターで悪かったな!
ほっとけ!
「たった4人で殴り込みとはよほどの馬鹿とみえる。ならば、我ら白虎族の戦士全てを倒して見せよ、そうすれば貴様の配下にでも何にでもなってやるわ!」
戦士全員って、そこは、王と王の一対一の対決でしょ、普通!
以外にもせこいな。
しかし、そうも言ってられない、次から次へと戦士階級の白虎族たちがでてきた。
しかたない、こちらも本気で行くぞ。
ポチ、クロ、シロの3人は獣化し戦士たちを倒していく。
僕もウッドゴーレムの状態から木竜の姿に変身する。
「なに、樹の竜だと!?」
白虎族たちも驚いているがそのすきを逃さず尻尾で一気に敵を薙ぎ払う。
避ける者もいたが大半がこれでダウンした。
流石に白虎族の戦士たちは練度違うのか連携を上手く取っている。
僕は足元に根を張り詰めて根っこパンチを無数にお見舞いする。
これにはさすがに対応できなかったのかほとんどがノックダウンしていく。
しかし白虎族の長ホブロは攻撃を受け止めて獰猛な目つきで僕に迫ってくる。
風のエレメンタルを召喚し木ノ葉乱舞で目くらましをしつつ蔦と根っこパンチで追い詰めるが決め手に欠ける。
それは向こうも同じみたいでなかなか攻めあぐねいている。
中々決着がつかずに時間がたっていく。
向こうは体力の限界がきたのか、動きに正確性を書き始めた。
残る白虎族もあとわずか、僕は残りのエレメンタルを召喚し畳み掛ける。
最後まで残ったのはやはり、ホブロだった。
最後は力押しで僕は木竜体型のまま突っ込みホブロを押し倒した。
「負けを認めるかホブロ」
「我の命ある限り負けは認めん‼」
「そうか、では一度死ね」
僕は催眠効果のある花粉をホブロに使い、死んだように思いこませた。
そして、ホブロは意識を失った。




