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61話

 なぜかナーガ族の族長ラジャと戦う雰囲気になってるけど、戦いたくないんですけど?

 勝算はある。

 4大精霊達がくれた指輪のエレメンタルを召喚すれば、勝てるだろうけど、納得するかな?

 それ以前にエレメンタルは基本的に自動的に僕を守る。言う事も聞いてくれるけど間違って殺しちゃわないかな?


 「どうした?エデンの王よ、怖いのか?」


 「聞いておれば、先ほどから!御屋形様が戦うまでもない」


 おっとここでポチが切れた。

 と、いうよりクロとシロも切れてた。

 

 「これは、王と王の試合ぞ、護衛風情がでしゃばるな!」


 「だまれ!貴様などが御屋形様に試合を申し込むなど幾千年も早いわ」


 ポチ、かばってくれてるんだろうけど、そこは100年では?


 「ならば先に貴様から血祭にあげてやる」


 試合だから殺しはなしでお願いします。

 殺し合いではないからね。

 急遽決まった、ポチとナーガ族の族長ラジャのとの試合。

 広場に集まり、まるで見世物のようだ。

 こちら完全にアウェイの状態。

 ラジャの武器は槍を使うようだ。

 対してポチは無手。

 

 「最初から本気で行かせてもらうぞ!覚悟しろ!」


 ポチはそう言い何やら力を込め始めた。

 するとポチの外見が変わり始めた、あれではまるで、ライカンスロープのようだ。

 ポチって犬だったはずだけど。

 

 「御屋形様から新たに授かったこの力思い存分食らうがいい」


 あれ、この前の進化の力の実験では見た目は変わってなくて力が増したとは聞いていたけど、変身できるようになってたの?

 なんだか嫌な予感がする。


 「ポチー全力でそんな奴吹っ飛ばしてしまえ!」


 「ユキ様を侮辱した罪、万死に値する」


 クロとシロが物騒な事を言ってる。

 これは、本気でラジャが殺されるのでは?

 僕は冷や汗をかきながら、


 「ポチ、絶対に殺すなよ!」


 「たわごとはいい、早くかかってこい」


 駄目だ、ラジャはポチの力を完全に見誤っている。

 最初にポチは目にもとまらぬ早さでラジャを殴り飛ばした。

 ドンっとう音で一瞬のできごと、それだけで、ラジャの意識は刈り取られていたのにポチは更に追撃をしかける。

 これはやばいと思い、僕はラジャとポチの間に木竜をすぐさま生み出し間に割って入った。


 「ポチ、殺すなと言った!」


 間に入った木竜の装甲が半分も取れていた。

 完全に切れてラジャを殺すつもりの一撃だ。

 僕が止めてなかったらそれこそナーガの一族と亀裂が生じることになる。

 それだけは避けねば、いくらモンスターが実力主義でも一族の長が死ねば禍根が残ることになる。

 僕はすぐにラジャの治療を開始した。

 最初の一撃だけでもラジャは瀕死の状態だ。

 ほどなくして、ラジャは目を覚ました。


 「我は負けたのか?」


 「ああ最初の一撃でね」


 これでエデンの力は分かってもらえたと思うが、彼の心境はどうなんだろうか。


 「そうか、約束は約束。しかもエデンの王自ら治療を受けたとあってはな。我らナーガ一族はリザードマンと共にエデンの傘下に入り忠義を尽くそう」


 「ありがとう、これで無駄な血をこれ以上流さなくて済む」


 なんとか無事にこれで湿地帯の拡張工事もできる。

 ナーガ達の集落もエデンの物となった。そうと決まれば、さっそくエデンに戻って拡張計画のみなおしをしなければ。


 「アーロンもラジャもリザードマン代表とナーガ族代表として、一度エデンにきてもらう。そこではっきりと自分の目でた確かめてく。エデンがどういった国なのか」


 リザードマンのしゅらくより、ナーガ達の集落よりエデンの方が衣食住が整っているのは間違いないからね。


 エデンに到着したリザードマンのアーロンとナーガのラジャは言葉ないぐらいにとまっていた。


 「これがエデン、まるで別世界だしかもどれもハイモンスターばかりではないか」


 とラジャ。


 「争わなくてすんで正解じゃったな」


 とアーロン」。


 「2人とも何を呆けている。これからはお前たちもエデンの民になる。エデンの民になったのだから繁栄を約束する。

 まずは湿地帯から、拡張していく、その後にナーガ一族の集落にもテコ入れをするから、そのつもりでな。これからはビシバシ働いてもらうぞ」


 「エデンの王よ、我らは改めてあなたに忠誠を誓う、どうか我らを導いてくれ」


 とラジャ。


 「何を言ってる。お前たちはすでにエデンの民になったのだ、これからは協力してエデンを更に発展させていく仲間だぞ」


 こうして、新たな、エデンの民として、リザードマンの一族とナーガの一族が加わった。

 4か国の会議まで2ヶ月を過ぎたころだった。

 

 順調に拡張工事も終わりを見始めて、ナーガの一族との集落の道も開通しナーガの集落から村と言えるほどには様変わりした。

 いずれは、ナーガの村まで拡張して行く予定だ。

 ドンドン、エデンが大きくなってきている。

 エデン軍にもリザードマン、にナーガが加わりさらに強化された。

 もちろんエデンの民として、進化済み。

 リザードマンは更に竜人に近づいてたような感じになってハイリザードマンに。

 ナーガも更に屈強な戦士になり、下半身が龍のようになり、ハイナーガに。

 どちらも体格が大きくなり、パワーが上がったようだ。

 湿地帯には水精霊のフェルミナから生れた精霊たちが戯れている、姿をよく目にする。

 元々住んでいたリザードマンとも仲良く暮らしているようだ。魚の養殖を教えて、今は実験中だ。

 何故、そんなことをするかというと、、最初に目覚めた時の湖にいた魚たちがほぼ進化して、食用に向かなくなったのが原因だ。

 雄はマーマンに雌はマーメイド。

 半魚人もちょこっといる。流石に釣りにくいし、普通の小魚も大きくなっている。

 湿地帯には湖もあり拡張工事の予定に取りれたのだ。

 まさかすでにリザードマンが居る事は知らなかったが。

 まぁ、そのおかげで、リザードマンとナーガが新しくエデンの民となったわけだが、大森林に住まう他のモンスターの脅威認定を受けていることもわかったので、早めに誤解を解くためにも話ができる種族なら平和的に解決していきたいが、そうでない種族とは戦いになるだろう。

 話が通じないモンスターは今の所、ゴブリンとトロールだけだが、それ以外にもいそうだし。

 気を付けねばならないと思う。

 リザードマンとナーガにの話しよるとハーピィもいるらしい、彼女たちもまだ話が通じるそうだが、通じないモンスターもいるとか、ウェンディゴと呼ばれるモンスターでやせ細っているが、食欲旺盛で、見つけたら討伐すべきだと言われた。

 容姿は牙をもつ巨大な骸骨に毛が生えたような容姿でとにかく危険なモンスターらしい。

 討伐リストに加えるが、出会わないことを祈ろう。

 

 しかし、湿地帯に思い向いたときにしっかりと遭遇してしまった、フラグってあるんだね。

 彼?彼女?この際どちらでもいいのだが、しっかりと僕がロックオンされており指輪のエレメンタルを召喚土のゴーレムで足止めして、火のエレメンタルでしっかりと焼き殺した。しかしどこから湧いて来た?

 この辺りは、拡張工事もほぼ終わっているから安全だと思い込んでいた。

 対した敵ではなかったが、どこかに巣があるとした問題だ。

 すぐさま捜索、討伐対を組織したが見つからなかった。

 あれが最後の1匹であればいんだけど。

 このことを4大精霊達達に話したらフェルミナが教えてくれた。


 「ウェンディゴは邪悪な水のモンスターでぇ上流から流れてきたと思いますよぉ」


 「上流かぁ、未だ探索してないエリアだね。居場所がわかるまでは捜索隊を募って巣を探すしかないね」

 こうして、ウェンディゴ討伐に向けて動き出した。


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