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35話

10万字に到達してまいた!

ここまで書けたのも見てくださる方が居るおかげ、感謝です。

 「僕も同行するならるなら、妖精だけでも先に解放するのが条件です」


 「わかった、了承しよう」


 僕が言うと魔王も了承してくた。

これで、妖精たちは無事に解放される。

 後は、瘴気の問題だけだ。

確認のため妖精たちが捕らえられている場所まで案内してもらった。

 そこは、地下にあり自然が全く感じられない、石の牢獄だった。檻に入れらていた妖精達、に僕は言う。

 

 「助けに来たよ」

 

 「ユキ様だー、きっと助けてくれるしんじてました。」


 ん?ヘルファー妖精まで捕らえられていた。

 ヘルファー妖精は基本エデンが出ないはずだが、理由を聞くとた外の果実や、妖精の勧誘、使えそうな植物の採集に出かけていた時に捕まったそうな。

 どんだけ頑張ってくれてんのよ。

 でも助けられて良かった。

 

 魔王の一言で、全ての檻があけられ、これで本当に妖精たちは自由になった。


 「さて、帰りはどうするかな?、悪いんだけど、頼まれてくれる?」

 

 「畏まりました、全て大森林に連れ帰ります」


 僕が頼んだのは着いて来てくれた一人の山羊人さんに頼む。

 こえれで大分安全に帰れることだろう。


 「約束は果たした、次は申し訳ないが西の領地に向かって原因を調査、できればこのような事が起きないよう、元凶も排除してもらいたい」


 魔王は簡単に排除とかいうけど、そう簡単にいくかな?

 

☆★☆


 僕たちは、魔王配下のの騎士達、兵士達となぜか魔王本人も一緒に着いてきているが、今西の領地に移動中だ。

 馬車の中では魔王と二人きり、気まずい。

 

 「魔王本人がついて来てだいじょうぶなの?」


 「それを言えば、ユキ殿もエデンの王ではないか。それとこれからは、国交開くのだ私のことは、ブレニンと呼んでくれ。」


 いきなり呼び捨ては駄目だろうか『さん』付けでいいかな。

 

 「わかったよ、ブレニンさん。これからもよろしくね」


 「うむ、よろしく頼む、それに今回は私が視察という形で動いている。だから私が居ても問題はない。前触れもだしているからな」


 視察とかもあるんだね、領土が大きいと大変だな。

 その点エデンはまだ小さい。いずれは大森林全土を把握したいけど。

 そうすれば、この世界にしかないものも見つかる可能性もある。

 コンプ厨としは苗木や、種だけでも手に入れたい。

 ちなみに馬車を引いているのは、アオ1匹だけで、ひいている。本当、普通の馬と馬力が違います。

 まぁ、実際は魔王ブレニンが用意した馬もいたんだが、アオが近づくと怯えて使えなかったのだ。

 後、アオが俺が引っ張るみたいな態度でかたくなに僕から離れなかったのもあるんだけどね。

 しかし、本当に1匹で馬車を引くとは驚きだ。

 アオも進化して新し種になっているのかな。

 一角獣の黒い馬だし、そんなこともあるのか?

 なんか、エデンの事は最近気にしたらダメなきがする、主に僕の精神的にだけど。

 ブレニンと雑談していると西の領地に着いたみたいだ。


 まず初めに西の領地に着いてした事は清浄の苗を植えて成長を促進させること、そして重病者だけを僕が治した。

 流石に最初に瘴気が発生した場所だけあり、かなりの死人がでたみたいだった。

 僕は、街の代官に悪魔の報告が上がってないか、聞いてみた。


 「それで、この街に見知らぬ人影、変な槍を持った人(悪魔)を見なかったかな?ここ2、3年の話なんだけど」

 

 「確かに槍を持った怪しい者を見たという報告はありましたが、旅の冒険者なら武器の一つや二つはもっていると思い聞き流しておりましが」


 ビンゴ!多分そいつが悪魔だ。

 やっぱり戦闘になるのかな?いやだなぁ。

 取り敢えずは清めの水を各自に持たしているし、ポチ、クロ、シロにはそれぞれ、清浄の木から削り出した武器を持たせているから、大分安心なんだけど、不安は残る。

 

 「その怪しい奴の居場所に心あたりはあります?」


 「すぐに調べさせます」


 取り敢えず、代官に悪魔探しはお願いしておいて、僕は休むことにする。

 今日は、清浄の苗を植えて成長を促進に瘴気に侵されている者の治療にと疲れたので、その日は一度解散となり領地にある館でお世話になることになった。

 悪魔をそのまま放置した場合は、いずれ悪魔もいなくなりまた嵐と共にやってくるが、瘴気が残り続けているということは、まだ悪魔がこの街に居ることは、考えられる。ゲームとは違いどういう行動にでるかわからない。

 だれか、僕に攻略本を下さい。


☆★☆


 それから3日後にそれらしき人物(悪魔)を見たという報告があり、すぐに僕たちは駆けつけた。

 駆けつけた場所は、古い洋館で昔の貴族が使っていたが、今は廃墟となっております。

 テンプレですか?そうですか、帰ってもいいですかね?これ絶対居るでしょ。

 ヤバイ幽霊とか駄目なんですけど、突然現れるからビックリしてしまうんだよね…。

 まぁ今回は悪魔だし、大丈夫とは思うけど。


 「で、すぐに突入するのか?」


 「いや、まずは洋館の周りに清浄の苗を植えておこう」


 ブレニンと軽く打ち合わせをしていく。


 「まずはポチ、クロ、シロと僕で入り、洋館周辺をブレニンの騎士達に包囲させておこう」


 「我が国の事でもある、突入するなら、我々も入る。もちろん洋館の包囲もさせておく」


 通所の悪魔なら清めの水で追い払うだけでもできるんだけど、ゲーム内の悪魔は2年も3年も長期に渡って同じ場所に居るはずがない。

 普通なら嵐とともに消え去るからだ。


 「僕の知ってる悪魔じゃない可能性もあるから、危険だよ」


 「では、なおさら他国の王だけに行かせるわけにはいかないな。なに、私が魔王と呼ばれていることが伊達ではないことを証明してやろう」


 魔王は舌なめずりしながらそう言った。

 何?ブレニン魔王陛下は戦闘狂なの?やっぱり魔王という事には強いんだろうか?

 僕なんて、できれば戦いたくないんだよね。

 だって、怖いもの。


 全員が配置につき、清浄の苗も植え終わり、後は廃墟となっている洋館に突入するだけとなった。

 まずは、魔王配下の近衛が先頭に入り、中央入り口の安全を確保。

 次に魔王が入り、ポチ、クロ、シロと僕が中に入って行く。

 中はいかにもって感じの廃墟で人の手が入ってないのがわかる。

 まずは、1階の探索隊と2階の探索隊に分かれる。

 1階の探索隊は魔王とその近衛。

 2階の探索隊は僕とポチ、クロ、シロと魔王がつけてくれた、近衛の数名。

 だいたいこういう場合って2階にいるよね、悪役って。

 ポチ、クロ、シロが『我々は2階に行きましょう』とかいうから反対できずに着いてきてますけど。

 廃墟らしく、あちこちが誇りまみれ、蜘蛛の巣、光がほとんど入らない部屋の数。

 一応一部屋づつ確認していく。

 最初の部屋は、使用人の部屋だろうか?

 箪笥に壊れたベットに簡素な机のみが置かれていた。

 それだけも雰囲気がでていて、今にもできそうだ。

 何もないのを確認してほっと安心する。

 でもまだ調べないといけない部屋があるんだよね。

 しかもあからさまに怪しい色の赤い扉が付いた部屋。

 あれは居るよね。

 

 「御屋形様あそこが怪しいかと思います。我らで退治しましょう!」


 ポチよ、怪しいのはわかってる。

 だから違いそうな部屋から探してるんじゃないか、時間をかけて魔王達が来るの待ってんの。


 「主、俺もあそこだとおもうぜ。だから乗り込んで主の俺らの鉄拳食らわせてやろうぜ」


 クロよ、その『俺たちに』僕もカウントしてないよね?


 「旦那様の勇姿がみれるチャンス。いやでもここはシロが役に立つところも見てもらわないと」


 シロよ、独り言なの?丸聞こえだし、僕の勇姿は見れないと思うよ。


 そしてついに僕たちは魔王の援軍を待たずに怪しい扉を開ける。

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