表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
31/92

31話

 「と、言うことはユキ殿であれば、倒せるのではないか?」


 「僕は戦闘はからきし駄目です、それよりもまずは辺境伯の領内に僕の清浄の苗を植えて瘴気を少しでも緩和しないと」


 「それもそうだな、ユキ殿清浄の苗はどれぐらいで譲ってもらえるのだ?」


 「辺境伯領内の妖精の解放をしていただければすぐにでも必要な量を用意いたします」


 「背に腹は代えられぬか。わかった捉えている妖精の解放を約束しよう」


 よし、これで少しでも妖精が森に帰ってくるぞ。


 この後は、詳細を辺境伯とつめて、必要な数の苗を準備して渡すだけとなった。

 詳細としては、まずは、辺境伯が直接収めているこの町の兵士から治して各村に清浄の苗を植えてもらう。

 また、辺境伯とともに魔族の王都、魔王がいる城に一緒に同行してもらうことになった。


 ここでも準備に1週間ほどかかったが誤差の範囲だろう、清浄の苗は本来なら僕がすぐにでも成長させてあげればいいんだが、王都でも瘴気で大変なことになっているらしい。

 魔王と直接話ができれば、その分魔族の国全体が救われるスピードも速くなるだろう。

 辺境伯とともに王都まで5日、何事もなければいいんだけど。


☆★☆


 出発してから2日目のことだった。

 モンスターの襲撃をうけたのだ、ファンタジーに定番のゴブリンさんだ。

 2,3匹かと思ったけど、違った。30匹からなる集団で襲い掛かってきたのだ。

 ポチ、クロ、シロは余裕でさばいてるけど、最初のエンカウントって1,2匹がファンタジーのお約束ではないのか?

 辺境伯のつれ来た兵士さんもこなれているのか対陣を組んですぐさま戦闘態勢に入っている。

 辺境だけあって、モンスターの数もおおいのだろうか?


 「辺境伯、いつもこんな数がくるのですか?」


 「ゴブリンどもは繁殖能力が高いのでな、すぐ近くに巣でもあるのかもしれん。悪いが斥候をだしてつぶしておきたい。寄り道になるがかまわないかな?」


 街道が安全になるならそのほうがいいし、ポチ達もなんだかやる気みたいなので、任せることにした。


 ゴブリンの巣はすぐに見つかったがその数が半端なかった。ゆうに

100匹をこえているではないですか?ほんとに大丈夫なの?特に僕とか非戦闘員としては数とはしては恐ろしいものをおぼえるのですが。


 ポチ、クロ、シロは強いから大丈夫かもしれないけど、兵士さんの数を入れてもこちらは30人程、圧倒的にやばいのでは?

 辺境伯の兵士たちも少し緊張気味に剣や槍を握っている。

 辺境伯自身も戦うみたいだだけど、僕はどこかに隠れていすごしていよう。

 うん、安全第一、命は大事には必須だと思います。

 戦闘が始まって、僕は近くの藪の中に隠れた。

 目の前では素晴らしい連携でゴブリンを打倒していく辺境伯と兵士さん、うちのポチ達も奮戦しています。

 そんな時見回りにでていたのかうしろから


 「ニンゲンみつけた」


 と振り返るとゴブリンさんがなんと3匹もいるではないですか。

 てか、ゴブリンしゃべるのね。

 僕は恐ろしくなってしりもちをついた。

 うごけない、そんな恐怖なのなか、ゴブリンがこん棒で僕をたたく。

 こんなところで死ぬのかぼくは………。

 ゴブリンさんに叩かれているのにはっきり言って痛くない。

 なぜ?ゴブリンさん実はめちゃくちゃ非力なんですか。

 とりあえずなんだか怖くなくなってきたので僕はゴブリンAにパンチしてみた。

 吹っ飛ぶゴブリンA、あっけにとられているBとCそのすきに世界樹パンチとキックをお見舞いしました。

 やっぱり吹っ飛ぶBとC。

 不思議とやっつけれたなぜに?


 「戦闘はできないと言いながらしっかり戦っておったではないか」


 辺境伯はそう言うけど自分でもわけわかんない。


 「御屋形様に手をわずわらしてしまい、申し訳ございません。」


 「いや、ポチが謝ることじゃないよ、僕はたまたま倒せただけだから」


 多分たまたま、あの3匹がめちゃくちゃ弱い個体達だったのであろう。

 うん、勘違いして俺最強!とか思ったらきっと駄目だ。


 考えている間に討伐が終わり、一同はまた、王都へ向かうことになった。

 

 移動の途中にポチ、クロ、シロにゴブリン戦の事を話した。


 「多分ですが、御屋形様は世界樹そのもの、大木に棒切れで叩いても揺れることはないでしょうから大してダメージにならなかったのではないでしょうか?」


 「俺もそう思う、主自身は小さくても世界樹の力は強大だから防御力も高いとおもぜ」


 「ユキ様なら当然です!」


 ポチ、クロ、シロはそう言ってくれた。

 クロよ、小さいは余計だよ。

 そしてシロさんや、ナチュラルに僕の事を『旦那様』から『ユキ様』に呼び方を変えたね。

 もしかして、ストーカーLvが上がってませんかね?

 とにかくポチ、クロの言う通り世界樹のイメージでいうととてつもなく大きいイメージがある。世界樹の力が働いているなら、こん棒ごときでは確かに木を揺らすことすらできないだろう。

 この考察は間違ってなさそうだけど、火にはをつけないと勢いよくバーニングしてしまうのだろうか?火危ない、僕覚えた。こん棒には強い、僕勝てる(たぶん)。


 「でも僕はあまり戦闘向きじゃないからみんなよろしくね」


 「もちろんです、次こそは御屋形様の手をわずわらして戦うこと無いよういたします」


 「俺も、主にもしものことがあったら嫌だからまかせてくれていいぜ」


 「ユキ様の事は私が守ってみせます」


 ポチ、クロ、シロはそう言って強い決意をもってくれているみたいだ。

 ゲーム内ではただのペット枠のキャラだったのに、今ではこっちが面倒を見てもらってる状態って、なんか変な気分だ。

 くっっ!弱い主人で申し訳ないが、頼もしいので、そのままお願いします。

 

 道中にそんな話をしてい居たら、またもやゴブリンさん発見。

 そんなに連続でイベントはいらいないのだよ。

 しかし、数は数匹、先ほどの巣の残党だと判断したみたいで今回は、その場で倒して終わりになった。

 こうして、二日目は終わり、野営に入った。


 次の日から順調に進んで、残りあとわずかの距離にして、またもやモンスターの出現!

 今度はオークが現れた。

 でも、野良オークさんはうちの豚人オークさんより体格が小さいし、なんかうちの子たちのほうが強そうだなぁ。

 ゴブリンは倒したけど、うちにいる、豚人オークさんと同じ種族を手にかけるのはなんか気が引ける。


 「豚の分際で御屋形様に歯向かうとは言語道断!蹴散らしてくる。」


 おお、ポチ達には、関係ないみたいです。

 うちはうち、よそ様はよそ様ってことなのかな?


 「辺境伯様、こんなに頻繁にモンスターってでるものなんですか?」


 「いや、普段は騎士団や冒険者達が討伐してくれいるが、今は瘴気のせいでどこも手が回らんのだ」


 「オークの巣も探すんですか?」


 「そうしたいところだが、流石にこの人数ではオークの群れには勝てないだろう。ゴブリンより強暴だしな。もう少しで、目的の野営地に着く。警備をさらに強化するように我が騎士と兵士に伝えておこう」


 「ぜひともお願いします!」


 安全確保が大切です。

 夜とかきたら余計にやばいでしょ、あっ、これってフラグにならないよね?


 野営の場所までは、すぐに着くことができた。

 野営の準備もすんで休憩しているときにポチが来た。


 「御屋形様、申し訳ございません、少しよろしいでしょうか。」


 「ん?どうしたの、改まって?」


 「はい、実は庭園にいる、オークたちからできれば、外にいるオークを何人かつれて来て欲しいと頼まれていまして、お時間を頂きたいのですが。」


 なんで、自分たちから飛び込むの!てか、ポチがフラグ拾って来ようとしてるじゃないか!?

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ