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第19節 監視ログが暴く真実と、カーストの終焉  結衣が無意識に管理していた図書室のログが、麗華の卑劣な工作を完全に暴き出す。

第19節 監視ログが暴く真実と、カーストの終焉  結衣が無意識に管理していた図書室のログが、麗華の卑劣な工作を完全に暴き出す。


「そ、そんな……! 嘘ですわ!」


 麗華がパニックを起こしたように叫んだ。


「その女が恩人!? ただの寄生虫ですわ! 第一、その本だって、本当にその女が直した証拠なんて……!」

「証拠なら、山ほどある」


 尊が冷ややかに言い放つと、会場の巨大なスクリーンに映像が映し出された。

 それは、図書室の防犯カメラの映像だった。

 だが、ただの映像ではない。結衣が本の状態を管理するために、自作のプログラムで記録していた詳細な温湿度データや、修復の進捗を示すタイムラプス映像が重ねられている。


「白瀬は、この本の修復過程をすべて完璧なログとして残していた。……だが、映像には別のものも映っているぞ、西園寺」


 映像が切り替わる。

 そこには、結衣がいない隙を狙って、麗華の取り巻きが図書室に忍び込み、結衣のバッグにあの古文書をねじ込む様子が、はっきりと記録されていた。

 さらに、以前、麗華自身が結衣の修復していた本にわざと水をかける決定的な瞬間も。


「あ……ああ……」


 麗華は足から崩れ落ちた。


「他人の努力を嘲笑い、本という歴史を侮辱し、己の地位を守るためだけに卑劣な罠を仕掛けた。西園寺麗華、お前の行いは、御影学園の生徒として到底許されるものではない」


 尊の宣告は、死刑宣告にも等しかった。


「自分の地位に執着するあまり、お前はすべてを失ったのだ」

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