ポケットティッシュ
初めまして、天川裕司です。
ここではシリーズでやってます『夢時代』と『思記』の原稿を投稿して居ります。
また、YouTubeドラマ用に仕上げたシナリオ等も別枠で投稿して行きます。
どうぞよろしくお願い致します。
少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。
サクッと読める幻想小説です(^^♪
お暇な時にでもぜひどうぞ♬
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無課金でやっておりますので、これで精一杯…と言うところもあり、
お見苦しい点はすみません。 なので音声も無しです(BGMのみ)。
基本的に【ライトノベル感覚のイメージストーリー】です。
創造力・空想力・独創力を思いっきり働かせて見て頂けると嬉しいです(^^♪
出来れば心の声で聴いて頂けると幸いです♬
でもこの条件から出来るだけ面白く工夫してみようと思ってますので、
どうぞよろしくお願いします(^^♪
タイトル:ポケットティッシュ
男「だから僕は!あの女の人が可哀想だと思ってあの時、ティッシュを渡したんです!」
警察「でもその渡した場所が問題だ」
女性「痴漢です!あの人は痴漢ですよ!痴漢です!!」
その女性がその日使ったトイレは結構広かった。
奥行きがあり、ボックスの中には
人が1人分隠れるほどの物置すら設置されていた。
この被疑者の男は前もって
そのボックス内の物置に身を隠しており、
誰か入ってくるのを待っていた。
もちろん女性用トイレ。
そこに入ってきたのが今「この人は痴漢です!」
と叫び回っているこの女性。
しかしそのトイレには唯一欠陥があった。
それは外観の美しさにかまけて、
週ごとの点検がおろそかになっていたこと。
備品の補充に行き届いておらず、
その日、女性はそのせいで四苦八苦した。
つまりボックス内にはその日、
トイレットペーパーが無かったのだ。
女性は焦った。
おそらくその日、代わりになるものを
何も持って居なかったんだろう。
まさかハンカチで拭くわけにもいかない。
でもまぁイザとなればそのハンカチで
拭く程度の覚悟は持って居たのだろうが、
その時はただパニックになりながら焦って居た。
男は物置の隙間からこの女性の様子を見、
密かに可哀想だと思ってしまった。
だが、それが運の尽き。
情けは人のためならず、ならぬ自分の為ならず。
男はちょうどポケットティッシュを持っていたので
女性の真後ろに来るまで気配を気取られず、
そっとティッシュを差し出した。
「ああ♪これこれ!♪」
と瞬時喜んだ女性だったが、
当然その直後に疑問が湧く、
「なんでこんなところに人が居るのか?」と。
それはプライベートの密室での事件。
男はあえなく御用となり、
未だに自己弁護を繰り返してる。
男「だから僕は!あの人が可哀想だと思って…!」
(それを少し離れて見ていた警察官たち)
警察1「…まぁ女性にとっちゃ、良かったんだか悪かったんだか」
警察2「いや悪かったに決まってるでしょうw覗きですよこの事件は」
警察1「ふむ。でもあの女性、あの男が逃げるようにボックス内から立ち去った後、そのもらったティッシュでちゃんと拭いて出て行ったと言うぞ?」
警察2「あそうだったんですか?」
警察2「…まぁ私物を犠牲にしなくてよかったって言う点では、良かったのかな…」
(※)これまでにアップしてきた作品の内から私的コレクションを再アップ!
お時間があるとき、気が向いたときにご覧ください^^
動画はこちら(^^♪
https://www.youtube.com/watch?v=SicrWjGnERM
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サクッと読める幻想小説です(^^♪
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