弱体化したはずだよね？追放された元魔導士は救助隊で返り咲く！

宮廷魔導士候補と名高かったロズウェルは、魔剣回収の任務で訪れた『ヒスイの迷宮』で未知なる魔物に襲われ、魔力量が十分の一となり弱体化してしまう。

さらに支援者だった王太子に見捨てられ、仲間たちとも距離を置かれ、父親から追放までされてしまう。

途方に暮れる――と思いきや、ロズウェルは老後の夢だったお茶に囲まれた生活を求めて意気揚々と旅に出る。

だが真っ先にそこらへんにいる魔物に襲われ、弱体化したロズウェルに成すすべはなく死を覚悟したとき、救助隊員の少女ユーリに助けられ、恋に落ちる。

魔法とお茶にしか興味がなく、人とのかかわりから逃げ続けてきたロズウェルが、ユーリの隣に立つためだけに救助隊員に転向する。

それが自分を襲った未知なる魔物と再戦する道であろうと、弱体化した今だからこそできることがあると証明したい。

弱くなっても過去の研鑽は消えないのだから――

（こちらはカクヨム様、アルファポリス様でも掲載しております)