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   主要人物の紹介とウラ話などを少々。

人物紹介を兼ねた設定資料のようなものです。

興味のない方はスルーして頂いても何の問題もありません。

ちょいちょいネタバレを挟んでいますが、特に気にすることもないかと思います。


アリス(メイス)

 

 本作の主人公。

 勇者として魔王討伐を果たし2周目を始めた。今回は神への意趣返しと自らの野望の為に動いている。

 東方3国を支配下におさめる水の女王国女王。


 アリス、姐さん、陛下、女王など、多人数で一人称作風の弊害から呼び名が異様に多いです。

 たまに私も混乱してしまいます。

 彼女(彼)の発言は一人称の述懐以外は全て誰かに聞かせることが前提です。

 あらゆるところでフェイクやブラフをかましています。

 見た目の描写は敢えて控えています。一言美少女のみです。

 一応リボンを結べる程度の長さの髪はあります。

 ですが髪の色や顔のパーツそういった情報は一切排除しました。

 皆様で想像していただければと。

 乱世の奸雄です。三国志でいえば曹操ですかね。


 

クロード


 現勇者の聖騎士。

 レジスタンスで遊撃役(雑用係)を任されている。

 弱きを助け強きを挫く真っ直ぐな人間を自認している。マール教信者。


 本人は至って常識人だと思っているようですが、どうですかね。

 彼のその何とも言えない感じを楽しんで頂ければと思います。

 一応美男子です。モテモテです。……クズですが。

 三国志でいえば劉備です。……特に他意はゴザイマセン。



トパーズ


 山岳国出身の武道家。

 長年修行を積み確かな力量を持つ。キール教信者。


 寡黙な年長者、パーティでの常識人です。

 クロードのことを信用していません。

 彼の実力はレジスタンスでも一目置かれている感じです。

 三国志喩えは……もう面倒なのでしません。

 


ルビー


 元聖王国貴族の女魔法使い。

 火の魔法を得意とする。パーティの頭脳。四神教信者。


 最初はクロード一筋でしたが、徐々に優しくて頼りがいのあるトパーズに惹かれていきます。

 だけど心のどこかでクロードのことが気になっています。

 揺れる乙女心要員ですね。

 主神マールによってクロードの為に用意された存在です。

 


サファイア


 水の公国出身の女狩人。

 山で鍛えた弓の技術は特筆。クロードの彼女。狩人らしく存在感は薄め。

 貧しい山暮らしに嫌気がさして冒険者になるために山を降りる。

 将来の夢は可愛いお嫁さん。


 クロードのことが好きだったけれど、ルビーに気を使って言い出せなかった奥手な女性です。

 純情素朴ですが、ルビーがトパーズに気があると見るや否や、一気に仕掛ける行動力もあります。

 彼女は物語後半で本気を出してきます。

 ヤンデレ(?)要員です。



ブラウン

 

 水の女王国の将軍。元野盗の頭。

 軍指揮の実戦経験は大陸一といえる。


 予定よりも評価爆上げしたキャラです。

 アリスの役目を一部(笑)譲ったらこんな感じになりました。

 軽い感じでありながら、元ボスらしく面倒見のいい男です。



レッド


 水の女王国の近衛騎士。

 どんな主にも忠誠を誓える男。


 最初はアリスのことを警戒していましたが、前半終了時では女王国流に馴染んでいる感じです。

 常識人です。……意外と心の中では毒舌ですが。

 もちろんアリスとの最初の約束『民に不幸にするならば斬る』は今でも忘れていません。



パール


 水の女王国山猫部隊の隊長。

 諜報員でありアリスの側近。

 年上に可愛がられている。殺人能力は随一。


 本作のマスコットです。

 アリスのことを憧れと同時に、国を捨てた姉と重ねています。

 ボクっ娘要員です。彼女の魅力を引き出すことが今後の課題です。



ロレント


 レジスタンスのリーダー。

 元皇帝直属親衛隊隊長。義手だが凄腕であることは変わらず。


 時期が来るまでは死んだことになっています。

 やや直情的な面がありますが、頭が悪い訳ではないです。

 彼をバカに見せないようにするのが結構大変です。

 


テオドール


 大都市ポルトグランデを治める執政官。

 上級貴族で辣腕家。国内外での有名人。レジスタンスを立ち上げた人間。


 常識人で苦労性です。

 奥さんと娘さんを激ラブです。ただ陰謀とかそういったことは苦手です。



クロエ


 テオドールの妻であり、レジスタンスを裏から支える凄腕。

 現在は女王国にてアリスの相談役をする。

 ()()を知っている人間。


 淑女の皮を被った獣です。 

 私が個人的に40代から50代でパッと見は淑女なのに野心家みたいな女性が好きなモノで……。

 ただアリスがガチの獣なのに加えて山猫が数匹と、女王国に獣過多状態なので少し獣風味を落としています。

 執筆前の予定からは大きく狂ってしまいました。残念。

 でもそれはそれでいい味が出ているのではないかなと思います。

 声のイメージは永遠の17歳のあの御方です。



ケイト

 

 テオドールとクロエの娘。父の私設秘書。


 優秀で可愛い設定ですが、父と同じく非常識な人間に振り回される損な役回りです。

 アリスと母をアレ扱いするなど、心の中では少々毒舌です。

 外面は本作随一のしっかり者ですが、パパ、ママ呼びの幼い面もあります。

 ただ本性は母親譲りだったりします。



バトラー


 レジスタンスに参加している老紳士。クロードたちを勧誘した。

 本来の姿は帝国有数の貴族であるゴールド卿。


 レジスタンスの中で長兄殿下派閥の人間です。

 ファンタジー世界での典型的な貴族という感じです。……勝手な想像ですが。



宰相


 帝国の宰相。本名ニール=アンダーソン。

 前皇帝から二代続けて最側近。帝国の全てを管理する男。


 彼だけ役職呼びですね。便宜上名前を付けましたが、作中人物で彼をニールと呼ぶ人間はいません。

 まだほとんど情報は出していませんが、勇者目線では悪者にしか見えないけれど、視点を変えれば国のために尽力している優秀な人間です。

 むしろ彼を悪人扱いするには相当な色眼鏡で見ないといけないような感じです。

 つまりそれだけ神は勇者に偏った情報を与えていると示唆したい訳ですが、小説というのは難しいですね。

 何気に甥っ子のフリッツがいい子ちゃんなので、その彼が懐いているということで何となくそんな感じでお願いします。



 

 主神であり、監視者であり、管理人でもあるゲームマスター。

 全ての登場人物の声を聞くことができる。

 ただし、心の中までは読み取れない。

 魔王を倒すことが勝利条件のゲームをひたすら繰り返している。 


 神といえばチェーンソーですが今回は斬られません。

 立場的には見ているだけの存在です。

 性格はほぼクロードです。いくらかこちらの方がマシですが。

 ちなみにクロードのことを順調だとか言っていますが、もちろん本心です。

 将棋にたとえるなら、クロードは飛車のような駒です。

 敵陣で成る=神の声みたいな感じです。

 アリスのせいで何手かは遅れましたが、それでも順調に成ることができるなら結果オーライってなモンです。

 神からすれば、その飛車がプライベートで桂馬とイチャつこうが銀と男女の関係になろうが、さらにドロドロになろうが知ったこっちゃないというスタンスです。

 飛車は敵陣奥で相手の王将を狙える位置に到達すればそれでいい。

 桂馬はきっちりと跳ねればいい。

 銀もそれなりに利けばいい。

 それが神の考え方です。



 本作のコンセプトは『神とセカイに対するスタイリッシュな意趣返し』です。

 それに対応するために心までは読み取れないという設定にしました。

 アリス(メイス)が勝つのか?

 それとも……?

 そんな話が作りたかったんです。



 ちょっとネタバレが過ぎましたかね。 

 それでは後編へ続きます。

 これからもどうぞよろしくお願いします。




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